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soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

「ジャッキー・チェンを探して」ジャッキーに会いたい強い気持ちだけは分かる

2009-11-14 00:09:02 | 香港・アジア映画
「ジャッキー・チェンを探して」★★★
成龍ジャッキー・チェン/張一山/姜宏波/余南/唐嫣出演
江平/方剛亮 監督、111分 、2009年、中国



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東京へ行ったついでに中国映画週間の
イベント上映で2本見て来た、ほぼ満員の会場で。


「インドネシアで暮らす華僑の少年は
勉強はイマイチだけど、ジャッキー・チェンが大好き、
祖父母のいる北京へ二人の顔を見に行けと言われるが、
面倒だし寒いので行きたくない、
ところがジャッキーが北京で撮影していることを知り
北京へと向かった」



お金持ちのボンボンらしく
空港からよく調べもしないでうろ覚えの
ジャッキーがいるはずの寺をタクシーに告げ、
全然違う場所にたどり着く。

しまいには誘拐され大騒動になる。

しかし誘拐する方も大悪党というよりは
間抜けな連中で憎めない、
警官も入り乱れドタバタが続く、
安っぽい映画だなと感じるが、
勢いがあるので見入ってしまう。



そのうちジャッキー本人が登場、
本人を前にした少年が感極まって言葉が出てこないが
その気持ちは分かる、

自分だってジャッキーに会いたいし、
会えたら普通じゃいられないだろう。

ジャッキーは少年に祖父母を大切にし
家に戻ったらしっかり勉強しなさいと諭す、
お行儀がいい映画なのだ、
そして少年は適当に遊びつつ、
勉強も頑張りました、メデタシ、メデタシ。

まさにB級のノリだけど
ジャッキーが登場しただけで満足。


最近は過激な発言でバッシングも受けたジャッキー、
こんなに長く一線で活躍してるのに
こんなに身近なのが好きな理由なんだろうな。

★100点満点で70点(甘い)★

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最近ジャッキーらしい大作映画が無いのが寂しい。


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「RAIN DOGS」東京国際映画祭1本目

2009-10-27 00:09:44 | 香港・アジア映画
「RAIN DOGS」★★★
クァン・チョンワイ、リゥ・ワイホン、ヤスミン・アフマド出演
監督:ホー・ユーハン、92分、2006年、マレーシア
2006年ヴェネチア国際映画祭入選作



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「アジアの風ー追悼ヤスミン・アフマド」


「マレーシアの小さな町に母と暮らす少年、
兄はクアラルンプールで働いている、
母は新しい男が出来、兄は都会で賭博がらみで
殺されてしまう」



周囲では色々な事件や出来事が起こるが
少年はそれらに強烈に心を動かされるでもなく、
マレーシアの暑い空の下、
大人の準備期間のような時間を過ごしている。

日常的に4つの言語が行き交い、
商店の看板には多くの中国漢字が目に付く、
まさに地続きの国が混ざりあっている。
日本では決して見られない部分だ。


町から町へと行く間の道路からは
熱帯の森の緑がきらつくように存在し、
その傍らで人間はなんとか自分達の今の生活を
守ろうと汲々としているようだ、
それでもそんな毎日がかけがえのないものだと
映画は語りかけてくる。

主人公である少年が青年へと変わる短い時間に
何を感じ、どう行動したか、
ここに描かれた全てに共感出来るわけではないが、
「そういう瞬間ってあるよな」と
ふと懐かしい気がした。



監督であり俳優でもあった
ヤスミン・アフマドの追悼特集の1本、
公開してもお客は入らなそう、
退屈ってわけではないが、すごい見所があるわけでもなく、
それでもマレーシア映画なん滅多に見られないので
映画祭の最初の1本にこの映画を選んだ。


★100点満点で60点


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初めて行ったクアラルンプールは大都会、
しかし少し街を離れたあたりの車窓から見た熱帯の森は映画の通りだった。

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東京国際映画祭で映画を見る「キングコングを持ち上げる」

2009-10-25 11:35:16 | 香港・アジア映画
東京国際映画祭のため上京中!

今年はハリウッドの華やかなスターや日本の大作も無く、
チケットの取得には全く苦労しなかった、
特に面白くもない映画もあったが、収穫もあり
たまたま時間つぶしに来た、という人でなく
前売りを何週間か前に手に入れ
この日を楽しみにしている観客と、
面白い映画を共有できるのは
うれしい時間だ。


韓国映画「キングコングを持ち上げる」は良かった、
映画の後のQ&Aには主演のイ・ボムスも来て、
映画にかける情熱が感じられこれも嬉しい体験だった。


そして中国映画の「永遠の天」も見ごたえがあった、
それから南米チリの映画やマレーシア映画と
普段はなかなか見ることができない国の映画に
触れられるのもこんな機会だからだ。


大作好きの自分としては、やはり大物ハリウッドスターが見たい、
それから高倉健さんの舞台挨拶なんて感動だったな、
今回は「うゎー」っと思うような人の登場っては
無かった、22回を迎えた映画祭の方向性が
こうして毎年名古屋から見に行って参加している自分にも
明確に分からない、
コンペでグランプリをとったからといって
これまでの受賞者を映画好きの自分も知らないのだから
一般的にはどれほどの価値があるだろう。

今回は3日間でこれから見る映画を含め
9本鑑賞、贅沢な週末。

しっかし相変わらずの韓国映画好きのおば様、もしくは予備軍の
マナーの悪さは他の映画の会場のお客とは全く違っていた、
カメラ撮影は遠慮してくれとアナウンスがあっても
そっと撮り、主演俳優が話してるというのに
隣の友達を写真移りをあれこれ話す、
今そこに実物がいるのにね、残念だ。

映画を好きだという気持ちは同じだと思うが
他の時にも感じる似たような行動、たぶん皆がやるから
自分も・・・と思うのだろうが、消えて欲しい。

映画祭が終わると秋という感じ、
年末に向けての大作映画に期待したい。

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いくつかの作品を除いて、空席が目立った作品もあった、
事前の広報に問題が無かったか。

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「コネクテッド」やっと約束を守れた男の成長物語

2009-10-18 00:09:51 | 香港・アジア映画
「コネクテッド」★★★★
ルイス・クーバー、ビィー・スー、ニック・チョン、リウ・イエ主演
ベニー・チャン監督、香港、中国、2008年、110分




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「ハリウッド映画をリメイクするという
いつもと逆のパターン、
元ネタの「セルラー」はB級テイストながら
主演のキム・ベイシンガーの泣きの演技と
スピード感ある展開で面白かったが、
こちら香港リメイクは、
香港パワー炸裂でこれはこれで面白かった」



子供を学校へ送った帰りに
何者かに誘拐された主婦、
換金場所にあった、固定電話は目の前で
壊されたが、エンジニアでもある彼女は
なんとか線を繋いで、助けを求める。


偶然つながった電話を受けたのは
子供との約束もなかなか守れないダメな男、
必死の電話の声に電話の向こうの彼女を信じ、
組織との孤独な戦いを始める。


所々元の映画を思い出すシーンはあるが、
アクションはこっちの方が
派手で、あり得なく、笑えてくるほど
そんなバカなと思いつつ、映画に入り込む、
安っぽい作りながら、映画の楽しさを感じさせてくれる
面白いものを作ろうという意欲に溢れた作品だ。



最近は面白い香港映画がない、
最後に見たのは何だろう、
男くさい香港ノワールもいいが
無茶な設定、ありえないアクションてんこ盛りの
香港映画も見たい、
この映画はそんな気持ちを少し満たしてくれた。


日本ではあんなカーチェイス出来ないんだろうな、
久々の胸のすく傑作アクション映画に出会え、
映画のラストにはホロリとさせられ、
いい気分で映画館を後にした。
110分だれることなく、張りつめたいい緊張の2時間、
幸せでしたね。


★100点満点で80点

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あまり宣伝もしてないのに、結構お客が入っていて嬉しかった。

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「ラスト・ブラッド」鮮血ほとばしる無国籍ムービー登場

2009-06-04 00:09:49 | 香港・アジア映画
「ラスト・ブラッド」★★★☆
チョン・ジヒョン 、アリソン・ミラー 、小雪 主演
クリス・ナオン 監督、2009年、91分、香港




「セーラー服姿のチョン・ジヒョンが
迫り来るバンパイア(オニ)を日本刀で
バッサ、バッサと斬りまくる、
傑作には程遠いが、これはこれでアリ、
鮮血ほとばしるヴァンパイアムービー」



父親を殺したオニゲンへの復讐を胸に
ヴァンパイアを見つけ出しては殺し、
宿敵のオニゲンの出現を待ち続ける主人公、
そして最後の戦いが始まった。


ヴァンパイアものが好きで
「ブレイド」や「アナザー・ワールド」などの
名作を何度もみているので
そういう作品と比べたら
子供だましの安っぽさは否めない、
でもかつてのホンコン映画の
作り物っぽいノリのこの映画を
最後まで楽しんだ。

クロスオーバーな時代だ、
韓国女優と日本の小雪が
香港製作のハリウッド配給映画に出ている、
無国籍というにふさわしい、
言葉の壁はなんとも歯がゆいが、
こんなふうに色んな面白いアイデアを出し合って
そのうち世界に通じる決定版!が
登場するかもしれないのは楽しみだ。


チョン・ジヒョンは出世作の「猟奇的な彼女」以降、
それほど多くない出演作で
どれも「猟奇的」を超えられないでいる、
ここは目先を変えて、
こういう映画もいいかな、
キメの鋭い視線は相変わらず美しく、
もっと彼女にぴったり合った映画に
そのうちめぐり合えますように!と
願わずには居られない。


ワイヤーで吊りに吊った映像ながら
日本刀でバッシ、バッシ斬っていくシーンは
面白かった、血しぶきはリアルを追求せず、
ドバーッと飛び散るのも
この映画的には悪い演出じゃ無かったと感じた。


足りないとしたら「泣き」の部分だ、
そして最後の爆発へと繋がれば
もっと感情移入できただろう。


★100点満点で75点(冷静に見たら60点くらいか)★


soramove
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小雪の顔って怖いよなと思っていたが、この映画では
その怖さが活かされていて怖かった。


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