「再生の朝に -ある裁判官の選択-」★★★
ニー・ダーホン、メイ・ティン、チー・ダオ、
ソン・エイシェン、ジェン・ジェン出演
リウ・ジエ監督、
98分、2011年3月5日公開
2009,中国,アルシネテラン
(原作:原題:透析 )
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「舞台は1997年、中国・河北省、
北京のお隣ので暮らす裁判官のティエン(ニー・ダーホン)は
事故でひとり娘を亡くしてしまい
気力を失っていた。
そんなときひとつの裁判を担当する、
前例に従って淡々と仕事をこなすが
果たしてそれでいいのかと考え始める」
裁判官の服を脱いで
マーケットで夕食の食材を買ってる姿は
うらぶれた、じいさんそのもの、
妻が待つアパートも
赤貧という言葉を連想させるほど。
娘を亡くしてから
生きる気力を無くした妻の身の回りの世話が
彼の正気を保っているような
きっと彼の見る世界は
モノクロの希望という色さえ無いだろう。
そんな時、彼は車2台の窃盗で捕まった青年の
裁判を担当した、
これまでの事例に沿うと
なんと彼は「死刑」にあたるようで
淡々とそのように裁判も進み、
事なかれ主義の集まりのように映る
裁判官達も事の重大さを気に掛けることもなく
青年は銃殺の当日を迎える。
ここに腎臓を患う有力者が登場し
話は少しだけ複雑になるが
それはそれほど大したことじゃなく、
やはり自分の考えていたのは
窃盗は犯罪には違いないが
それで「死刑」って
そんな法制度何だろうということ。
先日、名古屋では若い女性を男3人で監禁し
殺人に至った判決が
死刑から無期懲役に変わった、
「殺人被害者が1人の事件で死刑が
やむを得ないとまで言えない」
そんな日本からしたら
中国の実際の判決かどうかは不明だが
海を隔てただけで
大きな違いがあるのは
それをただ単に、お国事情とは言い切れないと。
無気力に陥っていた主人公は
何故最後にその死刑の執行を身を挺して
止めたのか、
詳しくは語られなかったが
なんか分かる気がした。
事故で簡単に奪われる命があり
今、目の前には自分が命運を握る命がある、
自分の出来る最善を尽くそう
当然のことのようにも思えるが
ふと日常を振り返れば
流されていることの多さを思う。
この映画はラストに希望を見せるが
だからといって
劇場をすっきりとした気分で
出ていけるような軽い映画ではない
でもこんな映画もたまには良いなと。
★100点満点で65点★
soramove
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近代化の波から取り残されたような街
行ったことも、たぶん行くこともないだろう見知らぬ街を見る楽しさ
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リウ・ジエ監督、
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北京のお隣ので暮らす裁判官のティエン(ニー・ダーホン)は
事故でひとり娘を亡くしてしまい
気力を失っていた。
そんなときひとつの裁判を担当する、
前例に従って淡々と仕事をこなすが
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裁判官の服を脱いで
マーケットで夕食の食材を買ってる姿は
うらぶれた、じいさんそのもの、
妻が待つアパートも
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娘を亡くしてから
生きる気力を無くした妻の身の回りの世話が
彼の正気を保っているような
きっと彼の見る世界は
モノクロの希望という色さえ無いだろう。
そんな時、彼は車2台の窃盗で捕まった青年の
裁判を担当した、
これまでの事例に沿うと
なんと彼は「死刑」にあたるようで
淡々とそのように裁判も進み、
事なかれ主義の集まりのように映る
裁判官達も事の重大さを気に掛けることもなく
青年は銃殺の当日を迎える。
ここに腎臓を患う有力者が登場し
話は少しだけ複雑になるが
それはそれほど大したことじゃなく、
やはり自分の考えていたのは
窃盗は犯罪には違いないが
それで「死刑」って
そんな法制度何だろうということ。
先日、名古屋では若い女性を男3人で監禁し
殺人に至った判決が
死刑から無期懲役に変わった、
「殺人被害者が1人の事件で死刑が
やむを得ないとまで言えない」
そんな日本からしたら
中国の実際の判決かどうかは不明だが
海を隔てただけで
大きな違いがあるのは
それをただ単に、お国事情とは言い切れないと。
無気力に陥っていた主人公は
何故最後にその死刑の執行を身を挺して
止めたのか、
詳しくは語られなかったが
なんか分かる気がした。
事故で簡単に奪われる命があり
今、目の前には自分が命運を握る命がある、
自分の出来る最善を尽くそう
当然のことのようにも思えるが
ふと日常を振り返れば
流されていることの多さを思う。
この映画はラストに希望を見せるが
だからといって
劇場をすっきりとした気分で
出ていけるような軽い映画ではない
でもこんな映画もたまには良いなと。
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近代化の波から取り残されたような街
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