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読書と旅行と柴犬のブログ
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書籍「華竜の宮」遥か未来25世紀の地球

2011-04-25 00:09:11 | 読書の時間
「華竜の宮」★★★★
上田 早夕里 著 ,
早川書房、2010/10/22、初版
( 592ページ , 2,100 円)



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「この本もTVの週刊ブックレビューで紹介され、
その場にいた選者の全員が絶賛していたので
さっそく注文して届いた本は
上下段の分厚い本で、
久し振りのSFで読み切れるかという不安と
これが面白かったら
この本の厚さは楽しみだという気持ちで
さっそく読み始めた。」



陸地の大半が水没した25世紀の地球、
僅かに残った土地に住む陸上民と
遺伝子変化で海に適応した海上民が暮らし
現在では考えられない生態系が登場している。

読みながら
よくこれだけ考えたよな
そればかり思った、

人間の想像力の豊富さを存分に味わう。
そうしながらも
これは日本では映画化できないだろうな、
ハリウッドあたりなら
この仮想世界を表現してくれるかも。


今回の震災もあって
地球と人間なんて壮大なテーマも
今は身近に感じられる、

「快適」を文明の進化のように考え
地球はどんどん人間にとって
小さくなって
もっと早く、思うがままにと
自分達の自由になると奢ってきてしまったのかも
そんなことを考えながら
本の中で展開する未来の地球を頭の中で想像した。


映画でもそしてこの本でも
自分達人間はどうやら
平和的に共存共栄が苦手のようで
争いあったり
他から抜きんでようと
競い合ったりしている、
そしてそんな映像をスクリーンで見たり
本で読んでも納得できるのは
今までの歴史に由来してるからだろう。

遠い未来は頭に描けないが
もっと身近なところで
地球とうまくやっていくことを
これから考えるべきなんだろうなと
この壮大なSFを読みながら
あれこれ考えたとても貴重な読書体験だった。



こういう世界を描ききったこの作品は
素晴らしく、
またSFも良いなと感じた。


★100点満点で80点

soramove
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そういえば以前はよく星新一を読んでたな。
久し振りになんか読んでみようか。


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