soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

インドは手強かった! 旅のsora

2006-03-26 18:40:00 | 2006インド旅行
3月14日から13日間のインド旅行を終え
本日帰国。
朝日が昇る少し前、この表紙のように翼が紫とうすい黒に
縁取られ、雲の上を飛行する姿は美しかった。

①ムンバイ(ボンベイ)
映画「サラーム・ボンベイ」を見てから必ずこの目でどんな場所か
見たいと願っていた土地。

②バラナシ(ベナレス)
ヒンドゥー教の聖地には5日滞在、この生きとし生けるものの混沌とした土地は
インドに行くなら外せない旅行者にとっても聖地。

③アーグラー
世界遺産のタージ・マハルは息を呑むほど美しいという
形容にぴったり。
同じインドにあるとは思えない静謐さを持つ稀有な存在。

④ニュー・デリー
駅前のバザールやオールド・デリーなどに見所はあるが
他は大都市そのもの。

定価はなく、旅行者にとっては全てが交渉という
なんとも不自由な毎日。
疲れた心にこれが徐々に効いてくる。
これを乗り越えられるかどうかが、個人旅行を楽しめるかどうかの鍵。

「だまされまくり」と怒っていた人もいたが
ちゃんと自分の考える価値で実に上手に交渉してる
女の子もいて、
自分探しを生ぬるい日本なんかでやってないで
インドでやってみろーと考えた暑いインドの雑踏の中。

旅のメモはこれから徐々に自分の記録として
書いていくが、とりあえずは帰国報告。
さて明日からはまた仕事だ。

孤独な夜に考えたこれからの自分のイメージに
近づけるように、そしてちゃんとできているか
時々は立ち止まって考えたい。

★このブログは現在何位かな?、クリック!他のブログもチェック!←


「波浪注意報」セカチューのリメイクをバンコクで観る

2006-03-26 17:40:14 | 韓国映画・アジア映画
「波浪注意報、My Girl and I」★★★
ソン・ヘギョ、チャ・テヒョン出演
チョン・ユンス 監督

タイのバンコクで韓国映画を観る。
しかもタイ語の吹き替え
いつもは韓国で理解できないハングルで
映画を見てるのでタイ語でも同じこと。

チャ・テヒョンの高校生役はムリがあるだろうと
思いつつも、そのうち気にならなくなる。
そしてだんだん分ってきた
これが「セカチュー」のリメイクだと。

韓国では日本のドラマや映画の
リメイクが割りと作られている。

似た設定のちょっとスケール縮小版というところ、
相手役のソン・ヘギョは、溌剌とした輝きをもっていて、
それが舞台となる海の近くの風景と合っていて
これからの運命が予想がつくので
悲しいくらいに眩しい。

全体的にコメディ色が強いが割りと楽しめた。
ハイライトとなるフェリーを待つ大嵐の待合室で
叫ぶシーンは、どうなるのかなーと見ていると
「助けてください!」は無かった。

この映画は今年の後半に日本でも公開予定。
ヒットはムリ、たぶんマイナーな公開になりそう。
韓国映画好き以外の人がこのリメイクを
お金を払って見ようと考えるだろうか。

バンコクの映画料金は時間帯にもよるが
この映画は80バーツ、約240円、これなら悪くない。

★エンタメ系のブログランキングに参加しています。参考になったら、クリックよろしく!←


「夜より暗き闇」ミステリーの範疇には納まらない秀作

2006-03-25 23:55:32 | 2006インド旅行
旅には文庫本を持って行き、
読み終えたらそっとホテルに置いてくる。
今回最初に読み終えた本の感想。

「夜より暗き闇」上下 ★★★★
マイクル・コナリー著

今回のインド旅行に持って来た本
セントレアから読み出した。

ミステリーの分野の本でありながら
この本では主に二人の男の
これまでの生き方と、これからを
丁寧に綴った人間を描いた小説だ。

事件は主人公ハリー・ボッシュと
同名の画家の描いた絵をめぐって
プロファイリングしていくと
どうしても彼が犯人に行き着いてしまうというもの。

本当にハリーが殺人を行ったのか。
主人公何だからまさかねと思いつつも
彼の生い立ちや現在の考え方は
人間の闇は計り知れないのだと思わせる。

派手さはないが、その分ご都合主義的な
辻褄合わせもなく、とにかくうまい作家だなと感じさせる。

まだ読んでいない本が多く翻訳されているので
これからも楽しめそうだ。


修行僧がいっぱい 旅のsora

2006-03-20 21:30:57 | 2006インド旅行
ここバラナシはヒンドゥー教の聖地とされ
一度はここを訪れ、沐浴したいと彼らは願うそうだ。

またここのガートで焼かれ、その灰をガンジス川に
流してもらうのは最高の死への旅立ちとなるらしい。

ここには髭も髪も伸び放題の
修行僧のような人を多く見掛ける。
生きている事の全てを祈りに捧げている。

そしてここではその修行僧もどきの
「インドに長くいまーす」と強く主張している
多くの日本人を見掛ける。

見かける日本人は大きく分けて二つ
ツーリストとインド人もどき

食堂でも大声で3等列車に乗ったらヒドイ目にあってねーと
なんだか嬉しそうにさえ聞こえる。
また修行してるんなら、静かに瞑想でもしていればいいものを
何故か数人で群れている。

なるべく安い所に泊り、なるべく長く旅を続ける

時間の束縛の無い旅はそれが基本だ。
でもどんなに頑張っても日本人なんだよね。
ここまで飛行機で来てるんじゃん。




バラナシ4日目 旅のsora

2006-03-19 12:47:10 | 2006インド旅行
ホテルを出て大体の位置関係をつかんで
川下のマニカルニカー・ガートに向かう。

途中の民芸品売り場やインド音楽の
CDやカセットを売っている店を覗きながら
人がやっとすれ違えるくらいの小路を
しばらく歩いていると「ゴールデンテンプル」と
書いた看板が見える。

方向は合っているなと確認して歩くが
何だかもうどっちから来たか分からなくなって来た。

すると少年が「ドコイク」と声をかけてくる。
普通は無視するところだが
「火葬場」と言うとこっちだと先を歩きはじめる。

視界が開けた所には薪がうず高く積まれている、
その向こうでは煙が上がっている。

「人が近づいてきて、何か説明をするけど答えてはだめだよ、
後でガイド料を取られるからね」
詳しい小僧だ。
3階建ての建物の2階から見下ろす、美しい布に包まれたものは
まずガンガーの水に数回浸され、その後薪の上に安置される。

火がかけられ、大きな炎に包まれると
くるんだ布の先端がめくれて足が見えた。

「もう充分だ」と思い来た道を引き返した。
灰になった体はこの後、ガンガーに流されるそうだ。

歩きながら思った。
もっと衝撃的で圧倒的なのかと思っていたが
あまりに淡々と行われ
日常のワンシーンのようで、明るい太陽の下
何も特別な事には感じられなかった。

しかしここには、訪れた者を捉える何かがある。
やはり普通に暮らしていては体験できない
インドの日常がここにあるからだ。


★このブログは現在何位かな?、クリック!他のブログもチェック!