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「バンコック・デンジャラス 」ハリウッド的お手軽バンコク観光映画

2009-05-16 10:51:02 | 大作映画ハリウッド系
「バンコック・デンジャラス 」★★★☆
ニコラス・ケイジ 、シャクリット・ヤムナーム 、チャーリー・ヤン 演
オキサイド・パン 、ダニー・パン 監督、2009年、119分、香港




「引退を考え始めた凄腕の暗殺者が、
最後に選んだ仕事はタイのバンコクでの
4件の殺しの依頼だった、
このシリーズで世界各地で撮れそうな映画」



元ネタはタイの映画「レイン」ということだが、
ほぼ別の映画になっている。


綿密な分単位の計画を立て、
冷静に「暗殺」という仕事をこなす主人公、
バンコクという初めての土地でも
自分の決めた掟にしたがって
仕事の準備をし、
仕事をこなしていく、順調に終えるはずだったが、
少しづつ計画が狂っていく。


かなり綿密に計画したはずなのに
その計画がダメとなれば
水上マーケットで多くの人が居る中でも
銃をぶっ放して、
それまでの姿との落差にビックリする、
これで本当に腕利き?と。

薬局では彼の心を奪う人との出会いも
用意されているが、
展開が急すぎてと
ってつけたような印象を拭えない。

まあそんな細かいことをつつくよりも
そつのない作りの映画をただ楽しむのが
この映画の正しい見方。



バンコクという土地は自分も好きなので
楽しみにしていた、
ボクシングスタジアム、夜のパッポン、
水上マーケット、マーブンクロン、
ちょっとした観光映画っぽい要素もあり、
「休暇の延長でバンコクで映画でも撮ろうか」って
調子で出来上がったような感じだ。

この映画はバンコクじゃなくても
これを東京や上海や
どこに舞台を移してもそれなりに撮れそうな
お手軽映画だけれど、
だからと言って出来の悪い
つまらない映画でもないので
次の大作までのつなぎ的な映画というところか。



見ないと損とまでは言わないので
レンタルまで待ってもいいかな、
バンコクへ行ったことがある人なら
自分の行った場所が映ったりしていて
それだけでも楽しい。

元ネタの「レイン」は聾唖の主人公と
薬局で働く女性との淡い恋と
もっとギリギリの心情が描かれ
ドラマとしては元ネタのほうが面白い。

★100点満点で65点


soramove
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全体的にタイの人々を定型的に描いていて
まあ、心情を描く映画じゃないけど、もう少し踏み込んで欲しかったな。

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