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読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

映画「エンジェル ウォーズ 」予備知識なしでこの世界観を楽しみたい

2011-04-20 19:07:08 | 大作映画ハリウッド系
「エンジェル ウォーズ 」★★★☆
エミリー・ブラウニング 、アビー・コーニッシュ 、
ジェナ・マローン、ヴァネッサ・アン・ハジェンズ、
ジェイミー・チャン出演

ザック・スナイダー監督、
110分、2011年4月15日公開
2011,アメリカ,ワーナー
(原作:原題:SUCKER PUNCH)






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初登場7位とちょっと寂しいスタートとなった、
今はこのような映画を躊躇する傾向が影響してるのか。


「予告を見てもどんな映画か
詳しくは分からなかったが
確かにこれは短時間では
説明不可能な映像世界、
精神病院に閉じ込められた
美しいエンジェル達が空想世界で
武器を取って強大な敵と戦う
まさに荒唐無稽な映画が出来上がった」



様々な事情で精神病院に閉じ込められた
美しい少女達がそこから抜け出すため、
ベイビードール(エミリー・ブラウニング)の
強い意志に共感した少女たちは
空想の世界で自由への鍵を手に入れるため
命をかけて強大な敵と戦う。

女の子の空想世界に
ここまでやるのかと感じるほど凝った映像、

何が始まったんだ?
あまり説明してくれないから
こっちが勝手に想像して
いつの間にか
その映像の迫力に妙に説得させられてる。



何でも出来るんだな
最近の技術ってすごいな
改めてただただ驚くばかり、

だからと言ってストーリーは
ありがちなので
発想さえ確固としたものがあれば
相当出来の良い作品が出来るのを
この映画は証明してさえいる。

絶対に無理だ、
そんなことしたら死んでしまう、
こんなギリギリな状況ってなかなかないが
それでも何か理由をつけては
前に踏み出したり
現状を変えようとさえしない、
そんな日常を「それでいいのか」と
結構真面目に問われている気がした。

彼女達は脱出へのアイテムを手に入れることで
不可能と思えたことを
現実的なものに変えていく、
自分から一歩踏み出さない限り
自分の思い描く、
今とは違う自分は永遠に「もしも」の
世界の住人でしかないのだ。



まさにおとぎ話、
映画が終わり扉が閉じたとたん、
その夢物語は終わるけれど
なんだかちょっと勇気づけられる、
そんな映画のつもりじゃないので
余計と不思議な気持ちだ。


★100点満点で70点

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ザック・スナイダー監督は「ドーン・オブ・ザ・デッド (2004)」「300 <スリーハンドレッド> (2007)」などがある。


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映画「再生の朝に -ある裁判官の選択-」車の窃盗で死刑になる国家は、日本から遥か

2011-04-19 22:17:09 | ミニシアター系映画
「再生の朝に -ある裁判官の選択-」★★★
ニー・ダーホン、メイ・ティン、チー・ダオ、
ソン・エイシェン、ジェン・ジェン出演

リウ・ジエ監督、
98分、2011年3月5日公開
2009,中国,アルシネテラン
(原作:原題:透析 )






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「舞台は1997年、中国・河北省、
北京のお隣ので暮らす裁判官のティエン(ニー・ダーホン)は
事故でひとり娘を亡くしてしまい
気力を失っていた。
そんなときひとつの裁判を担当する、
前例に従って淡々と仕事をこなすが
果たしてそれでいいのかと考え始める」



裁判官の服を脱いで
マーケットで夕食の食材を買ってる姿は
うらぶれた、じいさんそのもの、
妻が待つアパートも
赤貧という言葉を連想させるほど。

娘を亡くしてから
生きる気力を無くした妻の身の回りの世話が
彼の正気を保っているような
きっと彼の見る世界は
モノクロの希望という色さえ無いだろう。



そんな時、彼は車2台の窃盗で捕まった青年の
裁判を担当した、
これまでの事例に沿うと
なんと彼は「死刑」にあたるようで
淡々とそのように裁判も進み、
事なかれ主義の集まりのように映る
裁判官達も事の重大さを気に掛けることもなく
青年は銃殺の当日を迎える。

ここに腎臓を患う有力者が登場し
話は少しだけ複雑になるが
それはそれほど大したことじゃなく、
やはり自分の考えていたのは
窃盗は犯罪には違いないが
それで「死刑」って
そんな法制度何だろうということ。



先日、名古屋では若い女性を男3人で監禁し
殺人に至った判決が
死刑から無期懲役に変わった、

「殺人被害者が1人の事件で死刑が
やむを得ないとまで言えない」


そんな日本からしたら
中国の実際の判決かどうかは不明だが
海を隔てただけで
大きな違いがあるのは
それをただ単に、お国事情とは言い切れないと。

無気力に陥っていた主人公は
何故最後にその死刑の執行を身を挺して
止めたのか、

詳しくは語られなかったが
なんか分かる気がした。

事故で簡単に奪われる命があり
今、目の前には自分が命運を握る命がある、
自分の出来る最善を尽くそう
当然のことのようにも思えるが
ふと日常を振り返れば
流されていることの多さを思う。



この映画はラストに希望を見せるが
だからといって
劇場をすっきりとした気分で
出ていけるような軽い映画ではない
でもこんな映画もたまには良いなと。

★100点満点で65点


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近代化の波から取り残されたような街
行ったことも、たぶん行くこともないだろう見知らぬ街を見る楽しさ


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カンヌ映画祭*ブラッド・ピットの新作他出品で賑わう

2011-04-17 19:29:31 | インポート
カンヌ映画祭*ブラッド・ピットの新作他出品で賑わう





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今年は5月11~22日の日程で開催される
「第64回カンヌ国際映画祭」での
出品作品が発表された。



<コンペティション部門>

「Le Havre」アキ・カウリスマキ監督(フィンランド)

「朱花(はねづ)の月」河瀬直美監督(日本)

「The Tree of Life」テレンス・マリック監督(米国)

「一命」三池崇史監督(日本)

「Habemus Papam」ナンニ・モレッティ
「Melancholia」ラース・フォン・トリアー監督(デンマーク)



三池崇史監督の「一命」は3Dの時代劇となっているようだ、
河瀬直美監督は海外での評価が高いが
自分的には何故なのか分からない、
ちっとも面白と感じないからだけど
「分かる人には、分かる」のだろう。


期待したいのは
「The Tree of Life」
テレンス・マリック監督(米国
)←クリックすると予告篇に飛びます
日本人にはちょいと複雑なガダルカナル戦を描いた
「シン・レッド・ライン」は忘れられない作品だ。
画面に見えたもの以上を語る映像を
早く見たい。



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東京国際映画祭って世界からどのくらい
注目されてるんだろう?

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映画「神々と男たち」それでも神は沈黙を守るのか

2011-04-16 00:09:02 | ミニシアター系映画
「神々と男たち」★★★☆
ランベール・ウィルソン、マイケル・ロンズデール、
オリヴィエ・ラブルダン、フィリップ・ロダンバッシュ出演

グザヴィエ・ボーヴォワ監督、
101分 、2011年3月5日公開
2010,フランス,マジックアワー、IMJエンタテインメント
(原作:原題:DES HOMMES ET DES DIEUX/OF GODS AND MEN )






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「かつてフランスの植民地だった
北アフリカのアルジェリア、
そこに地元のイスラム教徒と
フランス人修道士が宗教を超えて交流し
畑で採れたもので日々の生活をしながら
平和に暮らしていた。
しかしイスラム原理主義者との内戦が勃発し
外国人も襲われ始めた」



この地に残って自分の役目を果たすべき、
殺される為にこの地に来たわけではない、
そんなふうに修道士達の間でも意見は分かれるが
結局はこの地に残り
今まで通りの生活を続けていくことを決め、
畑を耕し、僅かな食料を分け合って
皆でためる慎ましい食事に喜びを見出していた。

けれど彼らの元にも武装集団がやってきて
薬品を欲しがったり
医者を連れていくと迫るが
彼らは頑としてはねつける。


緊張感と修道士達の思惑を含んだ
ひっそり交わされる視線が
何かを語る、
結局自分には「祈り」を
彼らと同じには感じられない、
信仰に支えられた暮らし
生き方ってどんなだろう



この悲劇的な事実を知って
その思いはさらに強くなる
神の御心って
どこで示されているのか。



アフリカはかつて植民地として搾取され
その歴史はきっと人々の心に刻まれているだろう、
その思いってどんなだろうか、
だからこそ現地の人たちと同じような暮らしをし、
地道に活動することが求められたのだろうか
それにしても信仰の強さは
理解できない。

あんなふうに地元に
根を下ろしたようにしていても
最終的には周囲の人たちは
彼らを守ってはくれなかったのだ、

そんなふうに考えると
暗澹たる気持ちになるが
そのあたりに宗教を求める「何か」があるような気がした。



★100点満点で70点

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北アフリカってあんなに雪がふるんだ。

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映画「塔の上のラプンツェル」キレイキレイなおとぎ話

2011-04-14 22:44:43 | 大作映画ハリウッド系
「塔の上のラプンツェル」★★★☆
マンディ・ムーア、ザカリー・リーヴァイ 声の出演

バイロン・ハワード、ネイサン・グレノ監督、
101分 、2011年3月12日公開
アメリカ,ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
(原作:原題:RAPUNZEL)






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「3Dの必要あるんだろうか、
あの重いメガネを時々持ちあげて
スクリーンを見るけど
メガネ無しの時の美しい色を見ると
もっと3D向けの映画に絞って欲しいと
そんなことをこの映画を見ている間に
何度も感じた」



3Dという上映方法に好き嫌いはあっても
今回のこの映画を見て感じたのは
ディズニーに求めるもの
ほぼ全ての要素をまんべんなく取り入れ
文句のない出来上がり、
けれど大人の目線で鑑賞すると
物足りない、それが素直な感想。



“髪長姫”としても知られる
グリム童話のヒロインを
ディズニーらしくアレンジして
18年間高い塔の上に幽閉されていた少女が
外の世界へ飛び出し
ダムが決壊して大量の水から逃れるあたりは
まさにアクションアドベンチャー。

これはホント良くできていて
メガネの薄暗さがなければ
もっと楽しめそう、

どこかに文句つけようと
斜に構えてたらつまらない
ディズニランドへ行った時のように
おとぎの国を楽しもうとしたいなら
この映画は最適といえる。


これってとのうちミュージカルとして
舞台化でも狙っているのか
歌がちりばめられ
彼女の長い髪が画面狭しと
しなやかに動きまわる。
こういう動きとかをクリエイター達は
真剣に話し合いながら作っているのだろう。

でも結局自分的には
あまり楽しめなかった

なんだかあまりに毒がなくて
けれどディズニーにそんなものを
求める方が間違ってるのかもね。



★100点満点で70点

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実はお姫様の主人公が出会い、恋に落ちるのは
若い泥棒という設定、これでいいの?
時代は変わっていくということ・・・?


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