午前中は、
午後の講座は、
阪南市立東鳥取公民館の「50周年記念式典」がありました。
●3階のちょっと豪華な部屋は、昔、結婚式の披露宴が行われたりもする場所だったこと。
●女性や若者を対象にした講座が数多く行われていたこと。
●国際交流に発展する動きを作られたこと。
など、
さまざまな方との交流から聞いていた逸話の数々が、
参加者協議会会長や基調講演をされた元館長のことばから伝えられました。
さまざまな困難はあるけれど、
「社会教育」のチカラの大切さを改めて感じ、
今後は、
長年利用されている方々だけでなく、
公民館の存在に気づいていない市民へのさらなるアピールが必要だと感じました。
そこを伝えていく「協働」を、
行政主導ではなく、
市民から作っていかなければならないことも、強く感じました。
午後の演技は、
先約の用事があり、観られませんでしたが、
ホワイエでの展示は、
式典前にゆっくり楽しみました。
午後の講座は、
「『子どもの権利』を学ぶおとな向け講座2021」の連続講座で、
今日のテーマは「子どもの『権利』と『居場所』」でした。
第2回に予定していた講座が延期になり、
日時も会場も変更しての開催でしたが、
「権利」「居場所」が、
すべての子どもたちに届かなければならないことを、
自立支援ホームで暮らす子どもの実状を例に聴くことができました。
実際に活動している方の話は、
本当に心を打ち、伝わり、
聴いている人にチカラをくれます。
よく聴く「アタッチメント(愛着)」の大切さ、「負の感情が受け止められる」安心は、
「親だから」という視点ではなく、
「子どもにとっての安心基地」がないことで、
「安心・安全の認知」を歪め、
不適切な感情や行動を生んでいく、ということといっしょに伝える必要があると感じました。
簡単に言うと、
泣いているときに、
「泣くな」「うるさい」と言って育てられ続けると、
誰かが泣いているとき、
「泣くな」「うるさい」と対応することになり、エスカレートするとさらに激しい暴力を招きかねない、ということ。
日常的に暴力が気になる時代の背景には、
核家族や地域社会の希薄さから、
「やさしくされる」「受け止めてもらえる」機会が減った子どもの育ち事情もあるのだと気づかされました。
少子化、核家族化により、地域の子どもが見えなくなることは、
社会にとっても大きな課題だと改めて認識しました。