soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

「日本沈没」暇な時間があれば見てもいいかな。

2006-07-17 20:30:48 | 邦画
「日本沈没」★★★
草なぎ剛、柴咲コウ、豊川悦司 主演
樋口真嗣 監督、2006年


広島旅行中、せっかくなので映画でもと、
繁華街で見つけた「日本沈没」の看板。

広島宝塚588席と規模はまあまあ。
席も座りやすい。

映画はどうだろう、話題の大作だ。
地震に続いて道路が陥没し、家が崩れ火災が起こる、
CGと分かっていながらも、
実際を想像して恐ろしい気持ちになる。

「明日の希望や生きる権利は誰にだってある」
映画の中で総理大臣が言う言葉が、見て来たばかりの
原爆ドームと一瞬にして命を断たれた多すぎる人間の
無残な死が現実として立ちのぼって胸を締め付ける。

「何とかしないと」

映画の答えは勇気や守るべきものを自分の身を
捨てても守るというものだった。

その提示の是非はともかく、映画は多くのエピソードを
突っ込めるだけ突っ込めというように、
乱暴にあちこちへとさ迷い、
大切なものを果たして皆が気づいたのかどうかも
表面的になぞって突っ走る。

日本各地が大変な状態になっていく部分は
うまくこちらに迫って来るのに対して
肝心の人間があまりに薄っぺらで、
これでは映画の核の部分が抜けていて物足りなさだけが残る。

主演の草なぎ剛は、ドラマ性の高い作品では何とかなっても、
こんなスターの輝きで引っ張っていくような作品では、
華がなさすぎ。

★同感、もしくは他の意見は是非TBで、そしてここもクリック!よろしく。← ランキング参加中