「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

初動が大事

2019年11月29日 |   小学生 
今日の小学生クラスにて。

みんなが「寒い」「寒い」という中、
1人だけ「暑い!」と言い出す生徒が。
これ、生徒は違えど昨日と同じなんじゃ?と思いつつ
「上着を脱いだら?」と促したら
ちゃんと長袖を着ていました。よかった。

ただ、その生徒は、それでもまだ暑いと言い
腕まくりをして授業を受けていました。
しばらくすると
「まだ暑いんだけど。オレ熱あるかも。
ええっ!

確かに顔を見ると真っ赤だし
「目が赤い!」「オマエの近く暑い!」
と周りの生徒が報告してくれたので
「具合が悪いんだったら無理しないで、帰っていいんだよ」
と声をかけたところ
「ヤダ。」と即答。

風邪はひき始めの対処がいちばん大事。
症状が重くならないように早めに休むべきだし
周りにも移さないようにしないと。
そう思って、しんどそうにしているときに
「お家の人に迎えに来てもらえるように電話しようか?」とか
「他の人より早くテキストの問題が終わったんだから
 ここまでにして帰って休んだら?」
と言ってみたけど
「イヤです。

そんなに勉強が好きなわけでもないし
普段は授業が終わったら我先に帰ろうと
授業終了5分前には帰り支度を始めるような生徒なのに。
そうだ! この年齢(小6)は天邪鬼真っ最中(反抗期ともいう)だった!
言い方、失敗したな~。

むしろ、いつもより真面目にテキストに取り組んでいて
みんなに気味悪がられていました。
一方で「オレの風邪を〇〇(←前の座席の生徒)に移してやるんだ!
と問題発言をして、みんなから非難を浴びる場面も。

結局、授業の最後まで真っ赤な顔で頑張っていましたが
帰ってから体調が悪化していないといいなあ。

フランシスコといえば

2019年11月26日 |   小学生 
今日の小学生からの質問。↓↓↓

「今、日本に来ているフランシスコさんてザビエルの祖先?」

ええと、「フランシスコさん」て教皇のことだよね?
それから、「祖先」じゃなくて「子孫」じゃない?

周りから一斉につっこまれていましたが。

結論からいうと、違います
そもそも教皇のフランシスコは本名じゃないし
ザビエルに直径の子孫はいないはず。
(カトリックだから2人とも独身のはず)

でも、来日した教皇と教科書に出てきたザビエルが
関係あるかも?と気づけたのはよかったと思います。
「ニュース、ちゃんと見てるんだね~。」と言ったら
「まあね。」とドヤ顔してました。

自分のほんの身の回りだけでなく、
広い視野でいろいろなものを見て考えて
興味を持ってほしいなあ。

聞いてほしいけど聞く気はない

2019年07月04日 |   小学生 
今年の小学生クラスはとにかく騒がしい。
特に小6は男子ばかりで、ささいなことですぐにヒートアップ。
それぞれが自分の言いたいことを言いたがるから収集がつかない感じ。

最近はようやく操縦方法がわかってきて
だいぶ落ち着いて授業に取り組めるようになりましたが
みんな声が大きいから、ちょっとしたことですぐ騒がしくなるんだよなあ。

そんなクラスで国語の時間に取り組んだプリントを
回収してみて、ちょっと納得。

「学級討論の進め方」のテストプリントより。↓↓↓


この生徒は、クラスの中心になる生徒=発言権を持つ生徒の取り巻き(スネ夫くん)タイプで
誰かがしゃべりだすと便乗してしゃべりだす、援護射撃型。


この生徒は、場の空気を読まずに、思いついたことを思いついたときに言っちゃうタイプ。
声が大きいから、本人は独り言のつもりでも、みんながその発言に振り回されてしまう。

2人も、それが正しいと思ってるんだな~、ということが
この答案用紙からわかりました。

ちなみに、この問題の正解は「アとオ」
「オ」はクラス全員が選んでいたけど
「ア」を選択した生徒が例年より少なかったです。
イマドキだなあと思うし、そこが問題なんだとも思いました。

楽しい修学旅行

2019年06月21日 |   小学生 
市内の小6の多くが今月中に修学旅行に出かけます。
当塾の生徒も、先週、今週、来週と出発するようです。
それぞれの学校によって時間差があるので
塾をお休みにするかどうか迷うところです。
全員同じ日ならお休みにするんですけどねー。

この近辺の小学校だと、行き先は「佐渡」か「会津若松」
というところが多かったのですが
梅雨時で海が荒れたら船が出ないこととか
東北の震災をきっかけに、変更した学校も多いようです。
ちなみに、今週出発した生徒たちは
「東京に行ってくる!」と言っていました。

新幹線や電車など公共交通機関を利用するときのマナーや
人込みの歩き方も学習が必要なことかもしれませんが
それだけってことはないだろうから
東京のどこへ行って何を学んできたのか
帰ってきたら聞いてみたいと思います。

10代なのに

2019年06月06日 |   小学生 
今日耳にした小学生のビックリ発言。↓↓↓
「最近、教科書の字がよく見えなくてさ~。老眼かなぁ?
アナタまだ11歳でしょ?老いるには早すぎない?

単に視力が落ちた(近視)か
学年が上がって教科書の文字が小さくなったのに慣れていないか。
そんなとこだと思いますが。

それにしても、よく「老眼」を知ってたね。
御両親はまだそんな年齢じゃないだろうから
おじいちゃんかおばあちゃんの言葉かな。

子どもは意外と周りをよく見ているので
身近にいろんな人がいるのは
いろいろ学べて良いことだと思います。
たまに大人顔負けの会話を繰り広げる子がいて
ドキッとすることもあるけど。
自分も観察されているなあと感じるときがあるので
言動に気をつけよう…。

遅れた上に涙で登場

2019年05月17日 |   小学生 
小学生クラスの授業に遅刻が1名(小6男子)。
しかも、泣きながら教室に入ってきました。

送ってきたお母さんによると
直前までゲームをしていたことで親子ゲンカになり
塾に行く行かないで車内でモメたらしい。
お母さんに「今日はもう塾に行かなくていい!」と言われ
それに反抗して「絶対行く!」と泣いて訴えて
お母さんの方が折れたらしい。
「何か問題があったら連絡してください。すぐ迎えに来ます」
とおっしゃって帰っていかれましたが
特に問題もなく、ちゃんと授業を受けていました。

周りの生徒たちがもっとザワつくかと思ったのですが
意外とみんな冷静。
同僚によると、去年もこのクラスで別の生徒が泣きながら
教室に入ってきたとのこと(そのときも親子ゲンカだったらしい)。
つまり、慣れてたんだな。

でもそれだけじゃなく、みんなが空気を読んで触れない感じがしました。
答えを間違った時には鬼の首を取ったように囃し立てる子たちなのに。
イジっていいことと悪いことの区別がついている、のかな。
ヘンな空気にならなかったのは
彼にとっても他の生徒にとっても私にとっても
とても良かったと思います。

それにしても、わりと体格良くて大人しい小6男子が
泣きながら教室に入ってくるのは意外でビックリしました。
まだまだ子どもなんだなあ。


春告げ鳥

2019年03月28日 |   小学生 
小学生クラスでは、春期講習会中は教科書の内容から
離れたテキストを使っています。

漢字の問題はともかく、文章題は
読んだことのない文を読むのを面倒くさがる生徒が多数。
特に説明文はその傾向が強いので
テキストからは物語文だけをピックアップすることにしました。

物語文は、全員があらすじを知らないので
このあとどうなるのかワクワクしながら読めるのがいいみたいで
はじめにみんなで読むときは、それぞれが真剣に聞いています。

設問に答えるのも、我先に!とみんな真剣。
教科書内容の問題だといつでも真っ先にできる生徒が
初見の文章だとそうでもない、というのが他の生徒たちの
競争心に火をつけたのかも。

さて、そんな小学生クラスの国語の時間でのこと。
「主人公はある鳥に生まれ変わりましたが、それは何ですか」という問題。
答えは本文中にしっかり「春を告げる鳥うぐいす」「いい声で鳴くうぐいす
と書いてあるので、ほとんどみんながいっせいに「わかった!」と
騒がしく主張する中、1人だけ頭上に?マークを飛ばす生徒がいました。

「答えは『うぐいす』です」と発表したら、その生徒から
さっそく「『うぐいす』って何ですか?」という質問が。
うぐいすを知らないとは!

他の生徒たちは、また我先に!と
「ホーホケキョって鳴くヤツ!」「春の山で鳴いてるヤツ!
と仲間に教え、「あー、アイツか。」と伝わった様子。
(しかし、「アイツ」って…。

たまには教科書を離れ、学校の進度を気にすることなく
授業をするのもいいな、と思いました。

しっぽ

2019年02月19日 |   小学生 
小学生のあるクラスは全員男子。
近隣の3つの小学校の生徒でまとめたクラスなのですが
1年近く一緒に勉強しているせいか、みんな仲良し。
学校が違っても休憩時間にみんなで一緒に遊んでいるし
遠慮なくものを言うし、ケンカもするし。
授業中も、ちょっとしたことで盛り上がり、なにかと騒がしいです。
中学生クラスだと、学校が違うとお互いに遠慮して静かになるんだけど
彼らは中学生になってもこのまま変わらなそうだなあ。
女子が入ってくるとクラスの雰囲気が変わることが多いけど
この感じだと、それもないかもしれません。

今日は、このクラスの1人が授業中に
「ずっと座ってたからお尻が痛い!」と訴えてきました。
休憩時間中あれだけ動き回っていたし
授業中でも何度も立ち上がりかけているのに
「ずっと座ってた」ってことはないでしょう。
と思ったけど、一応話を聞いてみたら
「お尻の骨のところが痛い。」とのこと。

「お尻の骨」とはどこを指すのかなあと考えていたら
他の生徒たちも気になるらしく
「お尻の骨って何ていう名前?骨盤?」などあちこちから質問が。
骨盤…ではない気がするなあ。あえて言うなら尾てい骨?
本人に「痛いのは尻尾のところ?」と聞いたら「そう!」

これを聞いたほかの生徒たちは
「しっぽがあるの!」「何それ!」「オレもある!」と大盛り上がり。
大きさ(長さ?)には個人差があるらしいので
彼の尾てい骨が痛む理由が、椅子に座っていたせいなのか
単に姿勢が悪かったのか、別の理由があるのかわかりません。
ただ、みんなでキャッキャッ言っている間に痛みはどこかに行ったみたいです。

授業中にどこかしらの痛みを訴える生徒は意外といます。
専門家じゃないので「そう言われても…。私には治せない」
と言ってしまいがちですが、とりあえず話を聞いて
私ではなく誰に訴えるべきか一緒に考えてあげないとなあ、と思います。

やっぱり元気!!

2019年01月22日 |   小学生 
欠席率もマスク率も先週とあまり変化がありません。
小学生が元気なのも変化ナシ。

ここのところ雪が降って、ちょっと積もったので
男子たちは駐車場で雪合戦。
白熱する中、流れ弾が通りがかった女子生徒の背中に当たり
「注意してください!」と事務室まで抗議が来ました。

もともと「雪合戦は危ないから禁止」と言ってあったのですが
雪がない時期が長かったため、とっくに忘れていた(のか忘れたフリか)様子。
改めて「投げるのはナシ!」「ぶつけた人は謝って!」と指導しました。

男子たちは不満顔で
「校長先生が、『外で雪合戦などして元気に遊びなさい』って言ってました~
と訴えてきましたが
「駐車場で」とは言ってないはずだ!危険な場所ではダメ!と一刀両断。
しぶしぶ「投げなければいいんですね?雪だるまを作ってもいい?
と言うので、様子を見ながら許可しました。

しかし、そこは小学生男子。
雪玉を作っただけで満足できるはずもなく
目を離すと、投げるし教室に持ち込むしで、まったく手を焼きました。
あげくに、授業が始まったとたんに「手が冷たくて鉛筆が持てませ~ん
知るかー!

女子との精神年齢の差が年々開いているような気がするんだけど
気のせいかなあ。

小学生は元気!

2019年01月08日 |   小学生 
今日から学校が始まったせいか
中学生クラスの生徒たちはみんなグッタリしていました。
前日の夜遅くまで宿題を仕上げようとしていた生徒もいただろうし
冬休み中は時間にルーズな生活をしていた生徒もいただろうし
それなのに、休み明け初日から「5時間授業プラス部活動」で
まるでいつもの三連休明けの火曜日みたいなスケジュールじゃあ
グッタリするのも仕方ないか。
こういうところにも、2学期制になった割に
時間に余裕がないのがわかります。

一方で、小学生クラス(男子)は元気いっぱい。
休憩時間中には事務室におしかけ
目につくもの片っ端から質問してくるし
授業中は答えがわからないと大声でヒントを要求
わかったらわかったで「はい!はーい!センセー!丸付けてー!
と手を挙げて主張。まだ考えている生徒に勝手にヒントを出す生徒も。
かなりにぎやかな授業に、だいぶ体力を持っていかれました。

この生徒たちも、たった2、3年後には
グッタリして塾の授業を受けるようになるのかなあ。
ちょっと想像できないや。