ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

イージーな拡張

2009-07-31 10:40:14 | Weblog

7月31日

この前紹介した水上ハウスが拡張されていた。

まったくなんのためか目的がわからないので、今後どうなってゆくのか楽しみ。

もしかしたら、カフェとして営業するのかも……

それ以前、もっと前に紹介したカフェに看板がつけたれた。 

住所が記載されているので、どうどうとしたものである。

そのお隣の小屋の隣にもう一軒小屋ができた。

ウオタータンクを取り付けているので、住居兼、おそらくカフェとして営業しているのだと想像される。

この間も書いたけど、この国の人の生き様がとてもエネルギッシュで活力を感じるが、反面、個性が足りないように思える。

独創性というか、創意工夫というかそのことに頓着せず、雨後のたけのこのように、同じものを作ってそれでうまくゆくのかと不思議になる。


新たに水上ハウス出現

2009-07-28 23:34:03 | Weblog

7月28日

 ハノイ生活は日々変化していて、おちおちしていると見逃してしまいそうになることが多い。

朝の散歩を1週間程サボっていると、その間に水上ハウスが浮かび、なんと錆びてはいるがボートまでも係留されている。

突然で、何のために作られたかはわからないし、人が住んでいるのかどうかもわからない。

タイ湖の遊歩道が切れている部分がある。

数メートルの水路をはさんでそのむこうは遊園地の敷地である。

水路の修復か遊歩道を作るためか、通行止めになり工事の飯場みたいなのができたかと思うと、その小屋で寝起きをはじめる人達がいる。

その小屋が右側で、手狭になって、工事関係者の食堂か休息所になるのかとも想像してみたりするが、わからない。

今年のはじめ、水上生活者を失くそうという政策があり、その関係で観光名所にもなっていたタイ湖のほとりに浮かぶ船で営業していたハイランドカフェが閉店し船も湖から引き上げられてしまった。

タイ湖の水質汚染が深刻で、観光船もオイルで水を汚すと中止になってしまった。

それなのに、新しい水上ハウスが出現しても問題にならないのか、のど元過ぎればなんとかというのか、ハノイの不思議でもあり、したたかさともいえるのであろうか。


皆既日食

2009-07-23 09:58:54 | Weblog
7月23日
だいぶ前から話題になっていた皆既日食の当日、山口県の土石流のニュースが入ってきたり、悪石島は豪雨だったりと心がいたみましたが、みんなはどんなでしたか?
さて、ハノイはというと、結論は、それらしきものをみることができました。
だいたいがいつもどんよりした天候の上、空は大気汚染で汚れているし、カラッと晴れ上がる日がすくないので、日食のことは知っていてもハノイでみようなどとは思ってもみなかった。
8時15分頃(時差の関係で、日本の10時過ぎ)、ゴルフ場に向かう車の中で、アレって日食?友達が言い出した。
みんなで空を見上げてみると、どんよりながら太陽が半分になり、三日月になり、弦になってゆく様子を車のくもりガラスの部分からみることができた。
友達によると、ベトナムは皆既日食ではなく、70㌫ということ。
太陽の周りは雲がたくさんで、偶然雲の切れ間に見える太陽にそれらしきものがみえたというイメージだけしかなかったけど、日本と同じ話題にのれた気分で、みんなで満足した朝だった。

ベトナムの帽子

2009-07-20 10:09:27 | Weblog

7月20日

 今朝はものすごいスコールで街中が水浸しになっているし、昨日はピーカンでベランダの温度計は40℃を越えていた。

こんな気候に帽子は生活必需品である。

ベトナムの帽子といえば、ノン笠が連想されるが、観察してみると、どうもそれだけではない。

タイ湖の蓮の花摘みを眺めているヘルメットとノン笠がかわいらしい。

これは男性用らしくかぶるところのかたちが違う。

バイクにヘルメットと二つぶら下げているのもご愛嬌。

ムー・コーイとよばれる、北部特有なサファリ帽のスタイルが根強く残っている。

ペンキ降りの作業中の彼は、暑い日差しを避けるため、帽子に木陰をつけてひと工夫。

工事現場は、ヘルメット着用が義務付けされているわけでないので、こんな帽子もOK、しかも足はサンダルばき。

ベトナム人の団体旅行は、おそろいのキャップをかぶって空港で並ぶ。

このところバイクにヘルメット着用が義務付けされたり、帽子のスタイルも様々になり生活スタイルがかわりつつあるとはいえ、郷愁かもしれないが、私にとってベトナムらしさを一番感じさせてくれるものは、やっぱりノン笠である。


火鍋… ニャチャンスタイル

2009-07-16 07:41:02 | Weblog

7月16日

 火鍋とはホットポット、鍋料理のことである。

ひとり鍋、レストランの鍋、きのこ鍋、ハノイでも鍋ははずれはなくどこも美味しい。

ホテルのチェックアウトを済ませた後、バス2台を連ねて行った昼食会場はシーフードレストラン。

かに、海老、イカ、あわび、かきの後、しめは鍋だった。

お鍋が帽子型でかわいい。

帽子のかぶるところにだしがはいっていて、つばの部分に材料が並べられている。

材料は白身の魚、内臓も使っているらしい、野菜は、パイナップルの上にトマト、バナナの花の千切り、もやし、オクラ、里芋の茎、緑の野菜など。

わたしの前はダナンからのスタッフだったので鍋奉行は彼女におまかせすることに。

 まず、魚をいれて沸騰するのを待つ、次に野菜をいれて、煮えたら、お椀にベトナムの麺、ブンをいれてそのうえに鍋の中身をかけていっしょにいただく。

ところ変わればというけれど、どこでも鍋料理は大好き、しかも、麺をいれるのも同じなのが面白い。

違うのは、材料の個別の味を楽しむのが日本流、まぜこぜにして一度に食べるのがベトナム流。

これはご飯の食べ方も一緒で、ご飯とおかずを一緒にのせたお皿にお汁をかけてスプーンですくっていただくのが普通で、日本のような器や、盛り方を工夫するという文化はないようだ。

しかし、お鍋は小鉢によそうのも同じ、ここでも原点はつながっていると嬉しくなってしまった。


ニャチャン社員旅行

2009-07-14 19:48:20 | Weblog

7月14日

この週末ニャチャンに、日本では死語となっている社員旅行で行ってきた。

ニャチャンはハノイの南、飛行機で1時間50分、南シナ海に広がるリゾート地である。

 オットの勤める会社は、ハノイ本社のほか、ホーチミン、ダナン、ブンタオに事務所があり、毎年この時期、総勢100人を越える各事務所の社員と家族が各地から集ってくる。

たった1泊の旅行であるが、みんな楽しみにしているようだ。

ハノイ対ホーチミン対抗テニスとかもあって、人数合わせのためにわたしも参加させてもらった。

そんなに拘束はないが、ディナーは一緒にということになる。

ホテルの屋外レストランで、豊富なシーフードを豪快にバーベキューでいただく。 

生バンド付きパーティーが大好きなベトナム人なので、もれなく音楽は付いている。

パーティーの服装は自由であるが、女性に限って興味深いのは、南は明るくてラフな服装に比べ、北はおとなしい雰囲気だけどドレス姿が多かった。

これは去年のイヤーエンドパーティーの両方に出席したときにも同じように感じた。

食事が終わるとカラオケになるのはお決まりで、歌手の方にはそうそうに引き上げてもらい、バンドにリクエストをする。

公用語が英語の会社なので、歌も英語、しかもアカペラで何曲も、こんなに、英語の歌を覚えたら、英語も上達するだろうというのがわたしの感想。

歌う人、ダンスに興じる人、最後はみんなでかたを組んでのダンス。私は、会社勤めをしたことがないので比べられないけど、日本人、ベトナム人が一緒に輪になっている姿はなんだかいい光景だなあとしみじみ思えた。


うるう年

2009-07-08 21:48:38 | Weblog
7月8日

どうしてもわからないことがある。


タイ湖の蓮の花の咲き方が去年に比べておそいように感じるというと、今年はうるう年で5月が2回あるので、遅いんだろうとハノイの人は教えてくれる。

ハウスキーパーに聞いてみても同じ返事だった。

うるう年は、4年に1回2月29日がある年と思っていたけど、どうもそれだけではないらしい。

たまたま日経紙で記事をみかけたので、それを要約する。

今年の旧暦カレンダーは、例年なら3ヶ月の夏が4ヶ月あり、今はまさに2回目の5月となっている。

月の満ち欠けに基ずく旧暦の1ヶ月は29日とちょっとで、太陽暦のひと月より1日ほど短い。

これでは1年で約10日、3年たつと1ヶ月ぐらいずれるので、放っておくと季節と暦が合わなくなってしまう。

そんなでは暮らしの目安にならないということで13ヵ月にして調整をする。

太陰暦では2月29日を増やすだけですませているけど、1ヵ月となると単純に12月の後に足せばよいというものでもないようだ。

旧暦の24節季に基づき、その年ごとに増やす月が替わり、たまたま今年は5月のあとにおかれている。

旧暦の夏は4月から6月なので、今年は夏が4ヶ月あり例年より長く、残暑が厳しいと想像される。

そう説明されると、季節を感じるということは気分の問題でしかなく、夏だから暑いという連鎖反応が起こり、今年は暑いということになるのかしら。

それで、タイ湖の蓮の花にもどると、ことしは5月が2回あるから、花のつきが遅いのだろうという説明では納得しがたい。

太陽暦でのカレンダーの同じ時期の今年は、花がさいていないのである。

そのことを旧暦の暦を使って説明されると、もっと難しい。

とにかく、今年は花がめだたなかったし、時期もずれているようだ。

そのことを、今年はうるう年で5月が2回あるから、ということで流されても、どうも私には理解できなくて消化不良な気分となっている。