「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

『八日目の蝉』

2011年06月01日 | 今日の1作 
1日だったので、ふら~っと映画を観に行きました。

料金割引の日なので映画館そのものが込んでいたのですが
内容が内容だけに、コレを観るお客さんはほぼ女性でした。

たまたま近くに座っていたオバサンがとんでもなくて、
映画が始まってすぐくらいにケータイがブルブル鳴ったのも驚いたけど
さらに、それを切らずにそのまま電話に出ててビックリ。
隣に座っていた人にかなり厳しく注意されて
あわててしまってましたが、非常識な人もいるもんだと
しばらく映画に集中できず。

さて、感想ですが
女性キャラはどなたも個性が強くて惹きつけられました。
みんな少しずつどこかが病んでいるような。
そうでなけでば、そろいもそろってあんなダメ男(たち)に引っかかるわけないか。

それから、
どんなに虐待を受けても、実の親を慕う
育ての親がどんなにいい人でも、産みの親の存在には勝てない
というのが子の性と思っていたのですが
そんなに単純じゃないかも、と、ちょっと考えさせられました。

過去と現在が要所要所で切りかわるんだけど、そんなに違和感がなく
主人公が2人の母から確かに愛されていたということを
主人公とともにすんなりと理解することができました。
そして、親の愛、特に母の愛というのは
アイデンティティの確立に欠かせないのだなあ。
母性ってすごいなあ…と思いました。

あと、エンドロールが終わるまで席を立つ人がいなかった!
みんな中島美嘉の歌に聴き惚れていたのかな。


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