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映画「ダンシング・チャップリン」監督からの全編ラブレターだ

2011-04-27 19:09:11 | 邦画
「ダンシング・チャップリン」★★★☆
ルイジ・ボニーノ、草刈民代、
ジャン=シャル・ヴェルシェール、リエンツ・チャン出演

周防正行監督、
131分 、2011年4月16日公開
2011,日本,アルタミラピクチャーズ、東京テアトル
(原作:原題:ダンシング・チャップリン)






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「予告編を見た時
この映画はバレレの舞台「 ダンシング・チャップリン」を
作り上げる過程を描いたものだと思っていた。
実際映画を見たら、監督がチャップリンの息子に会って
交渉する姿やもちろんバレエの練習風景、
そして映像にするための見せ方などを練り上げる前編と
5分の間をあけてのバレエの舞台の映画的な再現という
ちょっと変わった映画になっていた」



表向きのこの映画の製作意図は知らないが
監督は結局自分の妻のバレエの引退記念の映画を
作りたかったのだろう

もう少ししたらバレエを踊るには
厳しい年齢となる美しい妻の今を
映像に残したい、きっとそんな映画。

だから全編これは監督のラブレターだ。


バレエの舞台を一度も見たこともない自分にも
「 ダンシング・チャップリン」の舞台は
見たくなるようなものだった、
やはりそこにはチャップリンがいるからだろう。
舞台の映画化についての
あれこれを見るのは面白かったが
だからといって映画としてどうかと考えると
こんなの前半部分はメイキングで
TVで映画宣伝の一環として放送してもいいくらいの
普通のドキュメンタリーだった。



そのあたりは不満と言えば不満

ただしその苦労がこのように
舞台に反映されているのだと
すぐに分かるので、これは構成の勝利なんだろう。



けれど自分達観客は常に受け手だから
その出来上がりを楽しみに待ち、
そして出来上がったら劇場で見るだけだ、
だからこそこの作品は映画としては
非常に中途半端な感じがした。

しかしあのつま先立ちって
どうなってるんだろう、
心の中では「痛い!」って悲鳴をあげてるんだろうな、
そこに「美」を見出し
人間の肉体の限界の美しさを表現しようと
日々鍛錬することの
その壮絶な肉体と精神の葛藤に思いを馳せた。

良い作品なんだろうが
自分はいまひとつ楽しめなかった。

やっぱり自分は『Shall We ダンス?』のような
映画らしい映画が好きらしい。


★100点満点で65点


soramove
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もういっかい『Shall We ダンス?』を見たくなった、
こちらは名作です。



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