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ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

タイ湖の蓮茶

2014-06-08 12:09:04 | Weblog

6月8日 くもり 32℃

タイ湖の蓮は古くからその美しさと香りで名高く、高級な蓮茶に用いられ、かつては王侯貴族への献上品であった

この蓮は「百葉蓮」といわれタイ湖にしかない特別な種類とよばれているが、資料がないのでどこがどう違うかわからない

しかし、このお茶は贈答品や、特別なときの飲み物としてハノイの人の誇りとなっている

おみやげ用の乾燥した茶葉を使うのとは違う飲み方があり、それは、ニャッタンの一部のカフェで供せられると資料にある

とにかく、行ってみようと土曜日の早朝でかけた

竹竿を繰りながら編み舟が蓮池を巡り花を集めている様子は、とりわけわたしの好きな風景で、網み舟のザーと葉をかきわける音もいい

編み舟が小屋につくと四方から手が伸び、蓮の花が売られてゆく、一抱え7万ドン(350円)、これは花束になったり、蓮茶につかわれるようだ

             

おばさまの左手がハス茶、この方は家で蓮茶をつくるからと花のお持ち帰り

蓮の葉でくるまれたものが蓮茶で、一つ3万ドン(150円)で小屋で売っているし、ここで飲むこともできる

                 蓮池の縁台にござを引き、こんな感じで供してくれた

このお茶は早朝作ってその日に飲むものらしいので、持ち帰った蓮茶のつつみをひらいてみると、まだ花びらも美しい

        

早朝、つぼみかがひらきかかった花を摘んで、その花のなかに茶葉をいれ、黄色いおしべの香りが茶葉に移るようにもみ、

そっと花びらでくるみ、もう一度蓮の葉っぱで包んで、そのまま数時間おくと茶葉に花の香りが移り、それをお急須にいれていただく

ほんのりとしたやさしいかおりのお茶ががからだを包んでくれ、こころが落ち着き、幸せな気持ちになる

しかし、心配なこともある、人口香料を使った安い蓮茶がでまわり、伝統的な蓮茶づくりは年々縮小している

そして、わたしの記憶にある蓮池が様変わりしていて、蓮池の将来があやぶまれるもする

いまでは、蓮池のなかに土手やはしをつくり、入場料3万ドン(150円)をとって、おおぜいの人が写真撮影できるようにしている。

そのことで、ごみは捨てるし、土手は踏み荒らされるし、池は汚れていく

つぶされてお花畑になっている蓮池もあり、ここでも写真撮影できるようにして、入場料をとっている

さびしいなあと思いながら、現金収入は生活にそっけつするものなので、わたしはとやこういえない

 


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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はじめまして (ゆり)
2016-06-04 06:03:28
はじめまして!今月末にハノイに蓮を見に行こうと考えていますが、わたしも主様と同じ落ち葉屋さんで写真のようなお茶のおもてなしを受けたいと思っています!何かツアーに申し込まないといけませんでしょうか?よろしければ詳細を教えてくださいませ!
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すみません (ゆり)
2016-06-04 06:04:38
ごめんなさい、お茶屋さんの間違えでした\(>_
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