soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
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ヤプログから引っ越してきました。

「ショートバス」自由に生きることが実は難しいのだ

2007-09-11 00:09:07 | ミニシアター系映画
「ショートバス」★★★☆
リー・スックイン 、ポール・ドーソン 、PJ・デボーイ 、ジャスティン・ボンド主演
ジョン・キャメロン・ミッチェル 監督、101分、アメリカ



恋愛カウンセラーと
ゲイのカップルを中心に
性と心の内面を描いた作品。

心に重いなにかを抱えた人間が集まる
「ショートバス」というサロンでは
「アイズ・ワイド・シャット」でも
描かれたような
日常とは掛け離れた「性」の世界が登場する。

人は自分の心を偽って生きてるのだろうか、
それとも演じているのだろうか、
そこに作為的な意志があるかどうかだが、
多かれ少なかれ、
自分自身を演じているのだろう。

こう見られたい自分、
こうありたい自分、
そして現実とうまく折り合えない自分。

単純に生きるには
世の中は複雑すぎるのだ。

何もかもなんらかの解決が
かならずあるものでもない、
どこか中途半端なまま
それでも日々は過ぎ、結論めいたものが
欲しくなる時がある。

そんなとき、前を向いて笑えるのか、
それとも偽った自分に居心地の悪さを感じるのか、
それはその時になってみなければ
分からないのだろうな。

映画は何か解決策を提示するものでもなく、
その点では曖昧さが残るが、
もともとそんなものなのだ。

ラストの登場人物達の
満ち足りた表情が見れただけで
幸せなことなのだ。

好きになれる人より、
拒絶反応を起こす人も多そうな映画だけど、
この多様性とそれを気軽に見ることが出来ることが
一番嬉しいことかもしれない。

この映画が大ヒットして
各回満席というのは怖いけれど、
気になるなら見ても悪くない、
それでも刺激的な作品だ。

★100点満点で75点、
好き嫌いが分かれる作品だ★


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あんなサロンがあるなら行って見たいと
誰かのコメントで見たが、
行くなら参加の方向で行かないと入るべきじゃない

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