ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

明日から3月だというのに…雪

2012-02-29 10:18:33 | Weblog

2月29日 雪 気温1℃

天気予報があたり、今日は朝から雪、しかも積もっている。

昨日は晴れでテニスのレッスンをうけ、明日は気温がぐんとあがり晴れて暖かいとの予報。

今日、友達とはじめての小遠足で水戸の梅を見に行くことになっていた。

図書館で本を借りたり、梅の開花予報を調べをしたりして楽しみにしていたのに、キャンセル。

高速道路は走れるけれど、まんがいちのことを考えると、自重するにこしたことはない。

しかも、こんな天気では咲いている梅も寒さにちじんで楽しげでないと思う、もっと誇らしげに香り高く咲いている時に会いにゆきたい。

ということで、朝から外の雪を眺めながらのんびり過ごしている。

この雪は夕方まで続くし、この上まだ積もるらしい。

今週末、息子が結婚を考えているお嬢さんのご両親に会いにいく予定。

私の母が手編みのセーターを、ゆりさんにと送ってきた。                                         

                  

もう春だし、気にいってくれるかわからないけど、とりあえず持ってゆくことにする。

一人暮らしの母の暇つぶしの作品とはいえ、よくここまで編みこみをいれることができるといつも感心する。

その技術をわたしも習いたいとおもっているが、時間がないのと、肩こりの心配とで、いつかいつかとの思いが長く続いている。

こんな雪の日にのんびり編み物でもできたら最高なのだろうが……

 


葛西臨海公園

2012-02-28 07:43:56 | Weblog

2月28日 晴れ 寒い

私が住んでいるのは千葉県、江戸川を挟んで千葉県の東京ディズニーランドと東京都立の葛西臨海公園がむきあっていて、公園は家から近い。

子育て中は海辺で遊ばせたり、さきいかでかにを釣ったりとよく通った公園である。

そのころには無かった遠くにみえるスカイツリー。

葛西臨海公園は1989年に、東京湾沿岸の汚染や埋め立てで破壊された自然環境を再生しようと整備されたものとある。

園内には、水族館、鳥類園、日本一の高さの観覧車とかあるが、前に広がる東京湾と広い芝生に開放感を味わえるが、水と植物と鳥との出会いには感動する。

春のはじめの思わぬ贈り物は花、ひと月も開花が遅れている梅がちらほら。 

      

水仙や菜の花、椿は盛りを終えて少し元気がなかったが、それでもやさしいかおりをただよわせてくれる。

 

公園の開園より遅れて2001年に開業された観覧車は高さ117㍍。

高いところが苦手なオットが最初で最後と頑張って乗ってみたが、この日は曇り空。

それでも360度の開放感は胸がすく思いで気持がよい、足元のディズニーシーの向こうが房総半島。

沖合いに広がる天然の干潟を保護再生するために作られた公園のなかには、いまでは東京23区でも見ることができなくなった動植物が森や池に生息しているらしい。

しかし干潟に、洪水対策がなされた荒川、江戸川からは新たな自然客土が流れてこないので、人工的な客土を使用し生態系が壊されるという懸念もあり、管理が大変なようである。

快適な人の生活と自然保護の両立は大変だといまさらながら感じさせられる。

 

 


浦安バル街に参加してみました

2012-02-24 17:16:00 | Weblog

2月24日 はれ

「浦安バル街」とは、今回が第1回目のイベントで、前売り3000円、4枚つづりのチケットと地図を頼りに参加しているお店を飲み歩くイベント。

半券1枚につき、ドリンク1杯とおつまみ一品の組み合わせで、メニューは各店のおまかせ。

あらかじめ行きたいお店をチェックしておくが、ずぼらな私はすべて友達任せ、最後はスペインにしてね、とわがままだけは一人前。

いつもお気に入りのお店にしか行かないので、知っているけど行ったことがない、とか、行ってみたかったけど敷居が高そうとかいうお店を訪ねてゆく。

暗い通りは、いつになく活気があり、特に親子連れは風船をもらったりして話し声も楽しげで賑やか。

        

盛況なのか、どこのお店も外にまで人が並んでいて、リストは作ったがついパスしてしまう。

最初に行った和風ダイニングのお店。        

リストに入れていなかった2軒目は、料理がでてこないしビールは飲んでしまうしで、待てないとオーダーをキャンセルしてでてきた。

3軒目はスペイン料理のお店の隣の、こじゃれた店構えが気になっていたお店。

一口で食べきれない大振りのお刺身だけでは、少し寂しいと早々に引き上げ隣りに行く。

電話をして残してもらっていたバル街用の組み合わせ。 

やっとホッとして、アヒージョとパエリア、ワイン2本を追加注文し、だらだら飲み続ける。

お店の人の話では、すごい人出で、準備した150人分の後で30人分追加してもさばききれず、たくさんの人をお断りしたとか。

電話して料理を残してもらっていたわたしたちはラッキーだったが、シェフもスタッフもてんてこ舞いで、すごかったと疲れきっていた。

今回、チケットの売り上げ数を把握できなかったそうで、人出の予測がつかずお店は手探り状態のイベントとなったようだ。

たくさんの人にうまくサービスを提供できなかったお店もあるだろうし、手ごたえを感じたお店もあったろう。

新しい試みで、震災の影響が残っている浦安が元気になってくれるのは嬉しい。

が、私の好みは、お気に入りの店でゆっくり楽しみたいというのが本音かな…

 


草津温泉旅行…その3 食べ物編

2012-02-23 17:37:29 | Weblog

2月23日 雨

温泉の楽しみはご当地温泉まんじゅう。

自称まんじゅう研究家のわたしにとって、旅行前のシュミレーションは大事な仕事で、ガイドブックをめくると、あるある、常識的な店数から考えられないほどの店が載せられている。

わたしの好みは、餡はつぶで皮は素朴なお味の黒糖、まあこのあたりとあたりをつけておく。

いよいよ街歩き、まんじゅう通りとでもいおうか、両側に並ぶ店頭でほかほか茹で立てのまんじゅうを1個まるまる手にのせてくれる大盤振る舞いに感激しながら歩くと、片道で4個くらいはお腹にはいっている。

それをなんど繰り返したことか、しまいには、さすがのわたしも胃もたれしてきて、そこまで食べなくてもと友達に注意されてしまう。

しかも、試食のない店では、まず1個90円也をお買いあげし試食するという丁寧さ。

で、最後にいきついたのが、松むらまんじゅう。

しっとりした食感の黒糖皮に包まれた自家製つぶ餡が程よい甘さでお口の中でとろけてゆく。

おみやげ用のまんじゅうはこれで決まりと、みんなにも紹介し、お助け役となったと自称している。

2泊3日交通費込み15000円という格安ツアーでは期待できない食事だが、3年目ともなるとよくなってきたとの声があがっているし、しかも飲み放題。

食堂でおしまいにすればよいものを、ちょい悪中年は2次会の部屋飲み分をすこしいただいてくる。

ビールでしょう、お酒でしょう、つまみのおしんこでしょう、体のあちこちに入れて運んできた戦利品は、翌日そっとカラを返しておくが、そんなこともおおめにみてくれる。

帰りはもれなく、ドライブイン田吾作につれて行かれ、昼食とお買い物。

ふきのとうを買ってかえり、てんぷらにして夕食のおかずにする。

わたしたちいい大人なのに、団体旅行となるとついはしゃいでしまう。

日ごろやらない持込や、試食に浮かれることで、非日常の旅行が思い出深いものとなるが、よい子はやらないに越したことはないと少し反省している。

 

 


草津温泉…その2 雪だらけ

2012-02-16 04:33:53 | Weblog

2月16日 くもり

草津の雪はどか雪で何十㌢も積もるということはなく、十㌢くらいずつの積雪が毎日続いてゆくと、バスの運転手さんに教えていただいた。

昼間溶けて地面が見えていた道路や駐車場が、朝起きてみるとまた雪に覆われているという毎日だった。

        

最終日は朝から雪模様、雪の舞う中で入る露天風呂はわたしの夢だったので、感激。

バスの出発までの待ち時間は、おみやげ探しやただ湯めぐりにあて、滑らないようにとみんなで掛け声をかけながら街にでかける。

雪の湯畑は、湯けむりもうもうでむこうがみえない。

        

つららはもう何年といわず、何十年もみていないような気がして、冬らしく懐かしい。

 

すぐに足先が冷たくなり、18軒もある無料の共同浴場の中の「地蔵の湯」にいく。

 

防寒のための厚着は、われわれ女性にとって着脱にすごく時間がかかり、大変不便。

板塀のむこうの男性湯は、声が素通しで、状況がよくわかる。

もう脱いで入ったみたい、こちらがやっと暖まりかけたら、もうあがったみたい、少し待っていて、着るのに時間がかかるからと声をかける。

入浴中の地元の方のお邪魔にならないように気を遣いながらそそくさとすませたが、その後ゆっくりお湯をつかっていただけただろうか…


草津温泉旅行… その1

2012-02-14 05:57:13 | Weblog

2月13日 薄い雨

草津温泉は群馬県にある、日本三名泉のひとつ。

江戸時代の温泉番付では、当時の最高位である、東大関に格付けされていた、日本を代表する名泉といわれているのは確かで、この温泉の名まえは誰もが知っているのではないかしら。

これは湯畑 

標高1000mくらいに位置しているので、滞在中は夜間-10℃、昼間は-5℃とかなり寒く、湯煙がもうもうでこの辺りは視界がきかない位。

印象として雪が多いかと思っていたけど、街中の積雪はそんなでもなかったが、除雪をしていない道は凍っていてかなり滑りやすかった。

草津温泉の湯は、基本的に酸性泉で、PHは2前後、結構酸性がきつく、顔を洗うと酸がしみて目が痛くなってくるし、皮膚もぴりぴりする。

日本武尊や源頼朝が開湯したとの風説があるが、草津温泉が湯治場として記録があるのは室町時代後期、あるいは戦国時代後期以後となっている。

豊臣秀吉が徳川家康に草津入湯を勧めた書状は残っているらしい。

温泉街ではこんなことからか、源頼朝とか、徳川家康とかの名まえを見かける。

宿の近くにスキー場があり、今回の旅行の目的もスキー。

埋立地にある浦安からぐるりを見渡しても山はなかなか見えないので、バスの中では、アレが筑波山、浅間山、赤城山との声にワクワク感を共有できる。

富士山もみえた。     

宿の部屋から見えるゲレンデと、仲間のスキー板がつったっている巡回バスのなか。

 

手の負傷の私と膝がおもわしくないオットは居残り組に加わり温泉街の散策。

居残り組の友達に誘われて「無料の湯」は明日にまわし、奮発して有料のお風呂にいってみたら最高にいいお湯で、草津温泉の評価は抜群になった。

 

 


草津温泉バス旅行前日

2012-02-09 17:14:26 | Weblog

2月9日 はれ

明日早朝からテニスクラブ有志の、2泊3日、草津温泉バス旅行の予定、私にとって草津ははじめての温泉。

送迎バスが団地までお迎えにきてくれて、帰りも送ってくれるという楽々旅行、しかも格安。

去年、ハノイのわたしの携帯にいま、みんなで草津に温泉旅行のバスの中、みんなお酒のみながら楽しいよ、とかいうお気楽なメールが届いた。

いいなあ、行きたいなあ、と思っていたら今年は誘ってもらえたので、なにがなんでも(現在手の故障のためテニス活動は休眠状態にもかかわらず)参加したーいと、希望がかなった。

旅行と名のつくものは、だいぶ経験しているが、家族以外の人としかもバス旅行なんて、いつ行ったかすら思い出すことができない。

しかも温泉でしょう、スキーでしょう、わくわくして、嬉しくって、バスの中でおやつがいるでしょうと、買い物にでかけてかってきたおつまみの類。

オットもハノイからおつまみ用にと、ナッツ類を買ってくるし、わたしは、日ごろダイエットのため、ジャンクフードは食べないことにしているのだけど、本当は大好きなので、今回は遠足だからと自分にいいきかせ、買ってしまい、オットからは買いすぎといわれ、後悔も少しだけしている。

今年は雪が多いので、友達に靴はどうしたらいいかと聞いたら、滑らないで、しかも雪がはいってこないものというが、そんな靴は持っていない。

天気を調べてみると、雪は降っていないし、スキーも手が痛いのでキャンセル、そんなに外遊びをすることもないので、運動靴にしようかどうしようと迷っている。

ウクレレはオットと二人持ってゆく、温泉で練習会があるらしい。

そんなこんなはじめてずくしの今回のバス旅行、顛末は後日報告させていただきます。

 

 


旅立ちの春に

2012-02-07 16:34:51 | Weblog

2月7日 ひさしぶりの雨

今年度作品第2号、「スターナイト」

                

わたしの大事な友達のお嬢さんが高校受験の真っ最中。

昨年末のバザーに、遠く大網白里のほうから、親子で足を運んでくださった。

そのときこの作品が気に入ってくださり、新しく描きなおして持ってゆくと約束した。

千葉の県立高校の試験日は、2月14日と聞いている。

この寒さの中、極度の緊張を強いられて心と体は限界状態。

風邪を引いていないか、ちゃんとご飯を食べているかと心配は尽きない。

もうここまできたのだから、少しリラックスして体調管理に専念してほしいものと思うが、本人はそうもゆかず大変な思いをしていることと思う。

早くかきあげて、試験勉強のなぐさめになればと思っていたけど、試験が終わるまでまって、とお母さんのお言葉。

試験が終わって、気持のゆとりができた頃を見計らってプレゼントしようと楽しみにしている。

そう、その時は、もう、春。

そして、あの小さな女の子が高校生になっている。

どうぞ、希望の学校にいけますようにと、心を込めて描いたこの作品をお届けできる日を、心待ちにしている。

 


立春 …ひかりの春

2012-02-03 07:04:45 | Weblog

2月3日 はれ

今日は節分、そして明日は立春。

ラジオで、「ひあし」という言葉に耳がとまった。

ひあしは太陽が東から西へ移ってゆく動きのことをいうそうだ。

日脚、日足…冬至を過ぎると少しづつ昼の時間がのび始めているはずだが、実感としてはあまりない。

それが一月の終わり大寒の頃から、お日様の伸びが感じられ、気持がやすらぎ、寒さに向かってゆけるような元気をもらえる。

春のはじめはまずお日様の光から予感し、おいおい気温の変化から春を実感するようになるが、そうできるようになるのももう少しのこと。

今の季節に呼ばれる「ひかりの春」とは、伸びた日足に春の訪れを感じ、春をまつ気持がいっぱい詰っている素敵な言葉と思う。

そのひかりの春の散歩でみつけたのは空き地の「こおり」。

 

まさかと思って石を投げてみるところころと跳ねてゆく。

こんな光景に出会うのも久しぶりで、今年の寒さは半端でないと実感する。

先日母から手編みの手袋が送ってきた。 

毛糸編みの大好きな一人暮らしの母には、デパートに連れて行き好きな毛糸を選んでもらったり、本で見かけたきれいな毛糸を送ったりしている。

とりあえず、小さな手袋を編んでみて、いまは同じ色合いのカーディガンに挑戦しているらしい。

手編みのものはほっこり暖かくて幸せを感じるし、まだまだいまの季節に必要なものでありがたい。

そうしているうちに母からメール、昨日の雪は庭を真っ白にしてくれたらしい。

福岡でこんなだから、雪国の人たちは今年は特に大変そうで心配になってくる。

これを書きながら、文化は関西、関東にはじまるので、言葉遊びといえ、雪国の人たちにとって、ひかりの春などないだろうと思うと、文化は残酷だなあと思えてくる。