躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

三角たんぼ

2006-09-04 22:21:10 | Weblog
三角田んぼ
(写真:とうちゃん)

昨日は、都内の友人が遊びに来てくれて、
谷津田の風景も見せたかったので、私が借りている三角田んぼに案内をした。
上の写真は以前のものだけど、田んぼの広さはもちろん変わらない訳で、
友人が思ってた以上に狭くて、あっけにとられているような気がした。
友人「どのくらいの量採れるの?」
私「多分30キロくらいかな~。」
友人「・・・・・」
ねえ、笑いをこらえていない?
いいのよ~、町内の友人は声を出して笑ったもの。
笑う気持ちは良く分かるの。
大騒ぎして、たったこれだけじゃねえ。
でもね、この広さでも、田植え(手植え)をしている時には、
あ~このくらいの田んぼにしておいて良かったと、つくづく思ったものよ。
なんでもそうだけど、考えてるのとやってみるのは大違い。
特に、野良仕事はね。
それに、責任持って収穫までするのって本当に大変なことだと、
こんなお遊び田んぼでも、私たちも今年は良く分かったよ。
あっ、まだまだこれから収穫の作業がたくさんあるので、
まだ本当には分かってないはずね。
それでも、私達のは趣味だから気楽に楽しめる。

家の周りの田んぼでは、機械での稲刈りが始まった。
稲刈りは天候を読み違えると、雨に当たって刈取りがずれて、
倒れたのが水に濡れて発芽してしまったりするそうだ。
稲の実りと天候を見てする。

今日、農家の友人が、田んぼの側で休憩しているのと出くわした。
彼女は、事故に遭って足の骨を折り、やっと治ったばかり。
先日会った時にはまだ腫れが引いていなかった。
稲刈りのほとんどはご主人が機械でやってしまうけど、
隅に残った稲を手刈りしたり、籾の入った袋を移動したり、
その他の雑用は彼女の仕事になる。
足は大丈夫?と聞くと、大丈夫と答えたけど、顔はやつれていた。
いくらなんでも、いつもの年のようにはやっていないと思うけど・・・
今年一年の大きな収入源なのだから、無理をせざるを得ないだろう。

別れ際に、彼女が「稲刈りばかりじゃ済まないからね。」と、ぽつんと言った。
そうなのだ、籾を玄米にするまでに、乾燥機にかけたり籾摺りしたりで、
30キロもある袋を、
一人で持って、あっちからこっちにと移動する。
それを、200袋も!
今年はどうするのだろうか。
30キロでは、私はとても手伝ってあげるとは言えない。
なん袋も繰り返すとなると、10キロくらいがいいとこかなあ。
もちろん、向こうも足手まといはお断りだろう。
誰か代わりの人が見つかって、
今年だけでも、友人が重労働から逃れられるといいのだけど。