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「MW -ムウ-」手塚修治虫の生み出したダークヒーローとは?

2009-07-21 00:09:46 | 邦画
「MW -ムウ-」★★★
玉木宏 、山田孝之 主演
岩本仁志 監督、2009年、129分




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手塚治虫、最大の問題作を実写映画化!


「16年前、ある島の島民全員が死亡する事件が発生。
生き残った2人の少年は、その後
1人は、神の道に救いを求め、教会の神父に。
そしてもう1人は、自分の壮大な計画を胸に
計画のためなら人殺しもいとわない人間に成長していた」



政府の計画で抹殺された同じ島の仲間の
無念さを胸にその秘密を暴露することが
主人公の計画かと思いながら見ていくが、
それにしても、こんな殺人も平気で行う
ダークヒーローは珍しい、
見てるほうも感情移入が難しいことは確かだ。


「秘密景気MWムウ」の存在を探りつつも
主人公の本当の狙いが
その実態を暴露することでは無いことが
だんだん分かってくるころ
ストーリーが急展開し、
そのあたりから急に映画を客観的に見始めた、
二重構造のストーリーながら
隠された主題に共感できなくて
醒めてしまった。


せっかく映画として表現するなら
かつて受けた迫害の苦しさや
そこから何故今のようなことを考えたのか
そのあたりの明快な説明と言うか
見せ方こそが「核」となるべきなのに、
そのただひとつの大切な部分がが良く出来ていないので
急な展開がどれも薄っぺらに
感じてしまうのだ。

またダークヒーローとしての主人公を演じる
玉木宏の感情のこもらないセリフまわしが
ものすごく気になった、

そういう演出かもしれないが
ここまで無機質な感じだと、
「しっかり仕事しろよ!」って気になってくる。

せっかくの手塚治虫原作の素材なら
もっと練ったストーリー展開と脚本が必要だった、
これでは劇画タッチの2時間特番って感じだ。
残念。

★100点満点で45点


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山田孝之もただ言われたことを演じてるってだけで
まったく活かされていないと感じた。

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