soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

書籍「キネマトグラフィカ/ 古内一絵(著)」20年という時間の長さと実感

2018-06-18 10:57:37 | 読書の時間
書籍「キネマトグラフィカ/古内一絵 (著)」★★★☆
単行本: 304ページ
出版社: 東京創元社 (2018/4/28)

<リンク:
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

キネマトグラフィカ [ 古内一絵 ]
価格:1728円(税込、送料無料) (2018/6/18時点)


>@

      →★映画のブログ     
どんなブログが人気なのか知りたい



「映画がフィルムだったころ、
老舗映画会社に勤めた同期六人。
働く事情も夢も、六人六様。
けれど自分の信じた道を必死に進んでいた。
あのころ、思い描いていた
自分になれているだろうか?
―二十年間、映画の変遷を
目撃してきた著者が贈る、
働く人すべての心を熱くする、
渾身の傑作!!。」

(出版社HPより)

始まりは1992年
なんか、ついこの間のようにも思えるが、
26年も前の事だ、
この経過した時間と自分の実感が
どうにも追いつかない。


この本の主人公たち
映画会社に同期入社の6人も
同じように感じ
だからこそ、その時代を
なんとなく共有できる気がする。

映画がフィルムからデジタルに移行し
シネコンなんてものも
無かった時代に
映画の営業や制作、買い付け等々
映画会社の様々な業務が
垣間見えるもの嬉しい。


TVドラマにすぐにでも出来そうな
分かりやすい人物設定

映画産業のうんちくと
女性の社会進出など
テーマになりそうなエピソードが
散りばめられていて
ありがちだなと思いながらも
結構前のめりに読んでいた。

今、働き方改革とか言ってるけど、
本来は他人に決めてもらうものじゃなく
やっぱり自分で勝ちとったり
選ぶものだと思う、

なんか違うなという違和感しかない。


やっぱり頑張る人の物語が好きだ、
根拠なく、応援したいし
その向こうに自分自身も見てるからだ、

傑作とか思わないが
有意義な読書の時間だった。

★オススメ度★
誰もが経験しただろう
仕事のあれこれが書かれていて
読みやすい作品となっている。

★100点満点で75点

soramove                    →  ★映画のブログ
                     どんなブログが人気なのか知りたい




最新の画像もっと見る