先週金曜日23日から、タンロン大橋の改修工事が来年1月までの予定で始まった。
タンロン大橋は、ハノイの街にかかわりの深い紅河にかかる橋で、我が家からも、空港、ゴルフ場、工業団地をつなぐ、これが無くては生活できないともいえる橋である。
片道2車線の橋を車線を交互につぶしての工事の予定らしい。
たまたま初日に通りかかり、聞いてみると、バイクは橋の下を通し、大型バスは他の橋に迂回してもらうことになっているらしい。
初日は大型バスは走っていたし、もちろん、バイクも走っていたし、交通の係りは見当たらなかった。
それから数日後の今日、再度橋を通ることになった。
混みそうだと少しはやめにでたけど、案の状、橋の入り口2車線のところを車が4列になっている。
これはベトナムでは普通のことで、私の運転手も負けていない人なので、ガンガンせめてゆくが、サイドミラーが何度もこつこつとあたっては倒される。
倒れては直し、倒れては直しを繰り返しながら、4列が3列になり、2列になり、やっと橋の上にきて1列となってくる。
工事従事者は、交通渋滞を面白半分に眺めているし、工事をしているそぶりもないし、こんなことでは予定どうりにyきそうにない。
ベトナムの交通渋滞の様子は日本でも報道されたりしているので、ご存知の方も多いと思う。
勤勉でまじめというイメージのあるベトナム人について、ハノイが長い友達の話では、ひとりで物事を進めてゆくときは、予定をたてたりきちんとものごとをすすめてゆくけど、全体になってくると、われもわれもがでてきて、総括的に物事をみることができないのか、ルールを守るとか、この先のことを考えて、こうしたらいいとかそういうことができないのだろうという結論である。
このところ、わたしが来てから2年のあいだに、車がものすごい勢いで増えてきて、もともとバイクで渋滞していた道路が車に占領されてにっちもさっちもゆかなくなってしまっているのがこの国の現状である。
交通ルールとか、マナーとかできていないのに、新幹線ができるとかの話でもりあがっているけど、そんなことよりも目先のことをもっと、重大なことと考えてほしいとわたしは思う。