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「ナルニア国物語第2章 カスピアン王子の角笛」子供向けです

2008-06-05 20:58:05 | 大作映画ハリウッド系
「ナルニア国物語第2章 カスピアン王子の角笛」★★★
ウィリアム・モーズリー、スキャンダー・ケインズ、アナ・ポップルウェル、
ジョージー・ヘンリー主演
アンドリュー・アダムソン監督、2008年、147分



この映画は家族で安心して見ることができる
子供の絵本のようなとてもお行儀の良い映画だ。

前作はライオンが喋り始めると同時に
気持ちが冷めてしまい
それ以降ずっと物語に入り込めず、
「子供だまし」くらいにしか感じなかった。

3部作と聞いて「次はないな」と思ったくらいだが、
劇場で予告編を何度も見るうちに
「今度は違うのかも」と思うようになった、
それくらい予告の出来は良かった。

そして今度はどうだったかと言うと、
出だしからダメだった、
はっきりと分かったのは、
役者が魅力的じゃないことが致命的なのだと。

贅沢なお金をかけた学芸会のようで、
吹き替えで子供がこのお伽話に
目を輝かせるならともかく
いい大人ならこの安くないバジェットで
それでも化け切れない
チープな役者の絵空事にはつきあえないのだ。


それが壮大な物語であればあるこそ、
当然ながら非現実的で
それをリアルに感じさせてくれる
映画の魔法もまったく客席まで届かない。

ではあれほど熱狂した
「ロード・オブ・ザ・リング」とどこが違うのだろう、
莫大な予算で大真面目に
非現実的な空間を作り出し、
夢の物語を見せるのも同じなのに、
決定的に違うのは、主人公の人格の掘り下げや、
脇を固める登場人物の御伽のリアルさあたりか。

ありえない空想の物語だと言ってしまえば
それまでだけれど、
そこには自分の思いを重ねられるある程度の
手の届きそうな現実を覗かせ、
自分も主人公たちと歩くような親密ささえ
感じられたが、このナル二アでは
そのあたりのリアルさが感じられない。

どこに欠点があるかといえば
やはり役者の魅力に大きな理由がありそうだ。


動物たちが話し出し、
現実ではちょっとありえない事は、
子供たちなら楽しめそうだけど、
やはりダメだったな、というのが
素直な感想だ。

たまったポイントで無料で見たのがせめてもの救いだ。

★100点満点で60点

soramove
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次は見ないと思うけど、2作見てるので
最後までお付き合いするかもしれない。

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