昨日の「G20大阪市民サミット」全
体会のあと、
2つの分科会に参加しました。
1つ目は「子どもの権利 SDGs」。
はじめに、
「子どもの権利条約関西ネットワーク」共同代表の浜田進士さんから、「子どもへの応答責任として、参加者のみなさん楽しみましょう!」という挨拶があったあと、
5つのテーマのリレートークがスタートしました。
①第三の居場所/あそび
●プレーパーク(冒険あそび場)、学習支援、子ども食堂、中学校内でのあそび場提供、などを行っているが、そこで感じた「あそび場(居場所)」への子どもの声
・焚き火を見て、「ホンモノの赤だ」
・「待ち合わせをしなくてもあそべる」
・「自分のことが好きになった」
おとな、特に高齢者からも
「子どもの声っていいね」という声。
➡「あそび」は、「今」「自分」を生きることだと実感している
●気になる、子ども&おとなの声
「あと3分あそべる」
➡習い事などの時間に追われている。
子どもが自由に過ごすことを許さないおとな。
子どもの好奇心が奪われている。
「近所の公園では、謝ってばかり」
➡他人に迷惑をかけてはいけないという強迫観念
親だけで子育てしている現状(非難されたくない)
「転ぶと、手が出ず、顔を打つ」
➡他にも、「ペットボトルの蓋が開けられない」「風船が膨らませない、括れない」「靴ひもがむすべない」など
「高校生が鬼ごっこしてたら通報された」
➡小学生の約7割は、外あそびをしていない。社会に役立つことばかり求められて、あそぶことができない。
②週末里親から養育里親になって/里親
●子どもとなるきょうだいとの約束「イヤなときは、イヤと言っていい」
●さまざまなトラブル、怒りがある中、「何か不満はある?」「別に」「困ってることは?」「ない」。
あるとき「したいことはある?」という問いに返事がない。しばらくして「どうせムリや」。
「ムリかもしれないけど、言っていいよ」と言うと、だいぶ時間がかかったが「パパに会いたい」と言ってくれた。
「ムリかもしれないけど、がまんしないで言っていいんだよ」と伝えた。
➡子どもたちは、「どうせ、ムリ」がしみついている。
●連絡帳に、「明日の持ち物 タウエセット」とある。何を持っていくかわからず聞いてみたが、「知らない。黒板を写しただけ。」というので、担任に聞いたら「たいそう服・うわばき・エプロン」だった。
➡「わからないことをわからないと言えない」
●何かを決めるとき、子どもは意見を聞かれない
➡里親を決めるときも、子どもの気持ちは聞かれなかった。子どもにも選ぶ権利があるはず。
③子どもの貧困/「こどもの里」から
●「こどもの里」に関わって、40年以上になるが、子どものしんどさは変わらない。
●親の障がい、精神の不安定を受け止めながら生きる子どもたち。
➡ヤングケア(子どもが親をサポート)
●親に問題があると、子どもと引き離されることがある。親子がいっしょに過ごすためのサポートはできないか?
➡子どもの、親を思う気持ちを大切にし、その声を聞くべき。
●発達障がいの子に対しては、明らかに「排除」がある
➡大勢が集まる場に「来ないでほしい」、発表のある日は「休んでほしい」ということばがある現状。
④発達障がいの子の「権利」
●放課後デイで、「権利」についての学びを提供
➡子どもたちが変わる。
●小5からいじめ。自閉気味で、支援学級に通う。中学校は支援学校を進められ進学したが、教科書もなく、学ぶ機会がない。
➡勉強したいという声を聞いてもらえない。「十分なサポートを受けたいという声」は、権利を学んだ成果だが、実際は、その声は聞いてもらえない。
十分なサポートを受けるためには、権利を知ることが大事だが、
子どもだけが知っても不十分。周りのおとなにも、学びが必要。
子ども時代を子どもとして生きること。そのためには、諦めないこと。
⑤子どもの権利
●子どもたちが生きづらい社会
➡10代の自死 世界一位
自傷行為 男7,5% 女12,5%
自分が悪いと思って諦める 57%
大阪の児童労働 (コンビニやラーメン店)
これは、深刻なデータ。
●「個人の問題を世界の問題にする」
「子どもの声で社会のしくみを変えていく」
➡子どものチカラを信じる
このあと、リレートークを聞いて、
それぞれグループワーク後、
「私のアクション」(MY VOICE)を提言。
さらに、全体で共有するため、
「いいね!」をシールで張っていく「MY VOICEツアー」も行いました。
世界の子どもを児童労働から守る活動をされているNGO代表の岩附由香さんから、
「愛だけじゃダメ。パワーが必要」というLOVE&POWERのメッセージをいただき、
最後は、
こどもの里の荘保さんと、
「子どもたちを誰ひとり取り残さない」提言書(案)をいっしょに読み上げ、
終了となりました。
「みんなで読む」、いい体験でした。
体会のあと、
2つの分科会に参加しました。
1つ目は「子どもの権利 SDGs」。
はじめに、
「子どもの権利条約関西ネットワーク」共同代表の浜田進士さんから、「子どもへの応答責任として、参加者のみなさん楽しみましょう!」という挨拶があったあと、
5つのテーマのリレートークがスタートしました。
①第三の居場所/あそび
●プレーパーク(冒険あそび場)、学習支援、子ども食堂、中学校内でのあそび場提供、などを行っているが、そこで感じた「あそび場(居場所)」への子どもの声
・焚き火を見て、「ホンモノの赤だ」
・「待ち合わせをしなくてもあそべる」
・「自分のことが好きになった」
おとな、特に高齢者からも
「子どもの声っていいね」という声。
➡「あそび」は、「今」「自分」を生きることだと実感している
●気になる、子ども&おとなの声
「あと3分あそべる」
➡習い事などの時間に追われている。
子どもが自由に過ごすことを許さないおとな。
子どもの好奇心が奪われている。
「近所の公園では、謝ってばかり」
➡他人に迷惑をかけてはいけないという強迫観念
親だけで子育てしている現状(非難されたくない)
「転ぶと、手が出ず、顔を打つ」
➡他にも、「ペットボトルの蓋が開けられない」「風船が膨らませない、括れない」「靴ひもがむすべない」など
「高校生が鬼ごっこしてたら通報された」
➡小学生の約7割は、外あそびをしていない。社会に役立つことばかり求められて、あそぶことができない。
②週末里親から養育里親になって/里親
●子どもとなるきょうだいとの約束「イヤなときは、イヤと言っていい」
●さまざまなトラブル、怒りがある中、「何か不満はある?」「別に」「困ってることは?」「ない」。
あるとき「したいことはある?」という問いに返事がない。しばらくして「どうせムリや」。
「ムリかもしれないけど、言っていいよ」と言うと、だいぶ時間がかかったが「パパに会いたい」と言ってくれた。
「ムリかもしれないけど、がまんしないで言っていいんだよ」と伝えた。
➡子どもたちは、「どうせ、ムリ」がしみついている。
●連絡帳に、「明日の持ち物 タウエセット」とある。何を持っていくかわからず聞いてみたが、「知らない。黒板を写しただけ。」というので、担任に聞いたら「たいそう服・うわばき・エプロン」だった。
➡「わからないことをわからないと言えない」
●何かを決めるとき、子どもは意見を聞かれない
➡里親を決めるときも、子どもの気持ちは聞かれなかった。子どもにも選ぶ権利があるはず。
③子どもの貧困/「こどもの里」から
●「こどもの里」に関わって、40年以上になるが、子どものしんどさは変わらない。
●親の障がい、精神の不安定を受け止めながら生きる子どもたち。
➡ヤングケア(子どもが親をサポート)
●親に問題があると、子どもと引き離されることがある。親子がいっしょに過ごすためのサポートはできないか?
➡子どもの、親を思う気持ちを大切にし、その声を聞くべき。
●発達障がいの子に対しては、明らかに「排除」がある
➡大勢が集まる場に「来ないでほしい」、発表のある日は「休んでほしい」ということばがある現状。
④発達障がいの子の「権利」
●放課後デイで、「権利」についての学びを提供
➡子どもたちが変わる。
●小5からいじめ。自閉気味で、支援学級に通う。中学校は支援学校を進められ進学したが、教科書もなく、学ぶ機会がない。
➡勉強したいという声を聞いてもらえない。「十分なサポートを受けたいという声」は、権利を学んだ成果だが、実際は、その声は聞いてもらえない。
十分なサポートを受けるためには、権利を知ることが大事だが、
子どもだけが知っても不十分。周りのおとなにも、学びが必要。
子ども時代を子どもとして生きること。そのためには、諦めないこと。
⑤子どもの権利
●子どもたちが生きづらい社会
➡10代の自死 世界一位
自傷行為 男7,5% 女12,5%
自分が悪いと思って諦める 57%
大阪の児童労働 (コンビニやラーメン店)
これは、深刻なデータ。
●「個人の問題を世界の問題にする」
「子どもの声で社会のしくみを変えていく」
➡子どものチカラを信じる
このあと、リレートークを聞いて、
それぞれグループワーク後、
「私のアクション」(MY VOICE)を提言。
さらに、全体で共有するため、
「いいね!」をシールで張っていく「MY VOICEツアー」も行いました。
世界の子どもを児童労働から守る活動をされているNGO代表の岩附由香さんから、
「愛だけじゃダメ。パワーが必要」というLOVE&POWERのメッセージをいただき、
最後は、
こどもの里の荘保さんと、
「子どもたちを誰ひとり取り残さない」提言書(案)をいっしょに読み上げ、
終了となりました。
「みんなで読む」、いい体験でした。