ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

テト直前は日本の師走とおんなじ

2014-01-26 11:33:51 | Weblog

1月26日 くもり 20℃

かまどの神様の日の行事を終えると、今度はお正月の準備に突入するのか、金曜日の道路は半端なく混んでいた。

慢性的な朝夕のラッシュ以上の車の混みようで、なかなか目的地まで到着しないし、ますます空気が悪くなってゆくようだ。

歩道では、靴磨きの人が異常に増えているような気がする。

この様子は、お正月前の現金を安直に手にいれるためだと想像したら、やっぱり日本とおんなじ、お正月はお金がどんどん出て行ってしまうから…

土曜日、用事次いでに旧市街まで歩いていってみると、ホアンキエム湖の周りは依然にもまして正月飾りが華やかになっている。

今年の干支の馬のモチーフが趣向を凝らされていたるところに飾られている。

                   ホアンキエム湖

   振り返って、リタイトー公園の広場         写真撮影でにぎわっている

チャンチエンプラザの前に置かれたキンカンと桃の植木   突然こういうのが出現する 

その飾りを眺めるゆとりもなく、あわただしくバイクが走り回っている。

このごろ、車の数が急激に増えたようで、あまりの混雑に業をにやして、歩道を走る車をみかけたのは、金曜日。

わたしがびっくりしていると、運転手がベトナムだからね、という、こういうところが理解できないが……

今日あたり最後の売り込み商戦と買い物客で、昨日以上に街はごった返していることと思う。

さて、我が家のテトは、日本で過すことにしました。

冬の寒さを避けてすごしてきた私にとって、いまさら冬支度も考えられないが、気持ちを徐々に寒さに向けて切り替えているところだ。

思いもしなかった日本、もうバーゲンが始まっているかしら、と友達にいうと、そうとは思うけど、冬物ですよ…

そうねえ、冬物はもういらないわねえ、テトが終わると半そでの季節になっちゃうものね、という会話。

とはいいながら、すでに牡蠣の手配済み、おいしい牡蠣を頂いてくることにします。

 

 

 


ベトナムのお正月テト、今日はかまどの神様の日

2014-01-23 10:32:15 | Weblog

1月23日 はれ 16℃

今日はかまどの神様の日、お正月前の大事な行事のひとつである…この日は、

おうちの守り神であるかまどの神様は、陰暦の12月23日に鯉(龍の化身)に乗って天にのぼり、1年間の善悪を報告し、30日の大みそかに戻ってくる。

そのため、かまどの神様に、紙製の冠や靴をお供えし、生きた鯉を川に放すという行事である。

このかまどの神様の留守中は、魔除けの木となる桃を飾って、家を守ってもらう。 

ということで、このところのハノイはお正月前でいそがしい。

どこの家でもビルでもお掃除がはじまり、テト飾りのきんかんバイクは街を走りまわり、自転車の花売りさんは桃の枝を山積みにして並んでいる。

昨日まで、お供えの冠と靴のセットを天秤棒いっぱいにして、街中で売り歩いている姿をたくさん見かけた。

ビルの玄関は、  きんかんと   ロビーに桃の鉢

桃の花はお正月に欠かせない魔除けの花なのだが、ももの花は北部にしか咲かないので、南のホーチミンとかでは、黄色のホアマイという梅の花といわれるが、実際はアブラナ科の花を飾る。

ところがこの、代用品のホアマイが、結構ハノイでも珍重され始めているときいていたが、たしかに、これは、チャンチエンプラザのディスプレイ

                  黄色が強調されている。

さて、これはベトナムの人のはなしで、私たちは旧正月の間どうするかというと、多くの人がベトナムを脱出する。

以前ほどではないが、ベトナムの人は、一年で一番大切な行事を家族と一緒に過ごすため、会社もお店もタクシーもメイドさんもすべてお休み。

ということは、外国人には、暮らしてゆくのが不便このうえないので、暖かい国に行って休暇を過ごすことになる。

一番多いのがお隣の国タイに行く人たち、

ところが、現在バンコクに非常事態宣言が発令されたことで、旅行を予定していた人たちがちょっと動揺して、予定を変更するか、行く先を変更するか、ホテルの手配をどうするか、直前まで、迷う人が多いなか、我が家はチェンマイ、バンコクは乗継なので、大丈夫と思っていた。

ところが今朝になって、オットがキャンセルしようかといいはじめた、それも仕方がない…

安全第一なので、様子をみながら、今後の予定を決めてゆくつもりである。

 


おくればせながら お正月

2014-01-17 19:30:23 | Weblog

1月17日 くもり 16℃

いよいよ2014年がはじまり、今年もよろしくお願いいたします。

年末からのバリ旅行は、ハプニングに見舞われましたが、我が家らしく、過ぎてみれば楽しかったという印象になります。

              リゾートっていう感じでしょう…

バリ島のいまのシーズンは雨季、しかし、9日も滞在すれば雨の日も晴れた日も経験でき、いろいろな景色を楽しむことができたが、

最短2泊4日の息子夫婦にいたっては、せっかく楽しみにしていた海遊びが雨のためホテルステイを余儀なくさせられ、気の毒だった。

バリでの一番新しい海遊びは、フライングボードとかいったかな。

横になってゴムボートに乗っていると、エンジン付きボートがそれを力いっぱいひっぱる。

命綱もなく乗っているインストラクターがバランスをとって風を受けると、凧の要領でゴムボートが浮き上がり空中を浮遊するというもの。

見ている方はすごい、と思うけど、乗るのは少し勇気がいるようだ、これをお目当ての息子は乗れなかったが変わりに挑戦したオットと三男。

           

今回、バリに行く前日の夜、私の航空券の名前が別人になっているのに気づいたけど、遅すぎて、翌日の予約していた飛行機に乗せてもらえず、予約を取り直して翌々日、やっと飛行機にのることができたという、大失敗をやってしまった。

でもバリは私たちをあたたく迎えてくれ、31日の大みそかに全員(10人)集合、公式行事と称するバスと運転手をチャーターし、

世界遺産になったライステラスは、以前行ったときになかったカフェができ、景色を楽しみながらゆっくり過ごすことができたし、キンタマーニ、寺院とひととおりの観光ができた。

元旦の夜に帰国した息子、2日に帰国した息子、最後まで一緒だった末っ子に見送られて先にハノイに帰ってきた私たち。

みんなバラバラ、でも一緒のときは楽しく過ごすために心を砕いてくれた家族、

わたしとオット、そして家族のあゆみを内緒でCDにまとめてくれ、みんなで見て笑うというサプライズまで用意してくれていた息子

みじかい時間だったし、次にいつ会えるかわからない家族だが、みんなで笑顔で過せた今年のお正月は心に残るものとなった。

今年、わたしはここハノイで、元気で楽しいことをたくさん見つけてゆきたいと思っています。