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ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

10月10日 解放記念日

2014-10-11 18:44:01 | Weblog

10月11日 はれ 30℃

そう、これは花火、家のベランダからのもの、これは、おそらくホアンキエム湖で打ち上げられたもの、

9時からきっかり15分間、レーザー光線はオペラハウス前からでている

花火は、市内4か所から打ち上げられたそうで、時間も順番もすべて同時、たしかにこの花火の奥に打ち上げられている花火が、小さく見えた

昨日の10月10日は、「解放記念日」、祝日ではないが、今年はずいぶん前から準備が始まっていた。

「解放記念日」とは、ハノイがフランスの植民地から解放されたことを記念する日である

1954年5月7日、ベトナム軍がディエンビエンフーの戦いでフランスに勝利し、7月21日のジュネーブ協定締結で、フランス軍が撤退

10月10日、ベトナム軍がハノイに凱旋、これで80年にも及ぶフランスの支配が終わることとなる

9月末のホアンキエム湖に作られたもの   すべて生花

日中道路で忙しく作業していたのは、 飾りの電飾

そして、住宅街には、 国旗が並ぶ

この国旗を見たとき、運転手に「なんのお祝い?」ときくと、「解放記念日だから」との答え、

それはわかっているけど、「ではどこから解放されたの?」と聞くと

「うーん、アメリカからかな?」、ですって、それを友達に言うと

日本語のレッスンを受けているベトナム人生徒も、この日の意味を知らなかったと、友達もびっくりしたらしい

まあ、私の運転手は25才だし、学生はもっと若い、

ベトナム戦争もその前のフランスからの独立戦争のことも、生まれる前のお話しなので、仕方がないかなっと…

別の友達によると、今年はいつになく、街に掲げられる国旗の数が多いそうだ

南シナ海の中国との領土問題で、民族意識が高揚しているからとの見解である

今年の初めからこの日のために街中はいろいろプロパガンダであふれていた、ハノイにとって記念すべき年ではあるのだが、

私にとって、なんとも居心地の悪い年というか、自分の年齢を強制的に知らしめさせられる年で、どこでも、1954年、60年

ハノイのみなさま、ありがとうございます、今年は私の記念の年でもあります、ハノイ中でお祝いをしていただいているような気分になっているが

こんなことにお金をかけるより、もっと、地方で苦しい生活をしている人たちがいる、そんな人々のために有効にお金を使っていただきたいと、思う

 

 

 


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