今日は、
阪南市内の小学校の卒業式。
今年も、議員の臨席は叶わず、
毎朝見送った子どもたちを会場で祝うことはできませんでしたが、
いつもどおり、
7時半から、
もう20年以上続けている、朝の見守りに立ちました。
例年は、
靴下の色が決まっていたり、
みんなランドセルだったりしていましたが、
今年はランドセルではなく手提げの子がいたり、
靴下もいろいろだったり、
最初は「大丈夫かな」(行ってから注意されないかな)とおせっかい心が湧いたものの、
ゆるやかな感じがいいなあと思いました。
1人1人に「おめでとう」「いってらっしゃい」と声をかけると、
みんな、
ホントにいつもは声を出さない子も、
「ありがとうございます」や「行ってきます」と返事があり、
この子たちなりに気を遣ってくれているんだなあと感じました。
児童数が減り、
私が立っているところを通るのは、
10数人ですが、
1人1人に思い出があります。
入学当初、学校に行きにくかった子、
おにいちゃんおねえちゃんにくっついていたのに、おにいちゃんおねえちゃんが卒業したら急に元気になった子、
弟妹に優しい子、厳しい子、
忘れ物をしてよく戻ってくる子、
登校班の集合時間に間に合わない子、
いつも「今何時ですか」と聞く子、
私たちの姿を見かけると、急に坂道を走ってくる子、
帰りに寄る習い事のカバンを持っていく子、
よく骨折する子、
なかなかギブスが外れなかった子……
みんなみんな、
卒業おめでとう!
中学校に通うときもここを通る子は少なくて、
もう毎日顔を会わせることはないんだなあと、
見送ったあと、勝手に寂しくなりました。
卒業は、
うれしさとさびしさが交錯しますが、
見守りでもらったたくさんの笑顔で、
また続けていく元気が湧いてきます。