ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

HIWCバザーも無事終了

2010-11-29 19:10:14 | Weblog

11月29日

昨日でバザーウィーク最終日、HIWCのバザーが終了、なんとかうまくいったのではないかと思う。

坂本龍馬の最終回に重ね、これで終わり肩の荷が下りたとメールが届き、私はお手伝いだったが、主催者のこの一年間の頑張りには頭が下がる思いである。

HIWCのバザーの出店は日本ブースがでないということが発端だった。

この国にたくさんの日本人がいるのにチャリティーに参加しないのは残念という思いをもった有志が集り、準備時間がない、お金がないなか、日本を感じてもらえるブース作りという課題に頭をかかえた。

それぞれの提案により、日本に一時帰国する人は、手ぬぐいや安い日本のものを買ってくる、トールは、雛人形や兜で日本らしさをだす、カルトナージュは和柄で製作、風呂敷の製作、巻き寿司やドラ焼を作る、折り紙を折ってきてくれる人、お手玉を作ってくれた人、店番のお手伝いをしてくれる人、ハノイで和ものっぽいものを見つけ出してきてくれる人、たくさんのお手伝いもあった。

ブースのメインは、漢字で外国人のお名まえを書くというもの、お習字の出来る方にボランティアをお願いし、用意した台紙100枚がほとんど無くなるほどの人気だった。

ブースに終日いると、日本という国が興味をもたれ、好かれているということを感じる。

展示に使った着物や歌舞伎のカレンダーに興味をもつ人、書道に興味をもつ人、ドラ焼もネーミングでヒット、キティーちゃんやキャラクターものも好まれている。

外国に住む日本人として、身の丈の国際交流、草の根のボランティア、私達にできるささやかなことをやってゆければと思う。

さて、私は今晩から日本、ハノイに戻るのは日曜日とトンボ返りの日程をこなしてきます。

日本、寒そうで少し不安ですが、いってまいりまーす。

 

 


チクチクバザー2010 今年も終了

2010-11-25 18:21:41 | Weblog

11月25日くもり

一年の総決算、チクチクバザーが今日無事終わり、わがトールチームはお陰で完売、ありがとうございました。

今年の新参加は、お生花とカルトナージュ、お花はあっという間に売り切れ、カルトもほぼ完売、試行錯誤の和柄ものも人気で嬉しかったし、トールとコラボした、ハノイガイドも売り切れ、ひと安心。  

今年はグループの看板を作ろう、ということで材料をもらっていたにもかかわらず、わがトール隊は時間が足りずギブアップ、他のグループの看板をみて深く反省、次回にむけてすぐ製作に入る予定。

大人気なので、奥のほうで頑張ってもらった食べ物研究会、ものすごい人だかりで近寄れなかったが、落ち着いたなと思うとテーブルの上にはなにもない、早々と完売してしまった。

セドナのちくちく、優雅ですね 

ダエウのちくちく、決まってる、つくるともぐもぐだったっけ? このイニシアルは、もれなくランチ付きのチームだそう 

フレイザーのゆるゆる隊、これも雰囲気があって素敵 

みんな個性的で素敵でしょう?

このバザーは、東南アジアのほかの国に駐在していた人たちがハノイで生活を始めた時、ほかの国にはあってハノイにない、チャリティーバザーで、私達が暮らさせていただいている国の、恵まれない人たちのお手伝いが少しでもできれば、ということで立ち上げたものである。

今年で3年、4回目の開催になる。

立ち上げた方たちはすでに帰国なさったり、他の国に移動したりして、当時の思いは忘れられがちであるが、いま一度みなさんに理解してもらいたいと思いをお話してみた。

自分たちが好きでやっているちいさなことが、恵まれない人たちのお役にたてるなら…、製作する方達、それを買ってくださる方達、ともにボランティアの輪で繋がっている。

みなさん、本当にご苦労様でした、そしてありがとうございます。

 


「花はどこへいった」の上映会

2010-11-24 20:16:53 | Weblog

11月24日

準備を続けていた、坂田雅子さんの「花はどこへいった」の上映会が昨日、無事終了した。

89席限定の会場は、椅子を増やして100席くらいまで用意することができた。

これはものすごい人数だと思う、みなさま、ご来場、ありがとうございます。

その上、用意した、DYDや本は完売、なにより嬉しかったのは、もしかしてこんなものがあったら嬉しいかも…と作った絵葉書が好評で、みなさんが買ってくださったこと。

これらの売り上げはすべて坂田さんの基金に寄付されることになります、皆さま本当にありがとうございます。

で、このドキュメンタリーの上映館は、チャンチエンプラザのすぐそばにあるのだけど、少し奥まっていて、わかりずらかった。

それも心配だったが、前のカフェのランチバッフェが3万ドンくらい(120円…どんな食事?)…で食べられるという事前の話があり、とりあえずお時間のある方は坂田さんと一緒に食事をしていただこう…、ということにしていた。

映画の上映中、ランチの準備が始まった、アレッ?おかいこがある……?…いくら?

興味しんしん。

映画が終わった、さて坂田さんとお話しながらランチをご一緒に、とお勧めしたけど、みなさん、少し引きぎみ。

結局、ランチは、2万ドン(80円)とか2万5千ドン(100円)からのチケットで、私は2万ドンを選び、ご飯と5種類の惣菜。

これが意外と美味、おかずはご飯にあったお味付けで、お大根の煮付け、筍やゴーヤの煮付けもおいしくて、これはヒットと喜んだ。

だって、フォーでも1杯、2万ドンはするので、この価格はヒット…

笑えるのは、ここのカフェでカフェラテを注文すると、小で4万5千ドン、大は6万ドン(240円)、これってぼってるよね、食後のお茶なんてもってのほか、ということだが、映画の上映中に、オーダーしてしまったわたしは、沈黙。

ハノイの物価はこのようにミステリアスで、私たちにとってもサプライズで興味がつきない。


堤防のむこう

2010-11-22 18:26:30 | Weblog

11月22日

家から街に出るとき、必ず通る道がある。

その道路に沿って造られている堤防は、建都1000年のイベントによるタイル画でいちめん覆われていて、目を楽しませてくれる。

この堤防は、紅河の洪水から街を守るために造られたものと思われるが、堤防と紅河にはさまれた土地にすんでいる人たちもいる。

この土地は雨が降るとすぐに河が氾濫して水浸しになるが、そこにもすめなくて、河の上で生活している人たちがいて、彼らは洪水のたびに流されて、生活が苦しいらしい。

そんな人たちの子供は、貧困ゆえに戸籍がなかったりして学校にも行けないでいるらしい。

いままで堤防の中にはいっていくことはなかったが、そんな子供たちを預かって、教育している施設を友達が訪ねてゆくというのに同行した。

町中の狭い家の中で、4歳から17歳までの子が27人、中には河にある島から片道3キロも歩いて通ってくる子もいるらしいが、ボランティアに助けられながら英語とベトナム語を勉強しているという。

家は狭くてきたないが、国からの補助が少なく、施設の経営も大変なようである。

ここには未来がすべての子供たちに平等に広がるように努力している人たちがいる。

美しく飾り立てられた堤防の向こうに、社会から取り残された子供たちを支えている施設があるということを始めて知った。

 


ある朝

2010-11-18 22:14:23 | Weblog

11月17日

我が家の朝ははやいが、週末は特別にはやい。

つい先日まで続いた、カラリと晴れ上がった、青空にこのところおめにかかることがなくなり、しかも、急激に夜明けの時間が遅くなり、6時をすぎないと明るくならなくなった。

そんな土曜日、ゴルフに行くオットを送りだしてカーテンを開くと、このところあまり顔を見せてくれない朝日に出会ったが、アレッ、この前までと上ってくる方向がずれている。

もの珍しく思い、カメラを持ち出した。

涼しくなったとはいえ、少し動くと汗ばむ季節はズーッと変わらないからたいして感じなかったけど、移動したお日様をみると、季節が確実に移っていっているのを実感する。

手前の薄闇と、奥の茜色の空、その上にはもう青空が広がり、輝いている雲がみえ、今日もゴルフ日和。

来週のバザーにむけて、まだまだやることがたくさん残っているので、この静かな時間を使いきろうと、わたしは部屋にはいる。

こんな週末が私は、好き。

 

 

 

 


フェニックスゴルフリゾート

2010-11-15 08:39:21 | Weblog

11月15日

フェニックスゴルフリゾートは、ハノイから車で1時間半くらいのところにあり、3コース54ホールある。

私たちは、陸のハロンと勝手によんでいて、ゴルフ好きの方には、ハロン湾にいくよりも、ここでプレーすることをお勧めするほど、ハロン湾の景観とゴルフという一石二鳥のお得なゴルフ場と思っている。

昨日は、ハイフォンからゴルフ遠征にいらした方たちとご一緒させていただいた。

私はオットのゴルフ穴埋め要員として登録されているので、メンバーが足りないときには急遽借り出されることもしばしばで、フェニックスの今年、3回目のラウンドを楽しんできた。

昨日のコースはチャンピオンコース、1ホール目には大岩が立ちふさがり、これに当てたら大変とかいいながら、みごとに当てた人もいる。

毎年何度かずつ、プレーをしているが、最初は、ベトナム語しか話さなかったキャディーも英語を使うようになったし、受付に昨日は日本語を話すスタッフが2人もいたし、レストランの人たちも控えめながら笑顔をみせてくれるようになったし、いいように変わっていっているなあという感じ。

このゴルフ場は、韓国からのお客様でいつもにぎわっているので、国際対応の必要性を急ピッチで取り込んでいるのだと思う。

これは小さなきずきであるが、ベトナムが変わりつつある様子がうかがえる。

ここで生活した3年の間、草葺の家は減り、高層の建物がにょきにょきと建設され、立体交差の道路ができ、近代化をひた走っているようなハノイだが、バナナの木とそこに隠れてひっそりと建つ民家の美しさとのどかさが、だんだん郷愁になりつつあるのは勝手だが少し寂しい。


動物園

2010-11-12 16:26:38 | Weblog

11月12日

来月頃、ハノイの動物園に日本から丹頂鶴がおくられて来るらしい。

ランチのあと、それについての書類のやり取りのお手伝いをしている人が、動物園に行くというので、これまで行ったことがなかった私もご一緒させていただいた。

建都1000年のイベントにあわせ日本から、丹頂鶴のつがいが贈呈される予定だったが、諸々の事情で間に合わず、1000年祭には目録のやり取りのみがおこなわれたそうだ。

この話は私にとっては始めて、鶴って暑さによわいんじゃないの?

日本から飼育員を派遣しないと、きちんと育てられないのじゃないの?

大丈夫かなあ…

動物園の入園料は、大人4000ドン(180円)と、お手ごろ値段。

湖の湖畔に沿って造られた動物園は街中にありながらもバイクの騒音やほこりから隔離されているし、今は涼しいので臭くもない。

入って最初の鳥のコーナーは、さすが南の国、みたこともないきれいな羽を持っている鳥がたくさんいる。

丹頂鶴もこのコーナーに入れられるのかなあ?

ゾウやシカ、カバなどもいたが、鳥とサルとトラが充実しているなあという印象。

たて縞模様が微妙に違うトラが、お一人様でゆうゆうと暮らしてる広いお部屋が何室も並んでいて、待遇がよい。

動物園なんて、久しく行ったことがなかったが、思わず檻の中に見入っている自分に驚いた。

 

 

 

 


普後さんの写真

2010-11-09 20:59:00 | Weblog

11月9日

普後さんはカメラマンである。

素敵なおじ様なのだが、あるときスケッチに写真つきで紹介があって驚いた。

私とはヘリテージの仲間で、シニア隊と称し、街歩きのご案内を一緒にしている。

男性のツアーガイドは意外性があるのか、みなさん真剣に聞いてくださり、うらやましいなあと思ってしまう。

11月23日、以前に紹介した、坂田雅子さんのドキュメンタリーの上映会を予定している。

坂田さんはベトナム戦争で散布された枯葉剤の影響で苦しんでいる人達をテーマにドキュメンタリーを制作し、彼らの支援に奔走している方である。

そこで、すこしでもお役にたちたいと思い、この上映会を企画した。

しかし、会場費もかかるし、うまく支援が集らないと思い、普後さんの撮り貯めた写真からいくつかをお借りして、坂田さんの支援のために絵葉書を作って販売してみることにした。

ところが、ハノイでは絵葉書を作る手段がなく、とりあえず家で印刷するしかない。

わたしは、パソコンが苦手なので、人の手を借りなければことが運ばないのが残念だが、手伝ってくれる友達のお陰でなんとか、印刷することができた。

あとは、数日乾燥させるようにといわれ、我が家のベッドは、写真に占領されている。

お家プリントが以外ときれいにできて、少し安心、明日、本人にみていただいた時のコメントが不安だが、とりあえず走り出してみなければ物事はすすまないというのが私の信念。

好評なら第2弾を考える必要があるが、この先、もっと絵葉書をつくったり、カレンダーの製作に協力してくださる方とかがでてきたら、楽しいのではないかと思う。

ハノイでボランティアなんて考えたことも無かったが、「花はどこへいった」を見て、製作者にお会いする機会があり、この方のお役に少しでも立てればと思ったのが、今回の上映会ということになった。

もし興味のある方は、CNEMATHEQUE で、10時から上映します、ポスターが各所に張られているので、連絡してみてください、そして、普後さんの写真もみてみてくださいね。

 


今年のハロウィーン

2010-11-05 06:59:21 | Weblog

11月4日

時々国際社会で暮らしているなあ、と思う行事のトップは、ハロウィーンの時。

私の子育ての時、夏を過ぎたころからどうしようと頭を悩ませ、裁縫が苦手なわたしは、画用紙に絵を描いて、サンドイッチマンにさせてみたりしたけど、不評で、しかたなく、キットを買ってきてお友達に教えてもらいながら衣装を作った思い出がある。

ベトナムはその点すごく楽。

インターネットの画像をテーラーさんに渡せば、生地の選択も含め仕上げてくれる。

子育ての時は、作って、着せて、一緒に近所を回ってと大忙しで行事を楽しむゆとりはなかった。

大人が楽しんでいれば子供も楽しいはず、とわたしたち嬉々として衣装を考えた。

子供たちが喜ぶのは、やっぱ、お姫様でしょう、ディズニーでしょう。

予算の関係で、シンデレラがメイドさんになったりもしたけど、アリスあり、ティンカーベルあり、ミニーあり(…のつもり…)でむんむんにスタンバイした。

トリックオアトリートの声がするとドアを開ける、すると外の子供たちは一瞬、固まってしまいお菓子を出しても首をふる。

大人の男性は口をあんぐりとあけたまま、固まる。

印象を聞くと、すごいワインの量…とか、見るものが違うでしょう……。

そっか、楽しかったのは、私達だけだったの?