「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

テキスト選定

2012年02月29日 | 今日のお仕事 
入試まであと1週間になりましたが
入試対策よりも新年度準備のほうにだんだん重心が移ってきました。

今日は新年度から使うテキストの選定作業。
教科書改訂に伴い、各社テキストも内容からデザインから一新されるので
1冊1冊検討するのはなかなか大変な作業でした。

当塾は小さい塾なので、自社テキストなんて当然作れないため
塾生のレベルと指導方針にいちばん合ったテキストを選ぶわけですが
どのテキストも一長一短で迷います。
見た感じが良くても、使ってみると意外に使いづらい
ということがよくあるので、
初年度は使い方を含めて様子を見ながら試行錯誤していくことになりそうです。

補助教材としてのプリントもすべて作り直さなければならないため
この1年はかなり忙しくなりそうです。
やる気のある生徒がいっぱい入ってくれるとモチベーションが上がるんだけどな。

留年制度(あるいは今日の愚痴)

2012年02月28日 | 今日のお仕事 
中3はともかく、低学年は本当に気が緩みきっています。
定期テストの点数もひどかったのに、この調子じゃあ先行きが心配だなあ。

まったく学力が身についていないのに進級できるというのも
勉強を甘く見ているひとつの要因なのかもしれません。
大阪の橋本市長が「小中学校にも留年制度を」と言っているみたいですが
その考え方には賛同しますが、果たしてうまくいくのか…。
教員がなんとか単位が取れるようにいろいろな方法でゲタをはかせていたり
留年した生徒はほとんど退学していたりする高校のことを考えると
高校だって留年制度がうまく機能しているとは思えないからなあ。

中学の先生だって、宿題を出したり定期テスト以外にこまごまとしたテストをやったりして
生徒たちの学力向上のために一生懸命機会を作っているのに
生徒の方が全然ついていってない。
きっと高校だってそんな感じなんでしょう。
生徒の方に危機感がない!

今どきの子供は甘やかされて育っているせいか
「自分だけは大丈夫。まわりの大人が助けてくれる。」となめてかかっているからなー。
まるで『千と千尋の神隠し』の「坊」みたいな感じ。
おまけに「湯婆婆」みたいなのもいっぱいいるし。
留年制度がきちんと機能して、「進級できないとタイヘン」ということになれば
少しは変わるのかもしれないけど、その「きちんと」というのが難しそう。

留年制度がうまくいくか、あるいは、そんな制度がなくても学力を身につけさせるには
結局、子供のやる気と興味関心をどうやって勉強に向けるか、ということ尽きると思います。
そしてそれは、大人が見せるこの社会のありようも大きく関係しているんだろうな。
「なんのために勉強するのかわからない」ような社会だから
勉強に身が入らないのも仕方ないのかもしれません。

そうはいっても、私の仕事は塾講師。
目の前の子供たちに対して、私が今できることをやらなければなあ…と思います。

『日本人なら知っておきたい日本文学』

2012年02月27日 | 今日の1作 
今日の1冊は
蛇蔵&海野凪子『日本人なら知っておきたい日本文学』幻冬舎 です。
古典文学好きとしては題名からして気になるし
同じ著者の『日本人の知らない日本語』がおもしろかったので
立ち読みでは我慢できず、じっくり読むことにしました。
といってもマンガなので、あっという間に読んじゃいましたが。

おなじみの人物(文学作品)が題材となっているうえに
有名なエピソードが多く採用されているので
古典読まず嫌いの中学生にもオススメしたいなあと思いました。
当時の価値観をわかりやすく現代に置き換えていたり
セリフの中に現代の若者言葉が混じっていたりするので
古典の「ムズカシイ」というイメージが吹っ飛びそう。
1000年前の人も今の人も、思うことは同じなんだなということが
かいまみえて取っつきやすいし、古典文学に興味が湧くんじゃないかな。
私自身もこの本をきっかけに原著を読んでみようかなと思いました。

春のケーキ

2012年02月26日 | 今日の1品 
入試まであと10日。
というわけで、今日も仕事。

で、写真のケーキは何かというと
先週金曜に発表された高専合格者の保護者からいただいたものです。
イチゴたっぷりで春らしい。
合格という喜びも加わって、なおさらおいしく感じました。

それから、コチラは正確には昨日の1品。

ガトウ専科の新潟米シュー。
新潟県産米粉を使用したシューに、毎週変わるクリームが入ってサンキュー価格。
実家に戻る手みやげとして、同じくサンキュー価格の美松のシュークリームと迷ったあげく
こっちを試すことにしました。
今週のクリームはキウイヨーグルト味。
酸味のきいたサッパリとしたクリームで、甘さ控えめ。
だた、キウイかどうかはゴマ粒のようなキウイの種を見つけて初めて気づく程度かな。
それにしても、昨年6月から毎週違う味というのはなかなかすごい。
来週はどんな味だろう、と気になっちゃうなあ。


ベイビー、ベイビー

2012年02月25日 | 今日の出来事 
今日は地元の友達の出産祝いに、これまた地元の友達と一緒に行きました。

生まれてひと月も経っていない赤ちゃんを生で見るのは
かなり久しぶり(数十年ぶり)で大感激。
というか、怖くて抱っこできないほど
ちっちゃくて愛らしくて尊い生き物に畏れ入ったという感じです。

そして、子供の頃から知っている友達が
しっかり母の顔になっているのにも感心しました。
娘から妻、母と、確実に人生のステージを進んでいるんだなあと
まぶしい思いと、うらやましさも少し。

それから、私たちが居た数時間のあいだ(←長い)にも
ミルクをあげてオムツを替えて抱っこして…のエンドレス。
世の母親たちはみんな、命がけで産んで
自分の時間そっちのけで育てているんだなあ。
ウチの塾生(中学生)がたまに母親を「クソババア」なんて
言っているのを聞くことがあるけど
こんなふうにして育ててもらったんだというのを見せてやりたいわ。
見たら絶対そんな暴言吐けないはず。

訪問のあと、友達とランチを食べたら
すぐに仕事に向かわなくてはいけなかったので
スケジュール的にはキツかったはずなのに
いつもよりテンション高いし疲れもなしで、むしろ元気になったのは
赤ちゃんパワーか、久しぶりに友達に会えて話せたからなのか。
すごいパワースポットに行ってきたような気がします。

これから先も、ちょくちょく会うことになるでしょうが
成長が楽しみだなあ。(←まるでおばあちゃん目線

さもありなん

2012年02月24日 | 今日のお仕事 
大学生の4人に1人が「平均」の意味がわかっていないらしい。
というニュースをボスがネットで見つけて、「そうだろうな…」と講師一同うなずきました。

ウチの塾生は中学生で、まさに数学でそういう内容を教えていますが
わかろうという気が全然ない生徒が多くて困っています。
「なぜそうなるか」の概念を教えても、「公式を覚えておけばいいんでしょ」という態度で
結論だけをすぐに求める傾向がとても強いです。
だから、文章問題なんてよく読みもせず、
出てきた数字を適当に計算する生徒がなんと多いことか。
計算の結果、たとえば「親の年齢27歳、子供の年齢13歳」なんて答えになっても
平然と解答欄に書く勘の鈍さ。
いかに考えずに切り抜けるか、ということにだけ磨きがかかっているようで怖いです。

「メンドクサイから読まない/やらない/考えない」を改められるような
知的好奇心を刺激できるような授業ができるといいんだけどなあ。

大学生の4人に1人、「平均」の意味誤解 数学力調査(朝日新聞) - goo ニュース

チェンジ

2012年02月23日 | 今日のお仕事 
学年末の定期テストが終わり、しかも月末…
というわけで、生徒の移動が始まりました。

成績がふるわなくて退塾するという生徒、入塾を希望する生徒…
我々は常に「去る者を追わず、来る者を拒まず」のスタンスでいますが
ちょっと引き留めたい生徒や通塾をお断りする生徒もたまにいます。

経営上、生徒の頭数は喉から手が出るほど欲しいのですが
授業態度が悪い生徒は塾の評判を落とすのでムズカシイ存在です。
塾生から情報を得て、そういう生徒が入塾するのを避ける体制をとったり
すでにそういう生徒が通塾している場合、態度を改めてもらえるように話し合ったり
円満に退塾してもらえるように考えたりと、頭を悩ませています。

まあ、授業態度が悪い生徒にも、そうなる理由があるはずで
それを解決できるようなきっかけを与えられたらいいのですが、
一斉授業で大勢の生徒をみている中では、そこまで手が回らないのが実情です。

“お互いに選べる”というのが塾と学校の大きく違うところ。
それを生かしつつ、塾生により良い学習環境を提供して
多くの生徒たちに選んでもらえるように
勉強に対する意識を少しでも良い方に変えられるようにしていきたいな。

一般入試倍率発表

2012年02月22日 |   中3 
今日の午後、県立高校一般入試の倍率が発表されました。

市内普通科は予想通り例年通りの高倍率で、なかなかキビシイ感じ。
職業科は一部予想以上に高倍率のところがあってヒヤヒヤしているのですが
そこを受けるウチの塾生はボーダーラインよりは上にいると推定されるので
なんとか合格を勝ちとってくれることでしょう。

倍率発表後、さっそく志望校変更の相談の電話があって急遽面談をしました。
その生徒の今までの模擬テスト点数は常に志望校ボーダーライン上。
倍率が1倍を大幅に超えたので、かなり危険です。
当塾としては変更推奨ですが、受験して通うのは本人なので
本人の意思を尊重し、やみくもに「変えなさい!」とは言いません。
母親はだいぶ心配していて志望校変更を覚悟しているようですが
本人は不安だけど変えたくなくて決断できずにいるという状況でした。

こういう事態にならないように、この1年間、手を変え品を変え指導してきたわけですが
結局こういう生徒が毎年出てしまうのが苦しいです。

今日の面談では時間内に結論が出ず、
判断材料・資料と我々の意見を伝え、最終判断は本人(とご家族)に任せました。
どんな決断をするにせよ、笑顔で合格発表の日を迎えられたらいいなと思います。

シーズン中なので。

2012年02月21日 | 今日のお仕事 
学年末の定期テストが終わって、低学年は「勉強やる気なしモード」に突入したようです。
特に中2は「修学旅行が楽しみだなモード」に入っています。
確かに来月は修学旅行がありますが、今、入試のシーズンだからこそ
自分の場合、高校入試はどうなるだろう、と考えてほしい!

機会を見つけて断片的に進路の話をしてはいるのですが
まだまだ他人事だと思っているようです。
それに、あまりにも入試の制度を知らなすぎる。
「東大って何点とったら入れるの?」と高校入試と大学入試を一緒に語ろうとする輩までいて
そんなところからわかっていないのか! と頭を抱えてしまいました。
東大というのも単なる好奇心で、目指すつもりもないらしい。どこまでも他人事。

中学校で受験指導が始まるのは中3になってから。
でも、内申点のことを考えても学力をつけることを考えても
中1から受験指導を始めても早すぎってことはないと思います。
中2の今ぐらいだと、英語・国語はすでに取り返しのつかない生徒がチラホラいるし。

根拠もなく中堅どころの高校に入れると思っている者、
高校なんて別に行かなくてもいいと嘯いている者がけっこういて(特に男子生徒)
もう少し自分の将来のことを現実的に考えてほしいなあと
ついつい授業そっちのけで入試の仕組みを説明したのですが
彼らの耳に心に届いているのかどうか。

完成!

2012年02月20日 | 今日のお仕事 
新年度の広告ができあがりました。
来週以降、新聞の折り込みに入れたり、入塾希望者・見学者などに配ったりする予定です。

当塾は中学生メインでやっているので、教科書が大きく改訂になる来年度は勝負の年。
なかなか気合いの入ったチラシになったのですが
今回の定期テスト対策で生徒の質の低下をヒシヒシと感じたばかりなので
ちょっと張りきり過ぎちゃったかな~とボスが心配していました。
生徒はともかく、こちらのやる気は十分なんだから、まあいいでしょう。
やる気のある中学生絶賛募集中です。