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soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

映画「酔拳 レジェンド・オブ・カンフー」今時のカンフー映画として楽しめる

2011-07-26 17:13:43 | 香港・アジア映画
「酔拳 レジェンド・オブ・カンフー」★★★★
チウ・マンチェク、ジョウ・シュン、
アンディ・オンジェイ・チョウ、ミシェル・ヨー出演

ユエン・ウーピン監督
116分 、2011年6月25日,
2010,中国
(原作:原題:蘇乞兒/TRUE LEGEND )







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映画としての出来はメタメタ
けれどその熱い意気込みに感激!



「酔拳を完成させたという実在の人物が主人公、
でも史実に忠実に描いたというより
まあ、こんなこともありましたって感じ、
邦題の「酔拳」に惹かれて見に行くと
あれ?って感じるが
本篇のカンフーは気合が入っていて
見ごたえ十分だった」


カンフー映画にドラマ性は不要だ
何故戦うのか
その点だけ示してくれれば
あとは華麗なカンフーのシーンを
充分見せてくれればそれでいい、
その点でこの映画は満足。



ジャッキー主流の頃と比べると
技の完成度は高く
見せ場の見せ方も凄い、

ただ戦うというより
今回は井戸の中でなんて
どうやって撮影してるんだろう?って
そんなことを考えるシーンもたくさんあって
エンタメとしてのカンフー映画を
よく知りぬいた製作者が
楽しみながら作ってくれたようだ。

この映画にストーリー性を期待すると
ありきたりで
簡単すぎて、見せてくれるカンフーと比べても
とても貧弱な展開だけれど

自分的にはそんなことはどーでもいいので
相手の拳が繰り出されるのを
思わず画面から顔を背けたりしながら
かなり力の入った映画鑑賞の時間だった。


ジャッキーの頃は
女優は清楚な感じでただ「ギャーギャー」
わめいていたけれど
現代では時には主人公をリードし
強く支えて役割が随分と変わってきた、
そんなことも実感。

これはDVDで手元におきたい、
「酔拳」なんてタイトルが
この映画をなんだか別物にしているが
最近香港映画結構頑張っていて
嬉しい限りだ。



★100点満点で80点★


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チウ・マンチェクは顔は見たことあるが、名前までは・・・って役者さん。
映画も20本近く出演しているようだけど、代表作が見当たらない。

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映画「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」このタイトルが映画の雰囲気を伝えている

2010-07-03 00:09:06 | 香港・アジア映画
「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」★★★☆
ジョニー・アリディ、アンソニー・ウォン、ラム・カートン、ラム・シュ、サイモン・ヤム出演
ジョニー・トー監督、108分、2010年5月15日公開、2009,フランス、香港,ファントム・フィルム
(原題:Vengeance 復仇 )




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「ジョニー・トー監督作品『ザ・ミッション 非情の掟 (1999)』は
今でも最高傑作と思っている、
だから時々公開される監督作品はワリと見ている、
今回はタイトルが大袈裟すぎだけど、
同じ路線でラストは全員死ぬという
水戸黄門的お約束を踏まえつつ、
随所に目新しいアイデアを感じた作品」



「娘の仇を討ちたい、協力してくれ」
そんな依頼を引き受けたのは3人のヒットマン、
ジョニー・トー監督作品なので
役割に違いはあれ、同じ顔ぶれ
同じ様なストーリー展開、
安心して見られる、そして虚しさが残る。

ここまでミエミエの映画なのに
つまらないとか、退屈だとは全く感じない、
なんか映画の奥底の方に
生きる虚しさを感じつつ
信じるべき支柱のない社会に
身を置く絶望感を超越した
心優しい男達の熱気が感じられるからだ。



そんなバカらしいことに
自分の命まで賭けるなんて
そんなこと、あり得ないと思いつつも
じゃあ、お前は何か価値あることに
熱中しているのかと
逆に問われている気がして

主人公達の終着点へと続く生きざまを
ただ見つめるだけだ。


笑っちゃうような演出もあり、
完全無欠の傑作とはとても言えないが
楽しみにしていて見に行った人は
ほぼ満足できると思う、

初めて見た人は、この思い入れの強すぎる
おかしな男達の行動は理解できないかもしれない。

楽しめました。

★100点満点で70点

soramove
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ジョニー・トー監督作品『ザ・ミッション 非情の掟 (1999)』で香港映画を見直した、
最近はめっきり公開が少ないが、楽しみに待ちたい。

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映画「スナイパー」自分を過信することなかれ

2010-04-26 00:09:22 | 香港・アジア映画
「スナイパー」★★★
リッチー・レン、エディソン・チャン、ホアン・シャオミン主演
ダンテ・ラム監督、109分、
2010年4月17日公開、2009,香港,インターフィルム、フリーマン・オフィス
(原題:スナイパー )




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「500メートル先の的も正確に射抜ける、
優秀なスナイパーは
自らの力を過信して
人質を誤射してしまい、
そのことが彼の人生を狂わせたが
精神を病んだ彼は
かつてのライバルへの復習に立ち上がる」



ストーリーはほころびがいっぱいで、
完成度は低い、

しかしそこは香港映画
細かい事を気にしてたら楽しめない、
ワンショット、ワンショットのこだわりや
役者をいかにカッコ良く見せるか
そんな映像を楽しむのがいい。

時にはポーズだけの
意味のないショットもあるが、
斬新なアイデアというより
突飛な発送は面白い。



人は自分の力に自信がつくと
なかなか他人の言葉を受け入れられなくなる、
誰かに注意されることも少なくなると、
自分の王国を守りに入るのだ。

あれほど向上したいと
鍛錬した日々も
そしてそのとき感じた様々な感情も
うまく自分の経験として取り込めたら素晴らしいが、
過信に繋がったら恐ろしい。

なかなか最近、香港映画自体を
見る機会が少ないが
こうして荒削りだけど作った人たちの
情熱を感じられる映画に
できるだけ触れたいと思った。


客の入りもまあまあ、
もっとディープな香港映画も見たいね。


★100点満点で60点

soramove
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この映画はエディソン・チャンのエロ写真流出騒動で劇場公開されなかった映画、
日本ではひっそりと公開。

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「海角七号 君想う、国境の南」人を想う気持ちは変わらない

2010-01-12 00:09:20 | 香港・アジア映画
「海角七号 君想う、国境の南」★★★
ファン・イーチェン、田中千絵、中孝介出演
ウェイ・ダーション監督、98分 、 2010年1月9日公開、2009年、台湾
(原題:海角七號)



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「2008年に台湾で公開され、台湾映画興行収入の記録を塗り替えた大ヒット作。
台湾でのミュージシャンになる夢に破れた主人公は
故郷の台湾最南端の町・恒春に戻り、義父の計らいで
郵便配達をすることになり、配達されない郵便物を手にする」



60年前の悲恋物語と
現在が交差するあたりは、
情緒的で美しい海や空が余計と
その切なさを際立たせる、

思うようにならないことは昔も今も
同じように日常に存在していて、
誰だって悔しい思いをしたりするだろう、
そんな気分を思い起こさせるような印象的なシーンが
いくつも見られた。

ただ、脚本が悪いのか
チグハグな部分がいくつか見られ
時には見るのが恥ずかしいようなシーンもあり、
過去と現在を繋ぎつつ、
それらの強い思いを伝えようと
意欲的なストーリーが
構造的にもうひとつだったか。

それから自分が日本語が分かるからなのかもしれないが
日本人の女優がヘタ過ぎで
大袈裟な演技はどうにかならなかったな。

とはいえ、切ないムードが常に漂い、
戦争時の日本と台湾の関係や、
叶わない願い、
海のある小さな町から永遠が見えそうで
なかなか好きな映画だった。


主人公はあまり語らず、
彼にはまだ「これから」というものは
明確には見えないラストだったが、
それが却って良かったかな、
現実は明確なハッピーエンドってないからだ。

撮影された海辺のホテルに泊まってみたい。

★100点満点で65点


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中孝介せっかくなので1曲くらいフルで歌わせても良かったのにね。


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「マッハ!弐」超絶技健在!悪役顔が惜しい

2010-01-10 10:12:51 | 香港・アジア映画
「マッハ!弐」★★★★
トニー・ジャー、プリムター・デットウドム、ソラポン・チャートリー出演
パンナー・リットグライ、トニー・ジャー監督、98分 、 2010年1月9日公開、2008年、タイ
(原題:ONG-BAK2)




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「トニー・ジャーという名前もだいぶ覚えた、
最初の『マッハ!』の笑えて痛い予告編は強く印象に残った、
前売りを買うとムエタイの技がそこに描かれていて
そのいくつかをスクリーンで実際に見たが、凄い!の一言、
今回は前作と繋がりはないが、本人も監督に加わり
こだわりの映像が出来上がった」



アユタヤ王国がスコータイ王国に侵攻した
今から600年程前が舞台、
クーデターで国王と妻が殺され、
息子のティン(トニー・ジャー)だけが逃げ
山賊のリーダー)に救われ、
彼らからムエタイ、中国拳法、剣術など
様々な格闘技を修行する。

そして彼は復讐を果たすため、ひとり敵地に乗り込んでいく。

アクション映画には「必然性」が必要だ、
何故、彼は戦うのか、

耐えて耐えてどうしようも無くなった時
戦いでしか解決出来ないその理由が。

この映画はその定石をしっかりと踏まえつつ
様々な戦法を見せようと
敵が変わるたび習得した戦術で対抗し
彼らの情熱が画面からあふれ出る。


竹で組んだ幾層にも重なった建物から
ワイヤー無しで転げ落ち、
痛いアクションは健在だ、
ラストには象を使ったタイならではのアクションもあり
こういうアイデアをみんなで考えてる場面が
思い浮かぶようで嬉しかった。

この映画はラストは唐突に終わる、
続編を予告してるのかそのあたりは不明だが
ただ超絶技を見せ場とするだけの「マッハ!」からすると
今回はタイの文化にも触れた頑張った出来で
次もあるなら期待したい。

トニー・ジャーはちょっと老けて悪役顔の傾向で
損している、メイクでなんとかならないか、
余計なお世話だけれどそんな感じ。

それから今回はラストに「ハプニング集」がなくて残念。


新年早々情熱溢れる映画を見ることが出来て
幸先のいい年のスタート。



★100点満点で75点

soramove
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「トムヤムクン」はとりあえず作ったという感じがあったが、今回は上出来。

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