今年も、
東鳥取公民館からの依頼で、
「冬休み子ども工作教室」で
「凧づくり」をさせていただきました。
今年で3回目になりますが、
昨年のリピーターもいて、
定員いっぱいの事業になりました。
講師は50代、60代で、
子ども時代に凧づくりや凧あげの体験があるメンバーですが、
体験量やスキルが大幅に違う世代に「教える」となると、
説明のことばや作業に、けっこう苦労します。
伝えるのは難しいのだけれど、
今回の凧づくりでは、
「自由に表現する」
「道具で計る」(今回は物差しを使用)
「穴をあける」(今回はつまようじを使用)
「のりやボンドの適量を知る」
「左右対称にする」
「緩く、固くを体感する」(たこ糸)
「加減をつかむ」
といった「体験」を目標にしました。
簡単そうですが、
子どもたちが実生活でどれだけ体験できているかというと、
意外におとなが手や口を出して、
せっかくの体験の場を奪っていたり、
初めから、道具や感覚に頼らずにできるように準備されていたりします。
今日の体験ではうまくいかなかったとしても、
次に同じような場面に出会ったときに生かせるのが「体験」ということで、
大切にしている点です。
今日は、
「障子紙を使った和凧」と「ビニール凧」の2つを作り、
完成した凧を持って、
旧東鳥取小学校校庭で、
「凧あげ」も体験しました。
昨年参加したおやこが作った凧がよくあがっていて、
「体験」が生きていることが実感できました。
また、依頼があれば、来年も続けていきたいと思っています。