「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

学力格差

2011年06月28日 | 今日のお仕事 
第1回定期テストの結果がほぼ出そろいました。

どの学年・クラスにも言えることが、点数が両極端だということ。
5教科の合計点が400点以上という生徒がぞろぞろいる一方で
300点がやっと、という生徒も。
で、間がいない。
学校でもそんな感じらしく、平均点くらいの生徒
というのが極端に少ないみたいです。
中1から既にこの傾向が見られるのも困ったところ。
結局、しっかり勉強する生徒とそうでない生徒の差が
開いてきているということなんだと思います。

それから、1人の生徒でも得意科目と苦手科目の点差が
極端というのも増えています。
中学レベルでは時間のかけ方が点数にほぼ直結するので
ある程度の得手不得手は仕方ないとしても
好き嫌いで点数が倍も違うのは考え物。

この格差、なんとかならないものかなあ…。

それに、テスト問題そのものは易しくなっているので
ちょっと頑張れば450点越えもたやすいのが現状。
力のある生徒の中にはテストをなめてる者がいて
ちょっと心配です。
記憶力の良い生徒なんて、普段の授業で気を抜いていても
一夜漬けでかなりの点数をとってしまいます。
このタイプ、高校では間違いなく伸び悩む…。

来年から中学校の教科書も大幅に変わって、内容が1.4倍とか。
それに伴って教科書内容を必ずしも全てを
学習しなくてもいいらしい。
今以上に差がどんどん広がっていくのだろうなあ。