ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

梅雨の季節になりました

2012-06-13 09:54:28 | Weblog

6月13日 くもり

先週末から関東地方はいよいよ梅雨となった。

梅雨はじめじめしていて、一般的には嫌いだが、一年中梅雨みたいなハノイを経験しているわたしにとっては、そこまで嫌いになる理由もない。

しかも、昨日今日は、梅雨寒というか、気温が20℃にもいかず肌寒いし、きりっとした空気が気持ちよく思える。

ぼんやりと暮らしているわたしは、植え込みや街路樹から季節を感じることが多い。

アレッ、あじさいのつぼみが顔をだしている、といううちに、もう色づいてと思ったら、途端に梅雨入り宣言、なんだかあじさいに季節を教えられた気がした。

            

散歩途中の桜の並木も、かわいいたくさんのさくらんぼで、気分を盛り上げてくる

赤い実は、濃いチェリー色に変わる。

 

あんまり可愛くておいしそうなので、一粒口にいれてみると、最初はアメリカンチェリーの味がし、一瞬、食べられるのかなあと思ったが、すぐに口中に苦さが広がり我慢できなくなりはき出してしまった。

やっぱり、鳥たちのものだと反省する。

街の緑が草一本、木一本、それぞれ微妙に違った表情で、目にやさしいし、気持も落ち着く。

梅雨もそんなにすてたものではないのかもしれない。


浦安三社祭りは今週末

2012-06-11 09:51:14 | Weblog

6月11日 くもり

三社祭りは浅草だけでなく、浦安でも行われる。

4年に一度、オリンピックイヤーに行われるこのお祭りは、浦安の氏神を祀っている清瀧神社、豊受神社、稲荷神社が合同で行うお祭り。

財政事情で中断した時期もあったが、1974年から復活し現在に至っているという。

今年、浦安三社祭りは、6月15,16,17日の3日間。

大小100基以上の神輿や山車が浦安の町を練り歩き、10万人以上の観客で賑わうそうだ。

浦安の昭和初期頃の様子は、山本周五郎の「青べか物語」に描かれていて、陸の孤島ともよばれていた片田舎だった。

1964年、埋立事業開始

1969年、東西線開通

1981年、浦安市となり現在人口は17万人くらい

埋立工事前からある旧市街と埋立地の新市街は目にみえない線引きがあるのか、バス路線は不便だし、なかなか連携がないように思える。

わたしは、旧市街にある整骨院まで、天気がよければ川沿いを自転車でいっている。

このごろは、市役所を超えたあたりから、突然道路に万国旗がはためきはじめ、街中に近づくにつれ、ちょうちんが路地の隅々にまで飾られてお祭りムードが盛り上がってきて、突然豹変する町の様子にびっくりした。

神社の前や町の中心街にずらりと並んだ高張提灯、夕方には明かりがともされて美しいと友達がいう。 

            

近所にある荒神様もいつもと様子が違い、お祭り仕様になっている。

            

まちに点在する空き地を不思議に思っていたが、そこには各町会の神酒所と神輿小屋が建てられお祭りの準備基点となる。

よしずばりの神酒所をのぞいてみると、お神輿や山車が並んでいて、「きれいに塗ったので写真撮ってってよ」、と声をかかられる。

 

ほほえましいのは、いつもは家の中に引きこもりがちのお年寄りが家の周りの掃除をしたり、植木の手入れをしたりと外仕事に励んでいること。

そしてなんだかみんなニコニコして、いつもは静かな町なのに、よそ者のわたしにも愛想よく声をかけてくれる。

これがお祭りの効用かしら、みんながわくわく楽しい気分になり、誰にでもやさしくなれる。

町会は人が集ればお祭りのはなしで盛り上がっているそうだが、新市街は静かなのが少し寂しい気持になる。

 

 


潮干狩りの季節

2012-06-06 19:30:02 | Weblog

6月6日 あめ

どうも6月3日の日曜日は大潮だったらしい。

それから引き続き、我が家のアパートの下を流れる境川のほんの狭い浅瀬に大勢の人が集っているのは、潮干狩りのため。

腰まで水につかって水の中をのぞいている人、浅瀬でかがんでいる人、それぞれのやりかたがある。

成果の程は上からではみえない。

季節がよくなったのか、早朝、東京湾をのぞむ公園の突端で磯釣りをしている人も大勢見かけるようになった。

磯釣りの竿の先の海上で漁船が碇を下ろして作業しているのは、どうもアサリ獲りの漁師さんのようだ。

     

千葉県のレジャー№1は潮干狩り、いまがアサリの一番おいしい季節、なのに、この辺のアサリはくさいので、わたしは、スーパーで地方のアサリをかっている、ごめんなさい。


ペンキ塗り体験記

2012-06-05 05:34:41 | Weblog

6月5日 くもり

とうとう、新品の白い壁に色をつけてしまった。

以前から、壁の色を一部変えるとお部屋が楽しくなるよと、友達のコーディネーターから提案されていた。

そういうこともあるかもしれないと、一緒にペンキ屋さんに行き、玄関の一部、トイレ、個室の色を決めていた。

基本的にあっさりしたものが好きな私に対し、まだ人の家で経験したことがないという友達は自信がないとも言い出すが、自分の家だしやっちゃえ…

業者に頼むと10万円、自分達でするとペンキ代の1万円であがるけど、どっちにする?

これはお遊びなので自分達でやろうということに。

決行日は大工さんがお休みの日曜日、生活していない今が一番簡単。

ところが、友達は玄関は自信がないので白いままで、トイレは、たった1平方メートルくらいにペンキを塗るよりタイルを貼ったほうがよいというので、残るは個室2部屋。

ペイント経験者の友達の指導のもと、まず、行程の7割を占める養生からはじめる。

マスキンテープをはり、床は養生シートなるものでカバーする。  

ペンキは水性アクリル製なので、トールペイントをやっているわたしには違和感なく扱える。

1時間半ほどで1回目の塗りが終わり、乾くまでの2時間をお昼と休憩に空け、その後2度塗り目を開始。

塗り終えて半乾きになるのを1時間ほど待ち、マスキンテープをはがして仕上がり。

落ち着いたグリーンはオットの部屋、元気の出るたまご色は私の部屋。

 

ペンキ塗りは大変とか億劫とか思っていたが、意外と楽しく、これなら簡単にお部屋の気分転換ができるので、お勧めである。

いま、写真をチェックしていたら、2度塗りは友達が来ておしゃべりしながら塗ったので、ちょっと集中が切れたのか、塗りむらがあるけど、それも味とみてよいだろう。

それよりも、友達がたくさんのぞきにきてくれ、コーヒーの差し入れもしてくれたし、ゴルフ帰りのオットが自分の部屋のペンキ塗りも少し体験した、こんな思い出のほうが楽しいよね。

家のリフォームも最終段階にはいり、今週末オープンハウス、来週引越しと予定している。

もうリフォームが終わりかと思うと寂しい、とコーディネーターの友達はいってくれるが、わたしも遊び感覚で楽しいことをいっぱい経験させてくれた友達に感謝している。