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映画「バージニア・ウルフなんてこわくない」本物の大スターの訃報

2011-04-10 00:09:36 | ミニシアター系映画
「バージニア・ウルフなんてこわくない」★★★
エリザベス・テイラー, リチャード・バートン,
ジョージ・シーガル, サンディ・デニス 出演

マイク・ニコルズ 監督、
135分 、`67年公開、米
(原作:原題:Who's Afraind of Virginia Woolf?)






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戦後のハリウッドを代表するアメリカ人女優、
エリザベス・テーラーさんが3月23日に
死去したことが分かった。米メディアが伝えた。
79歳だった。

彼女に2度目のアカデミー主演女優賞を
もたらした作品をwowowで見た。



「久しぶりのモノクロ映画、
大学総長である父親の開いたパーティーの後、
その娘夫婦の家に招かれた
新任の教師夫妻との危険な会話が
それぞれの夫婦の関係を明らかにしていく」



もともとたぶん舞台劇なのだろう、
映画にするにしては
昔のTVドラマのように
舞台は3場面だけで
あとは感情的な皮肉や軽蔑的な言葉の応酬。



「ファックユー」という言葉が
初めて映画で使われたという、
過激な会話や夫婦のそぶりが
いくつかの州で上映禁止になるなど
かなり過激な映画として
話題になったというが
今こうして見ると
罵り合う姿や言葉に不快な気分がするが、
だからと言ってこの映画のどこに
禁止するほどの不道徳的なものは感じられない。



そうやって様々な表現は
変化していくのだろう、
エリザベス・テーラー演じる
大学総長の娘であるマーサは
一見奔放で他人の前でも夫を罵倒する、
けれど次第にそんな二人を繋ぐ糸が見えてくる、
そしてそれも脆い夢のようなものだったと。



大学総長の娘と結婚しながら
まだ学部長にもなれない夫と、
ついに子供を持てなかった妻、
二人からみれば新任の教師夫婦は
限りない可能性が見えるだろう、
けれど誰かと自分を比べても
何も得られないのだ。



だからちょっとした皮肉や
軽蔑的な言葉に
誰もが耐えながら、
うまくやり過ごすしかないのだろう。


せっかく見始めたので
最後まで見たが
とくに心に響くこともなく
せっかっくのエリザベス・テーラーも
全く美しくなく
これなら「クレオパトラ」でも見るべきだったか。



★100点満点で60点

soramove
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本作品でエリザベス・テーラーは1966年度アカデミー賞主演女優賞を受賞。
同時にサンディ・デニスも助演女優賞を受賞している。

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