~子どもたちの心と、地域を元気に!~ 阪南市議会議員・浅井妙子の活動日記

NPO法人理事長から、市議会議員に!フツーの市民が感じる「?」や「❕」や「・・・」を、いっしょに考えていきます!

19/3/19(火)虐待に関する新聞記事に思う

2019年03月19日 | 子ども・子育て
朝、新聞を手にして、
1面の記事にギョッとすることがあります。
これは、3月14日(木)の朝日新聞夕刊ですが、


15日(金)朝刊の大阪版にも、


一時保護が、年間4571人って、
毎日全国で12人以上、
全国で言えば、どこの都道府県でも、年間100人近い子どもたちが一時保護されているという数!

自殺する子どもの数も増え続け、
虐待死の子どもの数も、
過去最多を更新し続ける社会って、
ちっとも人権が尊重されていない社会だと思います。

子どもが生まれれば「親」になれるのだけれど、
子どもを育てられる「親」になるためには、
「親」になる前にも、なってからでも、たくさんの人のチカラが必要です。

たくさんの人に助けられながら6人の子どもの親になった私ですが、
それでも、
子育ては孤独で、
誰にもわかってもらえない不満やイライラを抱え、
たまらなく一人になりたかったり、
もう全部なかったことにしたくなったり、
よその家庭が羨ましかったり、
「なんで自分ばっかり、こんなにしんどい思いをしてるんだろう」と腹が立ったり、自己嫌悪に陥ったりしました。

今、思い返すと、
眠いし、寝れないし……の中、
何とかがんばってこれたのは、
子育てしている私を褒めてくれる先輩おかあさんがいて、
子どもたちの育ちを、ともに喜んだり悩んだりしてくれる仲間がいたからだと思います。

孤独な子育て解消のために、
行政はすぐに、臨床心理士や保健師の相談→家庭支援、と言うけれど、
悩みは解決するまで何度でも聞いてほしいし、
話しながら、気持ちの落としどころを探すこともあります。

大切なのは、
何度も「日々の気持ちに寄り添う」ことであり、
それは、専門職ではなく、
「地域の人」の方が得意な部分だと思います。
もちろん、どう対応するかの研修や学びの場が必要ですが、
阪南市の子育て支援は、
まだまだ行政主導なので、
地域のチカラを使うことで、
「地域で子育ての実践」として、
大きな広がりを持つと思います。

身近な人のサポートは、
日常のサポートとして大きな安心につながり、
虐待や、子育てへの不安や自信のなさといったことへの対応になるでしょう。

カウンセラーや専門職は、
事が起きてからの対応がほとんどです。
不安になる前に、自信がなくなる前に
サポートすることの大切さを、
施策に生かしていけるよう、
声を大きくしていきたいと思います。


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