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「イングロリアス・バスターズ」道徳的なことは忘れて勧善懲悪を楽しむ

2009-12-11 00:16:29 | 大作映画ハリウッド系
「イングロリアス・バスターズ」★★★★オススメ
ブラッド・ピット、ダイアン・クルーガー、ティル・シュヴァイガー、ダニエル・ブリュール出演
クエンティン・タランティーノ監督、152分 、公開日:2009年11月20日、2009年、アメリカ
(原題:INGLOURIOUS BASTERDS)




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「アルド中尉(ブラッド・ピット)率いる
ユダヤ系アメリカ人兵士の特殊部隊は、
バスターズ”と呼ばれ、各地でナチスを次々と始末していた。
これは架空のお話ながら、ナチを「悪」と描くことで
痛快なアクション映画になっている」



ほとんど事前の知識なしで鑑賞、
「キル・ビル」と似た作りだけど、
サスペンス色はこちらが上、
ただ最初からナチの兵隊の頭皮をナイフで
ギコギコと剥いでいくシーンにはビックリ、
バットで頭を殴るシーンなど
結構残虐なエグイシーンもあって
ブラピ大丈夫か?と気になった。

ナチの「ユダヤハンター」の異名をとる将校(クリストフ・ヴァルツ)と
ユダヤの隣人を匿っている農夫のやり取りなどは
ハラハラしてかなり良い出来、

作り込んだワンショットの積み重ねも
全体的には面白さを減らすようなことは無かった。

ただ凝った構図は、
自分たち素人が写真を撮るとき、
ちょっと普段とは違う写真を撮りたいときに
角度などにこだわった出来栄えの写真に似てなくもなく
そのあたりがこの映画を親しみやすくしている。

見ていて良いなと思うのは
観念的なものや胡散臭い道徳みたいなものを
あっさりと取っ払って、真に面白いものを作ろうと
子供みたいに自ら嬉々として作ってるのが
画面から伝わることだ。
そこにブラッド・ピットが居れば
映画の格も上がるというもの。

同じようなネタでも作り手と演者で
映画は随分と違ったものになる、
トム・クルーズが「ワルキューレ」で演じた
ヒトラー暗殺計画はどこまでも真面目な作りで、
ドキドキ感はあったが、
フィクションとしての映画的な楽しさはあまりなかった、
トムの真面目さが裏目に出た気がしたが
その点ブラッド・ピットの軽快さはなんとも気持ちいい。

とんでもないラストは史実とはかけ離れている
ただの映画じゃん、
そんな軽やかな笑い声が聞こえてきそうだ。
ちょっと長いが充分楽しめた。


★100点満点で80点


soramove
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