2月26日気温は25℃とかあって湿気を感じます。
毎朝続く霧雨の中、ハノイの赤ひげ先生とも呼ばれている、眼科医である、服部匡志先生の「ベトナムでのボランティア活動について」という講演会にいってきました。
2002年、患者の治療と眼科医の指導を懇願され渡越、以来渡航費、滞在費、報酬等一切受け取らず、自腹を切って器具を買うというボランティアの費用をまかなうため、定期的に帰国してスポット勤務医として資金を工面するという二重生活をしながら、ベトナムで貧しい人々に対し無償で治療を行うとともに、ベトナム人医師の技術向上にむけて努力を続けておられる方だそうです。
そんな方と同じ空気の中で生活していることに感謝すると同時に、心に残った言葉があります。
感謝するということ。してあげているという気持をもつな。自分の姿の後ろに、人は日本という国をみている。それと、育てるということ。これは、今回の帰国の際、オットの後輩でその世界で日本でトップクラスといわれる医師が、自分の使命は、技術の伝達をして、後輩を育てることであるとオットに話したことと同じです。
そんなこんなで、我々の世代は、後ろ姿を見られていると自覚しながら日々の生活をするしかないかななんて、思ったりします。
ところで、講演会の会場は、ソフィテルメトロポールハノイ、ハノイで一番の老舗ホテルです。ここにかざられている花と、レストランがおしゃれなので、そこにいられるだけで幸せで楽しい時間が過ごせました。