ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

バリ島に行ってきまーす

2009-01-24 12:49:02 | Weblog

1月24日

今朝は小雨まじりで気温もかなり低め。

朝の散歩で手がかじかんだ手がなかなか温まらず困りました。

26日が元旦なので、このところ閑散としていた花市場に、ものすごい花と人があふれかえっていて、年末が押しつまってきているというのがひしひしと感じられました。

こちらの新年にあわせて、会社も工場も休業となりまあす。

私たちはすでに新年を迎えているので、みんなが家族のもとに帰り、すべてがストップするベトナムから、大半の人が脱出します。

ということで、我が家も、今日から9日間、バリ島ですごしてきます。

このことについては、後日報告させていただきます。

それでは、いってきまーす。


テト準備最終編

2009-01-23 23:10:01 | Weblog

1月23日

先日、我が家のハウスキーパー、フンさんが、ベトナムの伝統的なテト(旧正月)料理といって、「ティッガー ルオッ」という鳥の蒸したのと、「バインチュン」というベトナムちまきを持ってきてくれた。

鳥は一羽を丸々蒸したものだが、我が家は2人なので少しだけと、半羽にしてもらい、鳥が苦手な私のために、説明しながら細かくさばいてくれた。

お腹の中の卵はいいとしても、鳥の足先はいくらおいしいといわれてもこれは食べられないからと持って帰ってもらったが、レモンリーフを細かく切って散らしてくれ、塩とレモンと唐辛子で食べるように説明してくれた。

友達はおいしいというが、鳥の苦手な私は手が出せなくて残念ながら食べていない。

バインチュンは、もち米と緑豆と豚肉をゾンとよばれる緑葉で包み12時間ほど茹であげて完全殺菌した上に、幾重にも重なった葉が外気とも接触を防ぐため、長期保存ができるらしい。

日本も正月料理は基本的に保存食で、とくにもち米はお餅にしたりして、根っこのところは同じ考え方が流れているのかなと思わせるものがある。

後日オットがもらってきたバインチュンは、形も味も違ったので、ところによって造り方が違うのかもしれない。

日本のお正月に、伝統料理を食べ、花を生けて、玄関飾りをするのと同様なことが、ハノイのきんかんであったり、桃の花であったりするのであろうか。

この時期道路はそれを運ぶバイクや自転車の花売りさんで賑わっている。 

ホールとかには、桃の枝に飾りを下げたものが飾られている。

これは我が家のアパートのホール飾り。

クリスマスツリーとか七夕飾りとか、どこの世界でも同様なものが時期を違えど飾られるということに、世界中の人の心はつながっているのではないかと思ってしまった。


テト(旧正月)飾り

2009-01-20 22:37:25 | Weblog

1月20日

近所の道路が大渋滞でにっちもさっちもゆかず、例年この時期の風物詩だが、時間がよめないのに苦労させられる。

というのも、この通りに花市がたつからである。

わたしの住む地域は、裏道を歩くと、きんかんの畑や、桃(ホアダオ)の畑がならんでいる。

ハノイのテト飾りはきんかんと桃の花の鉢植えを門松のようにして玄関に飾るので、その業者がこの時期のために丹精したものを売りにだすからである。

活躍中のきんかんバイク

スタンバイ中の桃の花

今は年末でわさわさしているが、ハノイのテト飾りは落ち着いた静かなたたずまいをしていると思える。

ホーチミンのテトの花はホアマイとよばれる黄色の花だそうだが、メインストリートでその花をみかけることはなく、黄色の菊を飾り街中が黄色い色であふれかえっていた。

黄色は金色にみたてられ富と繁栄の象徴とされているそうだ。

華僑とか商売をする人が多いのか、もろに黄金色のお金で飾りたてたところもあった。

街路樹には黄色とピンクの花が吊り下げられ、まるで七夕飾りのようである。

しかもそれに電球がついているので夜になると、輝くばかりに華やかとなる。

電力不足のこの国がこんなことしていていいのかしら、とか話しているうちにショートして電球が消え、あらあらという感じになったりもしたが…。

商業の街であるからこそ、デコレーションに力を入れているし、街のイルミネーションが人々の夢と希望を象徴し、元気を与えてくれていると思える。

こんなことからも、政治都市ハノイと、経済都市ホーチミンの都市のあり方の違いがみえてくるともいえるのだろうか。


かまどの神様の日

2009-01-19 12:03:27 | Weblog

1月19日

 ホーチミンでサイゴン河畔を散歩中、子供たちが網を持ち、腰まで濡らして川べりをあるいているのを見かけた。

日曜だから遊んでいるのだろうと思っていたけど、大人がビニール袋に赤い魚を持って歩いている。

アッツそうだ今日はタオの日ではないかと思いあたった。

旧正月前の儀式で「かまどの神様の日」といわれている。

この日に鯉に願いをかけて河に流すと鯉が天にそれを届けてくれて願いがかなうそうである。

去年見た、ハノイでこの日池や川に放つ鯉は、小さくて黒っぽいものだったような気がする。

ホーチミンのはおおきな赤い金魚に見えたので勘違いしていまうほど派手な鯉であった。

大人は無造作に河に投げ捨てるのだが、鯉は弱っているので水の中でボーっとしているところを、子供たちが網ですくうのだ。

それをまた、大人に売って小遣い稼ぎをしているようだ。

まさに河に投げようとする寸前に横からさらい、逃げてゆく子供もいる。

ベトナムのおばさんはそんなことでめげたりしないで、走っておいかけてゆき、とり返すが、子供たちの持っているほかの鯉は、5000ドン(35円位)とかいう声が聞こえたが、買い取って、それも河に流してやっていた。

こんな光景はハノイではみたことがない。

資本主義が優先している都市なので、子供たちもすばしっこくてテャッカリしているのだろうか。

ハノイの空港からの帰りは、レッドリバーにかかっているタンロン大橋という、大きな橋を渡るのだが、橋げたに止まっていたバイクがUターンをはじめ、危ないねとはなしていると、運転手が魚を放していると教えてくれた。

ああ、こんなところでもタオの儀式をやるんだ、と思ったけど、高所恐怖症のオットは、こんな高いところから投げられた鯉は気を失って、願いを忘れてしまうのでないかと心配していた。

古い風習も生活にあわせて変化していっているということなのだろうか。


マジェスティックホテル

2009-01-18 22:59:24 | Weblog

1月18日

昨日の土曜日に予定された、ホーチミン事務所のイヤーエンドパーティー(旧正月を祝うため今が年末)に出席するため、ホーチミンに行ってきた。

今回の宿泊は、前回取れなかったマジェスティックホテル。

「リバービューにしてね」、「スタッフが抑えてくれたので、それはわからないけど、なかなか取れないのに頑張ってくれたんだろう、宿泊料もかなり安くてラッキー」というのが、直前の会話。

早朝からホーチミン入りしていたたオットが先にチェックインしていてくれた部屋に、午後6時半のフライトが遅れ遅れで、11時ごろにやっとたどりついたが、オットは留守。

沢木耕太郎の「1号線を北上せよ」という本の中で、はじめてのベトナムで初日に泊まったホテルがここ。

1925年創業の、歴史を物語るクラシカルなこのホテルに、わたしも泊まりたいという希望をもっていた。

 部屋のドアを開けて、ラッキー素敵、と思ったが、アレッ?窓が無い。(カーテンのむこうは廊下になっている)

またやられてしまった、だから安かったんだ。

前回泊まったコンチネンタルホテルも窓がない部屋だった。

窓がないというのは、窮屈な感じで落ち着かないし、暗いので寝過ごしてしまいがち。案の定、翌日の朝食はタイムオーバーで食べられず、外に出てフォーでもたべようということになってしまった。

このホテルの朝食は、5階の屋上テラスでいただく。

今日は天気もよくサイゴン河の対岸の森を眺めながら、ゆったりと気持のよいときを過ごすことができ、特別な朝食となった。

前回のホーチミン滞在は、気候的にハノイと大差ない5月で、どっちがいいと聞かれても、ハノイのほうが住み慣れているのでいいと答えたが、今回はだんぜん、ホーチミンがいいと思った。

日本同様、ベトナムは南北に長い国である。

ハノイから2千㌔南下するこの街は、今の時期、明るくて、暖かくてさわやかで、日差しに歩道の木の影が踊っていた。

この時期のハノイの気温は15℃前後、日中陽がさすことは少ないし、霧雨が降り暗くて寒い。ジャケットを羽織るので暗いイメージになってしまう。

寒さが苦手のわたしには、希望の街となってしまった。


オペラ公演

2009-01-15 00:57:53 | Weblog

1月14日

 テニス仲間と会社の若い人が活動しているHIWC(Hanoi Internatinal Wimens Club)のコーラスグループがオペラハウスで、プロの歌手と一緒に出演するというので、いってきた。

通称オペラハウスは、フランス統治時代の1911年にパリのオペラ座を模して建設されたもので、フランス風建築としてハノイの観光名所の一つである。

この素敵な建物の中で演奏を聴くというのも結構わくわくすることである。

ヨーロッパのもの語りを、場所をベトナムに置き換えてベトナム人のオペラ歌手の主演公演である。

英語とベトナム語で字幕はでるけど、読みづらく、オペラの内容はよくわからなかったけど、ベトナムが文化にも力を入れてきているのを感じた。

バックコーラスといえど、友達がライトを浴びて生のオーケストラの伴奏で歌う姿は晴れがましくもあるし、見るほうも楽しみでもあった。

プロが出演する舞台に共演ということで、私の友達以外の日本人出演者もいたりして、日本人仲間の観客も多かったし、同様の理由でか、白人の観客も多く会場は満員だった。

友達は、衣装は最初作るといって採寸までしたけど、製作が間に合わないということで結局自前ですませてしまい、やっぱりベトナムらしいとか愚痴っていた。

オーケストラが床下まではいっているので音が客席にはよく聞こえるけど、舞台の人には聞こえず苦労したとかもいっていた。

なにはともあれ、彼女のおかげで私達も素敵な楽しい時間が持てたことを感謝している。


ボールボーイ

2009-01-12 23:28:34 | Weblog

1月12日

このところ天気がよくてさわやかな日が続いている。

去年の印象で旧正月前は毎日霧雨が降り、お日様が顔を出すことが無く、うっとうしかったような思い出があるが、それとは裏腹に、美しいともいえる日差しとカラリとした空気に気分もすがすがしくなる。

この週末少し忙しかったので、今日はオフと決め込みだらだらすごしていたら、夕方になって、テニスのレッスンのメンバーがいないからいっしょに受けてと電話をもらい、この美しい戸外にでてゆきたいと、レッスンを受けることにした。

以前は週一回のレッスンを受けていたが、さすがにテニスとゴルフを交互にするのは、体がついてゆかず、このところレッスンはなしにしている。

コーチのボールボーイも新しい子に変わっていたりして、かなりご無沙汰だったことがわかる。

この子のボール拾いの道具がペットボトルに棒をつけたもの。

以前の子は、ちりとりに棒をつけたものを使っていたが、手作りだったんだ。

楽にボールを拾えるよう、とそれぞれ知恵をしぼっているようだ。


おせち

2009-01-10 16:35:28 | Weblog

1月10日

今日オットが友人を家によびたいというので、さてメニューをどうしようと考えた結果、テーマを、「おくればせながらのお正月」、でやってみようと決定。

今回の帰国でこういうこともありと分かっていながら、とりとめもないものを買ってしまった結果、荷物の重量制限との格闘が始まり、食品なんてとんでもないと何もかってくることはできなかった。

冷蔵庫と食料庫をあさって、あるものと現地調達できるものとでやってみようということに。

メニューは

黒豆…冷凍庫で発見しました。

栗きんとん…栗の甘露煮はあともう少しで賞味期限切れ。さつまいもはスーパーで購入。

筑前煮…普段我が家は、お煮しめで野菜を一つずつ煮しめるのだけど、めんどうなのでごっちゃ煮にして省略。たけのこをさがしたけど、みつからないので、これはなし。

八幡巻き…ごぼうは韓国食材店で、牛肉の薄切りも普段はここで買わないけど時間も無かったし、少し不安だけどついでに購入。だけど、なんかすじみたいなのもいっしょについている。

信田巻き…油揚げと豚のひき肉も同じ韓国料理店で。

紅白なます…だいこんも韓国料理店で。

えびの姿煮…いつもは市場で買うけど、今日はスーパーで買ってみたら、なんだかぼろぼろのえびになり、これでは縁起ものといえないなあ。

だし巻き卵の予定が明太卵焼き…福岡に遊びに来た友達が屋台に行きたいというのでいってみた。隣の席の人が食べていてわたしも食べたかったけど、いつも息子が作るからとオーダーしてくれなかった。で、お味は、甘いの?醤油味?だし汁?ときくけど、忘れたっとかいって教えてくれない。それで勝手にオリジナルでわたしの明太卵焼きをつくってみた。明太はちなみに日本からのお客様のおみやげで冷蔵庫に入っていたもの。

あとは、クリームコロッケとか、から揚げとかいつもの料理。

そういえば、お正月のクイズ番組で、「北海道のひとは、31日におせちを食べるらしい」というのがテーマだったけど、我が家は当然31日にもたべます。

31日から紅白は記憶に無いほどの大宴会で盛り上がります。

でこれが年末のおせち。

年が明けると、お重に詰め替えて、お雑煮と一緒にもう一度いただきます。

子供たちが口をそろえて、「だっておせちはできたてがおいしいじゃん」、とか。

福岡では我が家だけかもしれないけど、おせちは31日にもいただきますよ。


あけましておめでとうございます

2009-01-08 21:18:46 | Weblog

1月8日(2009)

 昨年12月1日から日本に帰っていたので、久しぶりのブログ更新となります。

今回の帰国の目的は、健康診断と、この時期恒例の手作り展のお手伝いをするためです。

福岡はもともと冬は寒いのですが、帰国早々、雪は降るし、ウイルス性胃腸炎で息子ともども病院のお世話になるし、我が家の8歳になる飼い猫の、ひめちゃんが腎不全で病院通いのかいもなく死んでしまうし、お正月は積雪のため高速道路は閉鎖になるし、かなり忙しかったです。

5日の深夜に戻ってき、6日はハノイ時間に戻さなくてはと、とりあえず食料の買出しをすませたあと、体調がぐずぐずしてすぐれないので、ゴルフの練習に行くと気分がスッキリするかもしれないと行ってみたけど、汗をかいて逆にもっと悪化したみたいで、なんとばかなことをと反省しています。

私達の年一回の手作り展、 遊空間~愉快な仲間達の展示即売会~ は回を重ねて6回が終わりましたが、こうなったら10回のアニバーサリーまで頑張ろうと、第7回の今年の準備も少し終えてきました。

5年前、テニス仲間の中に手作り好きがいて、その数人を中心に年1回3日間だけお店を開こうということで始まった小さな会が年々仲間が増え、現在25名を数え、その中には木工や焼き物を出品する男性達もいます。

前日に搬入、展示をし、3日目の午後片付け、その場で精算をすませ、また来年がんばりましょうと別れてゆくめちゃくちゃシンプルな展示会です。

しかし、作品の質は年々上がり、集客、売りあげも年ごとにあがっているのには驚きます。

私は、いつもだとトールペイントの作品を展示するのだけど、ハノイで遊びすぎて作品がないので、ベトナムの雑貨を出品してそれはそれで喜ばれたけど、作品を作るようにとブーイングをうけ、次回は必ず作品を持ってきますと約束しました。

確かに、手作りの作品の中ではベトナム雑貨がかわいいとはいっても、少し浮いていました。

レベルの高い作品をみていると、わたしもおちおちしていられない気分にさせられます。

ということで、わたしの今年のお約束は、作品を作ることです。

さあて、今年もよろしく御願いいたします。

これはアクセサリーの展示準備中

ザルツブルガーゲシェンクってしっていますか?

ヨーロッパの木の実やビーズを使った美しい工芸品です          これは陶芸の作品の一部