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読書と旅行と柴犬のブログ
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「フリーダム・ライターズ」人は変われる?でも一人では無理だ

2007-07-25 00:50:15 | ミニシアター系映画
「フリーダム・ライターズ」★★★☆
ヒラリー・スワンク主演
リチャード・ラグラヴェネーズ監督、2007年、アメリカ



理想に燃えた新米の国語教師が
人種の制約を取り払った
新しい試みのクラスにやって来た。

人は人種を越えて分かり合える。

言葉では簡単だが、
白人、黒人、プエルトリカン、東洋人と
彼らはそれぞれ固まり、他に交じろうとはしない。
学校で同じクラスに座って居ても、
外へ出れば若者たちはお互い銃を向けあっているのだ。

そしてその高校一年のクラスは
学校側でもほとんどは途中で落ちこぼれ、
卒業はムリだろうというレッテルを貼られていた。

クラスがまとまらず、
授業所ではない状況、
それでも主人公の情熱を冷ますものではなく、
彼女は生徒に考える事や
本を読む喜びをなんとか伝えようとする。

彼らに日記をつけることを提案し、
生徒達も自分の日々の考えをそれに綴っていく。

これは真実の物語だ、
うまく行き過ぎ、美化されている部分もあるだろう。

それでも親からの愛に飢え、
自分の言葉で気持ちを言い表すことさえ
出来なかった生徒が、少し上を見据え、
自信を持つシーンには自然と感動する。

人に何かを教えることは難しい、
人前に立ものでもホントは教えるというより、
自分の生き方の一部を見せることになるのかもしれない。

上滑りな言葉では
人の心を動かすことなんてできないからだ。

自分のやりたいことと、
それが目の前の人の為になることは
必ずしもバッチリ合わさることはない、
それでも前に立つ以上、
あきらめずに伝えなくてはならないのだろう。

久々にさわやかな涙がでた、
それは悲しいものじゃ無く、
勇気が沸くようなもので
伝えたい気持ちがあれば、伝わる。

そんな気持ちを強くさせてくれた。

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人は常に現状に満足できず、ここではない何処かへ
思いを馳せている。本当は満ち足りているのに
それでも同じ場所で立ち止まることをよしとしないのだ。

それは幸せなことだろうか、それとも不幸なことなんだろうか。

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