「舞妓Ｈａａａａｎ!!!」終始ハイテンション、見るのは覚悟が必要！

「舞妓Ｈａａａａｎ!!!」★★★
阿部サダヲ、柴咲コウ主演
水田伸生 監督、2007年（120分）



笑いの要素を過剰の一歩手前あたりで
うまく抑えた良くできた映画だ。

舞妓さん大好きと公言する主人公の
バカバカしい、くっだらない映画、
だから笑うつもりで来ている人が多いと感じた。

主人公の一挙手に
笑わないと損だ！くらいに笑いが起こる、
多分主役の阿部サダヲやクドカンのファンが
その部類のようだ。

なんだかそうなると、
そんなにファンでもないこちらは
笑えないんだよな。

冷静になってしまい、この程度で
こんなに笑っちゃうの？とかね。

勘違いを大袈裟にして
個性的な俳優に任せると、
こんな映画が出来るのだろう。

大まじめにハイテンションで
舞台を見てるような感覚で２時間
ファンなら大満足、
そうでもなくてもそれなりには楽しめる。

抑制の効いた過剰さや、
飽きさせないテンポなど
職人技が光る作品だった。

ハリウッド大作系や正統派映画がどちらかと
言えば好きなので、
映画館で見なくても，TVで充分だった。

何より主演の阿部サダヲの徹底的なハイテンションに
こちらは疲れ気味、彼と対決できるくらいの
調子いいときじゃないと、帰りにグッタリとなりそう。

映画としてはうまくまとまっていて、合格圏内でした。

★100点満点で70点、濃いキャラが苦手だから
点は低め、好きな人は満点をつけるだろうな★

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役者さんのコアなファンが丁度近くに居て、主役が出てくるだけで
椅子を揺らさんばかりに笑っていて、こちらは冷めてしまった。
座席も楽しむためには関係アリか。

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