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白馬ジャンプ競技場は昭和62年に基本設計を行って以来、
6年の歳月をかけて平成4年11月に竣工。
総工費は85億円。
1998年長野冬季オリンピックでは日本ジャンプテールが
金メダルを獲得し、日本中を感動の渦に巻き込みました。
その後は多くの観光客が訪れ、
「信州三大観光施設」になった。
スタートタワーにはリフトで行く。
リフト乗り場に近づくとこのジャンプ競技場が
巨大な施設だということがわかる。
観客席収容可能人数は4万5千人で、
この土手のスタンド観客席で2万5千人収容できる。
スタートタワーは高さ59.1M。
展望エレベーターはジャンプスキーが入るよう
天井が高く設計されている。
4階からの展望は絶景だ。
リフトに乗って昇っていくと途中にジャンプの記録表時が出てきた。
ノーマルヒル(旧70M級)は
富井正樹選手(1999.2.14)と小山内佳彦選手(2006.1.17)が
記録した最長不倒距離100.0M。
ラージヒル(旧90M級)は
岡部孝信選手(2011.2.26)が記録した最長不倒距離140.0Mと
夏場のアマン・シモン選手(スイス)が記録した136.0Mだ。
ノーマルヒル(旧70M級)は全長318M、標高差107M、
最大斜度は36.5°、助走路は88M、
K点(ドイツ語の建築基準点の略)は90M。
テイクオフスピードは約82KM/hだ。
一方ラージヒル(旧90M級)は全長385M、標高差138M、
最大斜度は37.5°、助走路は109M,
K点は120M、テイクオフスピードは約92KM/hだ。
実際に間近でジャンプ台を見て驚いたのは
巨大な鉄骨の塊だったということ。
TVではほとんどの選手がジャンプする映像が中心で、
ジャンプ台の構造などほとんど写さない。
まるで現代の恐竜が2頭いるという錯覚に陥ってしまった。
これが過去13回の冬季オリンピックのポスターだ。
中程右から3枚目が札幌冬季オリンピックの物。
これを何でも鑑定団で見てもらったら
一体いくらの値が付くのやら。
ゲスなことを考えてしまった。
長野オリンピックマスコットの「スノーレッツ」
まず冬季オリンピックをイメージさせる「雪(SNOW)」
「さあ、一緒に!」と元気よく呼びかけることば(LET’S)、
そして「フクロウの子供たち(OWLETS)」だ。
とてもセンスの良さを感じます。
スタートタワーからノーマルヒルへ渡る為の
鉄骨剥き出しの渡り廊下。
正直言って思わず足がすくんでしまった。
こちらはラージヒルに設けられた展望台。
そこまで行くのに下がまる見えのスケスケ階段を昇り
この展望台もそれ用にできてなく小さなバリアーがあって
慎重に歩かないと危険だ。
スタート地点には選手達と全く同じ景色を体感できるように
観覧ステージが設けられている。
それにしても人間とはこんな恐ろしいスポーツに
順応してしまうのだから、ある意味すごい動物だと思う。
このスタート地点から下を見ると人が豆つぶの様だ。
五輪のマークはやはり開催した地しか使えないステータスの印だ。
ご当地白馬では約20年の時が経っても沢山の五輪マークを見た。
スタートタワーの中には白馬オリンピックギャラリーがある。
白銀に輝く白馬を舞台に行なわれた長野冬季
オリンピックとパラリンピック。
そのメダルをはじめ、その当時のユニフォームや貴重な資料、
数々の映像・写真などが展示されてある。
見る者の胸に当時の熱い戦いの記憶がよみがえってくる。
今から21年前の長野冬季オリンピックジャンプの団体戦で
日本(岡部孝信、斉藤浩哉、原田雅彦、船木和喜)チームが
見事優勝した時の感動的な写真が大きく張り出され、
一際目についた。
会場には表彰式の表彰台の上でジャンプのスキー板と
ゼッケン番号の付いたユニフォームが用意されて、
記念写真が撮れるようになっていた。
この夏もこの地で
2019FISサマーグランプリジャンプ白馬大会
が開催される。
そのポスターです。
1998年2月に開催されたオリンピックの聖火台。
開催期間中、燃え続けた炎は選手達に
勇気と励ましを与えた。
この時の最終聖火ランナーはフィギュアスケート女子の
伊藤みどりが巫女の姿で点火したが、
来年の東京オリンピックではどんな演出が
待っているか今から楽しみだ。
日本オリンピック通算100個目の金メダルは白馬で獲得。
これを記念して作成されたのがこのモニュメント。
首から下げたメダルをイメージしているとか。