躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

スパイダーマンⅢ

2007-06-20 21:43:33 | Weblog
青梅の古民家にて「オーブ」?
(写真:とうちゃん)

ヒーリングダンスの大村先生推奨の映画『スパイダーマンⅢ』を、
車で20分の隣町の映画館までとうちゃんと見に行った。
映画館なんて、ひっさしぶり。
隣町のプチ田舎の街には、
いくつかの映画が同時に上映できるように、会場がいくつもある映画館(こういうのはなんていうの?)があるのです。
ラッキーなことに字幕スーパーの『スパイダーマンⅢ』は一日に一度だけ上映されていた。
吹き替えではつまらなくなるものね。
でも、会場が狭ので(100席くらい)、後ろの席に座らないと画面全体が同時に見えないほど。
でもでも、15人程度しか観客がいなくて、空気は綺麗し、前の席に頭がないしで快適でした。
おまけに、途中でフィルム(いまでもフィルム?)が切れたのだろうか、画面が真っ暗になって中断が2回。
とうちゃんは、トイレタイムに丁度良かったといっていたけど、
見終って出るときに、おわびにと無料の特別鑑賞券が配られた。
今日は、1000円のサービスデーだったのにね。
うふふ、プチ田舎の映画館はいいよ。

と、ここまでは本当はどうでもよくって、『スパイダーマンⅢ』。
スパイダーマンなんてどこかで聞いたような・・・程度しか知らなかった。
ヒーローものなのね。
でも、大村先生は、自我を取る映画として見てくるようにとおっしゃたので、
善悪というより、自我と本当の自分との戦いとして見た。
う~ん、作者がそこまで深く狙っていたかどうかはともかく、
娯楽映画にここまで精神性を盛り込まれているとは!
『スパイダーマンⅢ』で泣いたのは私だけだろうか?

黒い蜘蛛の糸が自我を表していて、
自我が感染してどんどん増幅していく様子が描かれている。
自我を取るのがいかに大変かも。
それから、音で自我が壊れて行くのが興味深かった。

主人公が自我との葛藤に苦しんでいる時に、優しい叔母さんの言葉。
「まずは一番難しいことから始めなさい。自分を許すことよ。」
ヒーローものでこの言葉は泣けるよ。

「どんなに葛藤に苦しんでいても、必ず乗り越える道は見つかるものだ」映画の中誰かの台詞を私流に。
それから、本当の自分に戻ろうとする時に何よりも力を与えてくれるのは、真の愛なのだと思ったよ・・・私の言葉だと陳腐だなあ。

とにかく良い映画でした。

まだまだ自我だらけの(本当の私じゃない)私は、自我取りのヒーリングダンスを頑張ろう・・・て、楽しんでるんだけどね。