躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

車中にて

2007-06-12 22:59:34 | Weblog
電車で出かけた。
ボックス席の通路側に腰掛けた。
斜め前のおばあちゃんが私の横のおばちゃんに(つまり、おばあちゃんの前の人)、
この電車は○○駅に止まるかどうか聞いた。
そこから、始った。
初対面なのに、おばちゃんとおばあちゃんの会話の盛り上がりがすごい。
お互いに電車を乗り間違えた時の話が、延々と続く。
「日本語がしゃべれるんだから、どれかに乗れば行けないことはないだけど
どの乗換えが便利かなんて分からないのよ~。」
{おばちゃんの声は車両中に響き渡る。
私(やれやれ、こちらは朝5時から草刈2時間してきて、電車で眠ろうと空席を見つけてすわったのに)

おばちゃんは威張り屋さんでもあったらしい。
しばらくだべった後、
おばあちゃんが、「奥さんは頭が良くて機械には強いんですね。」と言っている。
お~、意外だなあ。)
おばちゃん「そうですよ、ドライバーも使えますよ。」
(なぬ?)
おばあちゃん「それはすごいですね。」
(え?)
おばあちゃん「では、ビデオテープも一人で使えるのでしょ。」
そりゃあ機械ではあるけど・・・)
続けておばあちゃん「私は、ボタンを押しても絵(画面)が出るまで心配で。」
おばちゃん「あんなの簡単ですよ。」と鼻高々で使い方の説明が始った。
相変わらずの大声。
(ふえ~、せめてDVDの話にしてくれ~)

そのうちに、携帯の大きなチャクメロ。
おばちゃんは当然のようにバッグを開けて取り出した。
待ち合わせの人が1時間早くに着いてるようだ。
まるで隣の車両の人とでも話すような大声で「11時半よ。」と叫んでいる。
「まったく、1時間も待ち合わせ時間を間違えるんだから~。」と電話を切った。
(きっと間違えたのはあなた!)
おばあちゃん少し強気で「おくさん、電車に乗る時は、電話のスイッチを切った方が良いですよ。」
おばちゃん「だめだめ、スイッチなんか切ると、次にちゃんと動かせないのよ~。」
(ありゃ、機械に強いんじゃなかったの?)

それにしても年の功。
おばあちゃん、よくもまあ、おばちゃんを立てて話を聞いてあげたこと。
私は眠れないし、耳元の大声。疲れましたわ。