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soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
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「縞模様のパジャマの少年」少年の無邪気さが恐ろしい事実を際立たせる

2009-08-20 00:09:48 | ミニシアター系映画
「縞模様のパジャマの少年」★★★★
アザ・バターフィールド主演
マーク・ハーマン監督、94分、2008年、アメリカ 、イギリス

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「第二次大戦下のドイツ。8歳の少年ブルーノは
ナチス将校の父の昇進に伴い
ベルリンから田舎の屋敷へ引っ越し、
彼はそこでバジャマ姿で働く人たちを見つける」



高圧電線で囲まれた収容所で
強制労働をさせられているユダヤ人を、
親の言うとおりに戦争の「敵」と信じるが、
そこで自分と同じ年ごろの少年と言葉を交わすようになり
ふたりは友達になっていく。


そこで何が行われているかは
家族にさえ話せない秘密だった、
黒く立ち上る煙が人を焼却している煙とは
普通誰も考えつかないだろう、
のどかな田園地帯にはおよそ似つかわしくない
恐ろしいことがそこで行われていたのだ。



自分たちはそのことを歴史の事実として知っている、
でも少年にしてみれば、可愛がってくれる
父親が話す言葉を信じるのだろうし、
「知らない」ということが罪とも思えるが
実際にはどうしようもなかったことだろう。

では歴史を知ることに意味があるのか、
そこから本当に自分たちは学んでいるのか、
どうも素直にうなづけない部分もあって
自分自身の胸が痛む。

なんとも冷酷なラストで驚く、
でも映画の中で見ているから一人の命について
考えるが、戦争の狂気の中では
人間一人の命がいかに粗末にされたか、
とても悔しいし残念なことだ。


まだまだ世界のどこかで同じ民族同士が
銃を向けあっている、
だとしたら何を学んでいるのだろうね。

とても重たい映画だった、
でも見終えて戦争について、
そして人の命についてたまには
真剣に考えるのもいいだろう。


★100点満点で75点

soramove
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見る前から中身は想像できたが
ラストは意外だった。

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