soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
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「チョコラ!」ケニアのストリートチルドレンのドキュメント

2009-07-12 00:09:09 | ミニシアター系映画
「チョコラ!」★★
ケニアのストリートチルドレンのドキュメンタリーフィルム
小林茂 監督、2008年、94分 、日本



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「タイトルを見て初めはアフリカの
チョコレート(カカオ)産出国の話かと思った、
劇場で予告を見たとき、
ストリートで暮らす子どもたちのドキュメントと知って
興味深い題材と思い
名古屋での公開が始まったので劇場へ」



ケニア共和国。首都ナイロビから車で約1時間程の、
人口10万の地方都市ティカが舞台。

鉄くずやプラスチックを集めたりする子どもたち。
スワヒリ語で「拾う」を意味する「チョコラ」と呼ばれ、
厳しい毎日を送っている。

映像はその町で活動する日本のNGOを追う、
そこで活動の限界などを見てしまうのだが、
だからどうすべききは、提示しない。
ひとりの男の子を追っているかと思うと
また別の場所の別のグループを写し
なんだかまとまりがない。


こういうドキュメントは「何をどう写すか」に
かかってると思うが、
その核となる部分がぼやけてしまい、
行き当たりばったりな感じが拭えない。
もっと言えば、何故日本の監督がわざわざ
ケニアの実情を記録に残したいのかも分からない。

映像的にはそこで見たままを写すだけでも
衝撃的だ、
誰かは「可愛そう」と言うだろう、
でも今さらそんなとも思う。

ラスト近くの街の一角で子供達が歌い踊る姿も
「よさげな映像になりそうだから撮っておこう」
そんな短絡的な雰囲気しか伝えていない、
説教くさくお行儀良い映像を求めるわけじゃないが、
こんな短期旅行者のビデオ映像のようなものを
お金を払って見せられるのは
がっかりだ。


ドキュメンタリーは、たしかに難しいだろう
そこに嘘や作りこむという行為は許されない
だけど何か伝えたい明確な方向性のようなものを持って
それでも垣間見えてしまった真実なら
きっと心を揺さぶられたと思う。

映像の中で少年が言う
「何でオレなんか写すんだ、
鶏でも写した方がおもしろいのに」

ほんとそんな気がした。

★100点満点で30点

soramove
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薄暗い中でバカケツのようなものから手づかみで何かを食べるシーンがあったが、
それは貧しい象徴として撮ったかもしれないが、
美味しいと言って食べている姿は貧しくはなかった。

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