思惟石

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『ハイペリオンの没落』読了しました。

2017-06-20 16:27:25 | 日記
『ハイペリオン』の続編である
『ハイペリオンの没落』を、無事、読了しました。

それなりに楽しく読みましたが、
ひと月前の私に時間の墓標を開いてメッセージを送れるなら
「読んでも良いけど、読まなくても良い」と伝えようかと。

以下、ネタバレも込みの感想です。





なんと言ったらいいのかわからないのですが、
『ハイペリオンの没落』は、
ザ・SF小説ですね、という印象です。

ほんとに個人的な感想&表現ですが。
私がSFというジャンルに疎いからでしょうか。
宇宙戦争とか人工知能の謀略とか未来における神性とか、
グッと来ない。

逆に、生粋のSFファンや元科学少年には
楽しい要素しかない!って感じなのかもしれません。

あと、そういうジャンルの素地が無いので、
謎解き部分で理解できないこともありまして。
三位一体とか「共感」の話しがわからないのは、
キリスト教的な知識の足りなさの方が大きいと思いますが。

こうして振り返ってみると、私は
『ハイペリオン』の御伽噺っぽさが
好みだったんだなと思います。
シュライクの正体とか本当の黒幕とか究極知性とか
細かい理屈はどうでもよくて。
フーリー河をマンタがひっぱる「はしけ」で遡ったりとか、
大叢海(だいそうかい)を蛟(みずち)コワイとか
言いながら風萊船(ふうらいせん)で渡ったりとか、
ハイテクの極みのようでいてアナログの香りもする
不思議な大自然と文明とルールがあって、
その合間にそれぞれの人生が背負ったものを語り合って共有していく
あの感じが、好きだったんだなあと。

それに比べると、
『ハイペリオンの没落』は説明であり補足である
という印象が拭えませんでした。
しかも、文庫2冊に渡って謎解きをしてもらった割に
イマイチ理解できなかったという。申し訳ない。

とはいえ読後感は良かったです。

詩人とレイミアの最終的な関係性とか
ソルとレイチェル問題の解は良かった。

生き残った人たちの、前向きな姿勢も良かった。

ところで素朴な疑問ですが
転移ゲートって「どこでもドア」だと思ってたんですが
デスウォンド装置を「転移網の中」で
タイミング良く爆発させるのって、
あんなに簡単にできるもんなんですかね。

あと、ハントはどうなっちゃったの。
あの叫びで終了ですかね。

気になるハテナが2個残りましたが、
まあ、総じてみると、読んで良かった、と思います。
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