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読書と旅行と柴犬のブログ
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ヤプログから引っ越してきました。

2006年インド旅行記②ムンバイ

2006-07-26 01:00:21 | 2006インド旅行
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2006/3/15 ムンバイ2日目

プリンス・オブ・ウェールズ博物館→インド門、タージマハル・ホテル→ホテル

プリンス・オブ・ウェールズ博物館は、
1905年にイギリス皇太子訪印に合わせて造られた.
インド・サラセン調の豪奢な建物。
中に入る前にため息が出る、
先程車中から見たスラムの光景がまだ生々しく、
100年も前に既にこんな立派な建物を造る一方で
人間の暮らす場所があまりに粗末で
無力感を覚える。

気を取り直して入場。
エレファンタ島のシヴァ神像やブッダをモチーフの
レリーフなど、館内は広く涼しいのでゆっくりと見て回った。

博物館を出てインド門に向かう、
日差しは強いがカラッとしていて
海の匂いが空気に交じり、それに微妙に香辛料の香りが
加わってインドに来たんだなと実感。

インド門は、海をバックに存在感たっぷり、
多くの人が何するでもなくぶらぶらしている。
この日、ホーリーと言うお祭りで色んな色の粉をお互いに
掛け合い、赤や黄色の全身染まった人がかなり居て、
粉をかけられないように何度か逃げ回った。

そして振り返ると声を上げてしまうくらい圧倒的な
存在感で建つのが「タージ・マハル・ホテル」だ。
この区画だけは異空間のように、
人を寄せ付けないような雰囲気。
ゴージャスってこういうことを言うんだなと感じた。

泊るには宿泊代金が高すぎなので、トイレ休憩に中に入る。
ロビーのソファーは自分のような
ちょっと体験タージという人で占領されている。
異空間を堪能すべくアーケードを見て歩き、
プールをチェック、絵葉書を購入。

海外に来ると貧富の差というのがあまりに
あからさまで混乱する。
日本では差こそあれそれほど感じないのに、
この違いはどうだろう。

ホテルに戻って屋上のレストランでコーヒーを飲む。50ルピー約150円。
明日は早朝から移動、デリー経由でこの旅の目的地ベナレスだ。

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新作DVDオススメ「クラッシュ」「ALWAYS 三丁目の夕日 」必見!

2006-07-25 00:15:48 | 記事リバイバル
レンタル開始のオススメDVD

「クラッシュ」★★★★
サンドラ・ブロック、ドン・チードル、マット・ディロン出演

人はぶつかり合いながらも、すれ違う

こんなにも人でいっぱいの街の中
絶えず人と人はぶつかり合う。 
アカデミー作品賞受賞の傑作→詳しい感想はここをクリック!

★ドラマ性の高い作品なのでレンタル店の棚にそう沢山は並ばない、
見つけたらとりあえず、手で確保が必要。

このほか、以下の作品はどれもオススメ。
作品名をクリックすると過去記事にジャンプします。参考まで。

どれもまだまだ新作だけど、少し高くても早めに体験したい。

「ALWAYS 三丁目の夕日 」★★★★←
泣ける事必至、心の中の懐かしい風景に出会える

「博士の愛した数式 」★★★☆←
見終わったあと「何か」考えるそんな映画

「Mr.&Mrs.スミス 」★★★☆←
何も考えず文句なく面白い

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「隠された記憶」何気ない日常の裏には恐怖が潜んでいるのかもしれない

2006-07-24 00:20:41 | ミニシアター系映画
「隠された記憶」★★★
ジュリエット・ビノシュ、ダニエル・オートゥイユ 主演
ミヒャエル・ハネケ監督、2005年、イタリア オーストリア ドイツ フランス

穏やかな普通の暮らしをしている家庭に
届けられたビデオテープ。
そこにはその家族の家の様子が録画されていた。

何かの脅迫なのか、嫌がらせなのか
不安になる夫婦。

一見ビデオテープが届けられたことで
夫婦の間に微妙な感情のズレが生じたように見えるが、
それ自体は始めから内在していて
それが顕著になっただけかもしれない。

映画宣伝のコピーは「衝撃的な結末!」と
書いているが、そんな大袈裟なコピーにするより、
平穏に見える日常に潜むだれもが持つ
漠然とした不安のような、形や言葉にしにくい
ものをこの映画に見ることが出来ると、
そんなふうにもっとさりげないコピーの方がよかったんじゃないか。

ジュリエット・ビノッシュのエキセントリックな存在自体が、
この映画の雰囲気そのもののような感じがした。

何気ない日常に潜む悪意無き真実、
知っていること、知らないこと
無意識ながら他人に与えてしまう悪い影響、
そして民族間の過去の記憶。

仕方ないと言ってしまえばそれまでだが、
現代はただ普通に生きることさえ実に難しいようだ。

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「幸せのポートレート」サラ・ジェシカ・パーカーお目見え、及第点

2006-07-23 00:10:01 | ミニシアター系映画
「幸せのポートレート」★★★
サラ・ジェシカ・パーカー、ダイアン・キートン クレア・デインズ主演
トーマス・ベズーチャ監督、2005年、アメリカ

WOWOWに加入した頃、さかんに再放送をしていたのが
「SEX AND THE CITY」で、何故かハマってしまい、よくチェックして
見ていた、その主演のサラ・ジェシカ・パーカー主演の映画。

彼女はニューヨークで成功した
キャリア・ウーマン役で、
ほぼキャラのままの役、
ただ吹替えの声の印象が強いので
あんな高めの声は意外だった。

8人くらいの登場人物を巧みに描き分け、
それぞれの抱える問題というか、
それぞれの気持ちも何となく分る。
ラストはムリな展開だが、
まあ落ち着くところに落ち着いたということか。

何よりクレア・デインズがバスから降りてきたときは
線の細い女の子という感じは全く無く、自信を持った女性の雰囲気が
感じ取れて、意外な収穫だった。
彼女はこの映画の中で間違いなく輝いていた。

さて、期待のサラ・ジェシカ・パーカーは及第点というところか。
無難な映画を選んだからだが、
彼女のしなやかで強い部分は後者の強い部分ばかりが強調されて
ちょっと損をしている。

ただ、ラッキーだったのはしっかりとした脇を固める役者と
いい作品にめぐり合えたため、ダメージはなし。
複雑な現代の家庭の抱えるささやかで、それでも一大事を
軽快なテンポで見せてくれている。

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Γプルートで朝食を」主人公に慣れるのに時間がかかる

2006-07-22 00:20:04 | ミニシアター系映画
Γプルートで朝食を」★★★
キリアン・マーフィ 、リーアム・ニーソン主演
ニール・ジョーダン 監督、2005年、アイルランド イギリス

へドウィックは、歌で激しい「生」を表現したが、
この映画の主人公は、生き方自体が
世間との戦いのようだ。

女の子に生まれていたら、彼の生きる道は
もっと平坦だっただろうに、
それでも親友といえる人が側にいて、
救いとなったようだ。

誰でも自分の事を他人はなかなか分かってくれないと
感じているだろう、
でもそれは自分の望む自分を理解してもらいたいわけで、
他人の目に映る自分自身は同じものではないのかも知れない。

そんなふうにあやふやに感じるのに、
主人公はさらに厳しい道を歩いて行く。

中盤あたりから、やっと彼の外見と中身が一致し始め
見慣れてくる、ちょっとキレイに見えてくる。

この映画、結局何が言いたかったのか、
なんとなく幸せのような、そうでもないような結末は
この映画には合っているように感じた。

できたらもう少し美しい主人公であって欲しかったが
力強く生きていく様は充分美しかった。

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★見逃したくない作品という訳でもないので、
レンタルを待っても十分か。
こういう作品に不可欠な美形俳優は全然出ていないしね。