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香港は面積が東京都のおよそ半分、人口700万人は、東京都に比べて少し少ないくらい。
そのためか、ビルが高い、人が多い。
地下鉄が便利と聞いていたので利用し、やっと目的地について、地下鉄パスを財布にしまい、キョロキョロとホテルを探している時、私と目が会った人がいる。
その人がすっと寄って来て、チラシでも手渡されるのかとわたしは、いらないとよけたつもりだった。
ホテルで、チェックインを済ませたオットが、両替をしたらと声をかけてくれたので、バッグに手をのばすと、開いている。
中を探ると財布が無い。
それから、カードを止め、盗難届けを出し、パニック状態でその日は終わった。
夜中、警察から連絡があり、カードは戻ってきたとのこと。
私が気づく前の時間帯に、すでに、男性が利用しようとし、女性名のカードであることを、店員が指摘すると、カードをそのままに逃げてしまったらしい、とのこと。
翌日、事情聴衆を受け、調書を取られ、結局は止めてしまったカードは、廃棄してもらうことに。
しかし、財布と中に入れていたUSドル、日本円、ベトナムドン、は戻ってきていない。
ハノイで必要なものが買えないので、あれやこれや買いたいと胸が膨らんでいた。
ホテルに着いたら、お金を入れ替えよう、それから買い物に行こうと思っていたのが、水の泡。
結局、香港滞在中、財布は持たず、カードも無しで過ごしたので、あれだけ楽しみにしていた買い物は、まるでできなかった。
しかし、がっかりした気分でハノイの空港についたにもかかわらず、ホットしたのには、自分ながら驚いた。
どうしてかなと思って気づいたのは、緑の多いこと。
香港はコンクリートばかりで、土を感じることがなかった。
香港のきれいな夜景をみながら、しきりと、薄暗い、ハノイの樹木に覆われた通りを思いだしていた。
今回、少し高い授業料を払わされ、この街のよさをみなおさせられた旅になった、という気分にさせられている。