ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

ハナミズキ

2015-04-28 16:31:49 | Weblog

4月28日 はれ 26℃

新緑の美しい、5月の連休前に咲きだす、はなみずき、英語名は、Dogwood,この花も好きだなあ

   

京駅近くにあった郵便局が、「KITTEビル」というおしゃれなビルになっていて、    

そこにある郵便局で、「米国からのハナミズキ寄贈100周年記念切手」と2円切手を買った

だって、切手に消費税がつくようになって、以前の80円が82円、ややこしくて、つい多めの金額を貼って出していたことを反省して…

この記念切手が発行されたのは、

1912年に当時の東京市長であった尾崎行雄が、アメリカのワシントンDCへサクラを贈った際、

1915年にその返礼として贈られたのがこのハナミズキだったということだ

今では、街路樹としてポピュラーで、新緑の季節にさわやかな花をさかせてくれ、気持ちを和ませてくれる

 

 

 


平泉

2015-04-25 17:44:52 | Weblog

4月25日 はれ 24℃

平泉での宿は、中尊寺からひと山超えた里山にぽつんと立つ温泉宿、朝晩の冷え込みは厳しいものがある

さくらはもう少し時間がかかりそうだが、水仙や春を告げる花々で爛漫の春    

 枝ばかりのさくら    残された除雪車

さくらの下に駐車しているかわいい車が、私たちの平泉観光の足となってくれた電気自動車   

これが使えたきっかけは、駅前に並んでいる珍しい車を、私が興味深々で眺めていたためか、観光協会のおじさんが時間制限なし無料で貸してくれた

この車、平日は役所の公用車で、休日は観光客に貸し出しをするように町長さんから言われているらしく、駅前で使ってくれる人を待っていたわけだ

歩きか自転車と思っていたので、車でまわれるのは嬉しいが、ちょっと目立つので、それさえ我慢できればOK、しかも二人乗り

しかし、シートは固い、特に後部シートは、運転席をまたぐように足を広げての乗り降りで結構厳しいものがある、足がたためない…

しかも窓なしオープンカー、バイクの二人乗りと一緒、後ろは風があたって寒い、でも我慢、これがあるおかげで大幅な時間セーブになった

世界遺産の中尊寺入口    毛越寺 

高館義経堂の桜  前を流れる北上川 

高館とは、兄の源頼朝に追われて、藤原秀衡を頼って平泉に逃れた義経が、最期を遂げた居館のあった場所とされている

「夏草や兵どもが夢の跡」は、松尾芭蕉がここを訪れて詠んだものだそうだ

義経が30歳で生涯を閉じたのは、芭蕉が訪ねる500年も前のことであったにもかかわらず、芭蕉は心を動かされた

そんなものがここにはあり、義経と、芭蕉と、同じ空気だーって、なんだか嬉しかったなあ

2泊3日の東北の春をさがす旅は、さくらの花にこれほど出会えるとは思っていなかったので、思いがけない贈り物となり心が温かくなったし

きよらかとか静謐とかいう言葉が浮かんでくる、やわらかな緑いろにくるまれ静かにたたずむ歴史遺産に心が落ち着き、いいものだとしみじみ思った

 

 

 

 

 

 


仙台 青葉城公園

2015-04-23 04:01:26 | Weblog

4月23日 はれ 23℃

昨日、台湾に帯同で行く、長男のお嫁さんを羽田でお見送りしてきた

語学が得意の彼女は、すでに大学に毎日通う3か月の中国語講座に登録済みとか…

新しい生活になじんでくれることを祈っている…って、ちょっとお母さんしているみたい…世代交代って言葉も浮かんできて、少しセンチな気分にもなる

さて…旅の続き…

松島から仙台に移動、仙台は伊達正宗さんにご挨拶すべきでしょう、と青葉城公園にいってみる 

天気よし、空気よし、青い空、満開の桜、想定外のきれいな素敵な街、住人が大事にしていることを感じさせてくれる、ありがとうといいたくなる街

   

青葉城に続く橋、川の名前は広瀬川、佐藤宗則の「青葉城恋唄」、、私たちの青春の歌、九州からは遠くてあこがれの歌だった、思わず口ずさむ

川が澄んでいる、底の石が見える、白い波が鮮烈、そして、緑の土手は春の色、小さな春の花をはぐくむやさしいみどりいろ

お花見気分で登っていった城跡は、宴会する人もなく、静かに高台からの景色と花を楽しんでいる 

仙台人ほこりの伊達さんのところでは、襟をただして対峙するのが文化なのかな、でも好きだなあ、清さと静謐さ、そして桜のはなやかさ

別の場所に桜公園というのがあって、そこでブルーシートに座る大勢の花見客と屋台をみかけ、これはこれでなんだかほっとする

さあ-て、午後から、平泉に移動の予定…

が、オットに預けていたチケットが無い、どうも前日ポケットから落としてしまったらしい

平泉への新幹線はあきらめて、東北本線ローカル線の旅に切り替える、ローカル線は直通がなく、2度乗り換えて、無事平泉に到着

各駅停車の電車から桜をのんびりみていると、なんか違わない? 桜の花がしろっぽいく印象が薄い、地味だよね…

と、駅舎の桜を観察するに、花が鮮やかでないのはみどりの葉が混じっているような、花も小さいみたい、きっとソメイヨシノと違う桜なのでは

宿で聞いてみると、仲居さんもテレビで見る東京の桜はここのとちょっと違うと感じるという、種類が違うの?と聞いてもわからない

チョウジサクラというのが東北地方の太平洋岸に咲くらしい

花は白からやや薄紅色、花びらは小さく、咢筒が長いとある、もしこの種類だったら、私たちの感想と一致する

これまでの桜と印象が違う地味な色合い、咢筒の部分の色が葉っぱに思え、茶色のような薄緑のような、ますます花のはなやかさが薄れる感じ

でもこれもサクラ、いつもと違う桜に出会えたことも嬉しい

この旅のチケットは、友達に勧められたJRの「大人の休日倶楽部」に入会し、30%の割引で買ったもの、お得感がすごくあった

帰りのチケットは、さすがにローカル線は時間がかかるので、新幹線にしようと…

紛失届を出し新規購入の手続きをとると、一度購入したルートの割引はできないということで、定額支払いとなる

これからはリスク分散で、チケットは各自が管理しようということで、反省と学習の旅にもなった

 

 


桜を追って…まずは松島へ

2015-04-21 04:34:19 | Weblog

4月21日 はれ 19℃

昨日のベランダの鉢が倒れるくらいの嵐はすごかったけど、京葉線は新木場にフェンスができたので、この頃止まることが少なくなったらしい

マンション生活の気楽さで嵐であろうと傘いらず、10時から5時まで途中おむすびを買いに走り、8人でぺちゃくちゃぺちゃやりながらペイントの会

今年も展示会をやるのだからと、お尻をたたくのが私の仕事

でもね、孫の話、結婚式の話、旅行の話、テニスの試合のこと、卓球の試合のこと、女子会旅行の打ち合わせ、これじゃあね……

話は変わり、東北の春を訪ねる旅行、はじめての東北新幹線…東京駅で旅気分が盛り上がる仙台までの旅

別に私は鉄ちゃんではないのだけど  

ホームに入ってくる新幹線をみると、わくわくしてくる、かっこいいよね、朝食に盛り上がった気分のまま、なぜか東京駅で牛タン弁当を買ってしまうわたし

仙石線に乗り換え松島へ…「西行もどしの松公園」の桜が素晴らしいとガイドブックにあるので行きたーいと観光案内所に行くと、桜はまだでーす、だって

確かに、 したの薄桃色が桜の枝、仙台の満開の桜をみて盛り上がっていたのに、少し残念

しかし、すぐに気分が切り替わるのが私たち、旅のお供は食事でしょうと、タクシーの運転手さんに海鮮のおいしいお店を教えていただく

松島名物の牡蠣は終わっていたが、 

お刺身が二重三重に重なった、ぷりっぷり、こりっこりの海鮮丼、ふわふわ、とろとろのあなご丼、下に錦糸卵がしかれている、最高のおいしさ…

この旅の目的は、日本語研修に来ているベトナム人スタッフに会いにいくこと…で、工場見学の予定のオットとはここで別れ、自由行動に入る

が、食事中から天候が崩れはじめ、松島周遊観光船の桟橋で船を待つ間にずぶ濡れ、そのまま暖房のない船で体が冷え切り、寒さに弱い私は、自由行動どころでなく暖かい場所を探して時間つぶしをするが

我慢できず、予約をしているレストランに1時間前から入り、一人で熱燗を飲みながらまつことにした

ハノイから箱買いで運んでもらったインスタントのフォーを事前に送ったら、嬉しい懐かしいとこんな写真が送られてきた 

ベトナムの人はフォーをご飯にかけて食べるんだ、と新しい発見…でもこれって普通かな?

通訳研修のキエン君、1年間技術研修の28歳のフック君、36歳のズン君、23歳のトアン君  

私も社員旅行で会ったことのある彼らはみんな元気そう、ズン君は日本にきてから6キロ太ったそうだ

食事がおいしい、お肉がおししい、工場の仕事上がりのお風呂が気持ちいい…と日本の生活になじんでくれて

明日は自転車に乗ってお弁当を買って、みんなでお花見に行くと…誰でも桜の咲く季節、日本人と同じ感覚になってくれるのは嬉しい

まだ1か月しかたっていないので、3人一緒だが、来月からそれぞれの職場に配置され、日本語ばかりの孤独な環境に入っていくことになる

12月にもう一度様子を見に来るからと、オットは約束していた

松島のまちは新しい家が多いなと思っていたら、街のあちこちに津波がここまで来たというサインが表示されている

リアス式海岸は津波の脅威が倍増する

島をつなぐ橋が流されたり、瑞厳寺の並木が枯れていたりと4年経っても爪痕は残っているし、人々の心の傷は癒えていないかもしてないが

お店の人たちは明るい顔をしていたのが嬉しい

海沿いの街の遅い春と人々に訪れる春を、わたしも待ちわびている

 

 


日本です

2015-04-16 03:52:39 | Weblog

4月16日 はれ 19℃

3月9日早朝成田到着、気温6℃、雨ふりの寒い朝だった

それから一週間、ほとんど寝ていた記憶しかない、帰国直前、いろいろな行事があって緊張もし、忙しくもあり、

しかも帰国当日、帰国の日にゴルフをして帰りたいなあというオットの希望で、1ラウンドプレーして、空港に行くということまでやってしまった

寒いし、桜がさいたとはいえ、雨の日が多く、荷物はつかないしで、なんとなく気持ちが盛り上がらず今日にいたっている

昨日やっと船便が届き、荷物の整理にはいった

これからのことを考え、物はすくなく、整理と掃除のしやすい家を考えてリフォームしたはずだった

          

それがこんな感じ    これが私のお城、リビングにあるので、このコーナーからだんだん外にせり出してくる 

東京での単身赴任から直接ハノイに行ったオットの荷物、福岡の家からハノイに行った私、一度、日本に帰り福岡の家はそのままで、何もない社宅で最低限生活できるように家を整え、その後自宅マンションをリフォーム、福岡の家を空けて、またハノイに行くという生活、

シンプルに暮らしたはずの2年間のハノイ生活ではあったが

二重三重の生活必需品をかなり整理したはずなのに、ハノイからの荷物が届き、しかも台湾に赴任した息子の荷物や本まで家にある

この荷物の整理は頭が痛い、私の部屋もいまだ手つかず…

まあそういうことは、おいおいいにやるとして、やっとPCに向かう気持ちになれたことが嬉しい

明日から仙台です

ベトナムで携わっていたオットの会社のベトナム人スタッフが日本語研修で仙台にいるので、会いにいく

ついでに、仙台の桜に出会えたら嬉しいな、というよこしまな気持ちを持ちながら…

そのことを報告できたらと思っています