7月8日
どうしてもわからないことがある。
タイ湖の蓮の花の咲き方が去年に比べておそいように感じるというと、今年はうるう年で5月が2回あるので、遅いんだろうとハノイの人は教えてくれる。
ハウスキーパーに聞いてみても同じ返事だった。
うるう年は、4年に1回2月29日がある年と思っていたけど、どうもそれだけではないらしい。
たまたま日経紙で記事をみかけたので、それを要約する。
今年の旧暦カレンダーは、例年なら3ヶ月の夏が4ヶ月あり、今はまさに2回目の5月となっている。
月の満ち欠けに基ずく旧暦の1ヶ月は29日とちょっとで、太陽暦のひと月より1日ほど短い。
これでは1年で約10日、3年たつと1ヶ月ぐらいずれるので、放っておくと季節と暦が合わなくなってしまう。
そんなでは暮らしの目安にならないということで13ヵ月にして調整をする。
太陰暦では2月29日を増やすだけですませているけど、1ヵ月となると単純に12月の後に足せばよいというものでもないようだ。
旧暦の24節季に基づき、その年ごとに増やす月が替わり、たまたま今年は5月のあとにおかれている。
旧暦の夏は4月から6月なので、今年は夏が4ヶ月あり例年より長く、残暑が厳しいと想像される。
そう説明されると、季節を感じるということは気分の問題でしかなく、夏だから暑いという連鎖反応が起こり、今年は暑いということになるのかしら。
それで、タイ湖の蓮の花にもどると、ことしは5月が2回あるから、花のつきが遅いのだろうという説明では納得しがたい。
太陽暦でのカレンダーの同じ時期の今年は、花がさいていないのである。
そのことを旧暦の暦を使って説明されると、もっと難しい。
とにかく、今年は花がめだたなかったし、時期もずれているようだ。
そのことを、今年はうるう年で5月が2回あるから、ということで流されても、どうも私には理解できなくて消化不良な気分となっている。