ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

ロストボール

2009-06-28 14:51:38 | Weblog

6月28日

木曜日、少しでも涼しいゴルフがしたいとタムダオゴルフに行ってきた。

タムダオは、ハノイの北東、家から車で1時間半くらいにある避暑地としても有名な高原の中にある。

ゴルフに必要なボールの調達は、ゴルフ場の入り口あたりでロストボールを買うことで間に合わせる。

前日の水曜日のゴルフが、特別に水に絡ませたコースだったのでもっていたボールのほとんどを失くしてしまい補充しなければならない。

 日本で買ってくるボールは1個500円くらいでもったいないし、数にも限りがあるから、ニューボールを使うのは私は1日1個までとしている。

メンバーになっているゴルフ場の入り口で買うことが多いのだが、車の窓を開けると10個入りの袋をぶら下げた何本もの手が入ってきて、値段の交渉やらなにやら大変な思いをする。

こちらの買う気満々を相手から見透かされ、なかなか値段をさげてくれず、80000ドン(480円)で買うことが多い。

 ネット情報によると、ロストボール販売もルートがあり、1個4000ドン(24円)で仕入れて、7000ドン(42円)の売値が相場のようだがなかなかその値段で買うのは難しい。

タムダオのゴルフ場入り口近くでロストボールを可愛くディスプレーしたお店をみつけた。

ひとつずつ自分で選べるのがいい。

価格は様々あったが、友達は6000ドン(36円)のボールを何十個もまとめ買いした。

わたしは、入り口にぶら下がっているカラーボールが可愛かったので、個10000ドン(60円)だけど10個かってしまった。

ゴルフ場は思ったほど涼しくもなく、ボールもたくさん失くしてしまったけど、夏はみんな日本に帰ってしまうので、最後に気の合う友達とプレーができ楽しい時間を過ごすことができた。


すこし見ぬまに

2009-06-23 11:57:27 | Weblog

6月23日

 このところ、朝の散歩をさぼりがちで、1週間ぶりででかけてみると、あれれっというくらい様子が変わっているところを見つけた。

つい先日まで中途半端なままでほおっておかれた塀にシャッターと屋根がついている。

飲み物の販売をはじめたのではないかと思う。

 ずいぶんまえから、古い塀を壊すでもなく、その前に無駄に新しい塀を造りはじめ、ベトナム人の好きな体裁がよければということなのか、もしくはハノイ建国1000年の準備でタイ湖周辺の景観をよくする事業なのか、それにしてはここだけはおかしいと、理解できないでいた。

 こういう風にしたかったんだ、どうせならチャッチャッと見苦しくないように仕上げて欲しかったと思うのは日本人だからかしら。

そのお隣は家なのか小屋なのかわからないが、番地表示が打ち付けてあるので家だと思う。

男性が複数すんでいるようである。

最初は家の中に収まっていた家財道具が手狭になったのかテーブルなどと共に外に置かれるようになり、今回ひさしがとりつけられていてびっくり。

突然、湖の土手に作られたものは意味不明。

船の桟橋には華奢すぎるし、納涼床にしても足元が不安定すぎる。

なんのためのものかわからずじまいのうちに、取り外されてしまった。

夏休みにはいった若者たちは昼間は暑いのでどこかに隠れていて、夜になると元気になり、タイ湖周辺にバイクでのりつけ、デートだったり、集団で遊んだりする。

そんな場所で必要になるのは、飲み物や食べ物の販売である。

夕刻になるとお風呂椅子その他を運び込み、簡易カフェなるのもが出現する。

残念ながら私は、夜歩くことはないので、日がくれてからのバイクの音やにぎやかにきこえてくる声から想像しているだけなのだが。

そのあたりのベトナム人の臨機応変さというか、はしっこさというか、日本にはないエネルギーを感じることができる。


やぎのヨーグルト

2009-06-20 19:53:25 | Weblog

6月20日

自分の体温より高い気温は息をするのもおっくうになる。

このところ毎日暑い。

いつもはどんよりしているハノイの空なのに、カーテンを開けたとたんから、ピーカン照りで、きょうも暑いぞとうんざりしてしまう。

挨拶は暑いねのみ、それとすぐに気温をきいてしまうわたしに、今日は42℃、明日は43℃になるよとの答えが返ってきた。

こんなに暑くてもゴルフには行きます。

ハノイでなかなかみることの出来ないきれいな青空と白い雲、そして、日陰をつくる林のコントラストがとても美しく、日陰の涼しさに救われた。

わたしがメンバーになっているゴルフ場は家から1時間半くらいの距離にある。

そこから見える山が「バービー山」といい、標高1700mくらい、このあたりでは一番高い山である。

ここに牧場やハイキングコースがあり、ハノイの人たちのリゾート地になっている。

そこの国道がミルク通りとも呼ばれ、同じような看板、同じような店が並んでいる。 

「Sua」 というのがミルク、「Bo」が牛、「De」がやぎのことである。店には牛乳とヨーグルトとプリンなどが売られている。

やぎのヨーグルトが濃くがあっておいしいのでゴルフ場の帰りに買うことが多い。

ある時運転手がハノイでも買えるしそっちのほうが安いというので、今日ためしに両方で買ってみた。

ゴルフ場の近所で一個、4000ドン(24円位)、探すのに苦労したけどハノイの店で「まるでおんなじじゃん」と、

3500ドン(21円)。

まるで同じものなのになんで産直のほうが高いのか、理解に苦しむ。

友達はお店が家から歩いていけるところだったので、もうここで買うというし、なんだかだまされたような気がする。


誕生日

2009-06-19 17:29:20 | Weblog

6月19日

ドアを開くとむっとした熱気におそわれ、おもわず温度計をそとにだすと、42℃をさした。

わたしはあすのゴルフに体力を温存するため、終日家にこもっている。

心配だなあ、明日も暑いのかなあ。

先週は、オットの誕生日だった。

会社のスタッフから花束をもらったり、アパートからはケーキのプレゼントがあったりと思いがけない日となった。

 せっかくの花なので、バラして水を吸いやすくしてあげようと悪戦苦闘してみたが挫折、そのまま花瓶に差し込んでしまった。

 花の色をいかすためと大きくみせるためか、葉ものや松など長さはまちまちで、このかたまり、別のかたまりとそれぞれテープでぐるぐる巻きにされ、全体もテープで巻いて形を整えている。

メインの花は黄色いらん、この花束をみた我が家のハウスキーパーが美しいといってくれたのは、こんなテープでぐるぐる巻きが特別でなく、普通の花束だと認めたといえる。

 彼女から、歳の数のばらの花束をプレゼントするように進められたが、そんな風習もあるの?高くつくじゃないというと、いまの季節はそんなに花は高くないという、たしかに、この菊も安かった。

先生の日とか、テト前とか行事で花が必要になると、路上に即席の花やさんまで店をだすし、花の値段も値上がりする。

 食事は、ベトナム料理の「オペラ」ですることに。ここにも、季節の蓮の花が活けられている。

 オットの会社生活も、あと頑張っても両手でおさまるような年齢になってしまった。

 どうぞ、元気に楽しく働いてくださいね。


またまたチョホム

2009-06-15 19:50:02 | Weblog

6月15日

月曜日はレギュラーの予定をいれず調整日としている。

村上春樹でも読みながらのんびり過ごそうと思っている矢先、暇だからチョホムに生地を買いにいかない?との電話をもらい行くことに。

子供もいなくて、働いてもいないわたしたちは時間をもてあまし気味である。

なにかというとチョホムに行き、ぶらぶら生地選びをして仕立て屋にもって行くのが唯一の暇つぶしになっている。

しっかりエネルギーを蓄えていかないと、市場の熱気に負けてしまうと、まずはベトナム料理のカイカウでランチをとることにした。

4月末の工事中に食事をして以来だが、、奥がひろくて明るいテラス席と個室にリニューアルされている。

せっかくなので新しい席に座ると、天井がガラスで、日よけの布越しに太陽とちらちら舞う木の葉の影がみえる。

ハノイのレストランもだんだん清潔にきれいになってゆくねと嬉しい会話をした。

しかしチョホムは相変わらず猥雑である。

今日の気温は35℃、ランチタイムに行き合わせたみたいで、下の市場からの出前持ちがお盆を抱えていったりきたりしている。

ベトナムのお弁当箱をはじめてみた。

デリバリーされているようで、大きくてご飯たっぷりの驚くような量で、値段は15000ドン(90円位)という。

これがベトナム人のエネルギーのもとと納得してしまう。

しっかりとランチをとったらお昼寝タイム、売り物の上で寝ないでよと思うのはいつものこと。

出張ネイルやさんもいる。

買った布地は水洗いをしてから仕立て屋さんにもっていく。

そうしないで仕立てた洋服は、洗濯すると縮んでしまうのだ。

布地をもってぶらぶらとソフィテルメトロポールまで歩き、ちょうど降り始めたスコールの間お茶をした。

私達にはこのような空間がどうしても必要だが、チョホムの猥雑な活気との二面性がハノイの姿といえるだろう。


果物の旬です

2009-06-12 21:52:27 | Weblog

6月12日

 今日も、同じ会社の人が本帰国をする日で、そのお見送りに行かなければならず寂しい限りである。

 相変わらず暑い。

暑くなると、ベトナムの人はすぐ肌をだすからあんまり好きでない。

先日チョホムにいった日は、42℃ですごく暑かった。

店番の女性がTシャツをお腹の上で丸めていて、そのことにびっくりしたわたしの顔をみて暑いからねと言い訳をするが、それはないでしょうと私は思ってしまう。

 そんなこともあるけれど、6月、この季節はフルーツの季節である。

 近所の果物屋には、ライチ、桃、ランブータン、マンゴスチンが山のように盛られている。 

 この季節は、なんといってもライチが一番の楽しみである。

レストランでもライチのフレッシュジュースがメニューにのり、嬉しい。

それに加えて、今年の我が家の今年のヒットは、マンゴスチン。

 固そうな殻をナイフでくるりと切れ目をいれ、ぱきんと割ると中は、真っ白な可愛い実が顔を出し、これがまたジューシーで豊かな味わいで、口にすると幸せな気持になれる。

これは、市場で買ってきた、果物を並べた朝の食卓。 生のパイナップルもとても美味しいが、それだけをいただくのは結構おもいので私は野菜サラダに加える。

マンゴーは季節をとわずいつも冷蔵庫に常備している。

それらを食卓に並べるてみると、豊かさと幸せを運んできてくれるようでおもわず、写真をとってしまった。


再度送別テニス

2009-06-10 21:38:46 | Weblog

6月10日

このところ、朝ドアを開けるとむっとした熱気で、息をするのも苦しいくらいである。

 先週あたりから急に気温が上昇をはじめ、昨日はベトナム人の話では地域によっては45℃、全体として42℃くらいだったそうだ。

 インターナショナルスクールがこの週末が年度末となり、日本人学校も来月は夏休みにはいる。

 豚インフルエンザや、鳥インフルエンザの影響か帯同家族に帰国を促す企業とかあって、長期休みにあわせて本帰国するひとがとても多い。

 せっかく親しくなった友達がどんどん帰国してゆくので寂しい限りである。

 今回も3人を送る送別テニスとなった。

 幹事さんの発案でチーム戦とし、参加費6万ドン。

 買い物に行くのも大変なので、賞品は現金ということになった。

 お遊びであるがさすがに試合となるとみんなの顔も引き締まり、いいゲームができるし、チーム戦なので応援にも力がはいる。

 しかも勝ったほうには現金がはいってくるということで結構盛り上がった。

 2次会は恒例になったカラオケ。

ベトナムのカラオケ屋は、おおむね夜しか営業しない。 お客にお姉さんがついてラウンジみたいになるそうで、私達は行くことがない。 しかし昼間は食べ物、飲み物すべて持ち込みOK,歌い放題何ドルとかいうお店があると教えてもらったのが今回の会場となった、マーメイドというカラオケ屋さん。  

今回は服装自由だったが、自前で用意した氷川きよしのズンドコ節を歌う人。

最初は遠慮していた人も、帰国する人が残していってくれた衣装を持ち込み着まわししてみると、不思議なことにのりがよくなるようだ。

送る人、送られる人、それぞれ思いをこめながら、ハノイでの楽しい思い出作りのワンシーンとなってくれたらいいな、みんなとまたどこかでテニスができますように。


自転車のもの売りさん

2009-06-05 20:17:07 | Weblog

6月5日

ハノイの移動手段はバイクが圧倒的。

ただ、これは歴史が浅い乗り物で、道いっぱいに広がるバイクの様子がハノイの風物詩となっているが、運搬と移動がメインである。

で、商業活動に使われる移動と運搬のなかで、一番シンプルなのが、天秤棒のもの売りさん。

次に活躍するのが、自転車のもの売りさん。

フラワーマーケットが近いので、花をたくさん積みこんだ自転車部隊の出動風景はよくみかける。

今の時期、蓮のはなが旬で、白とピンクの花だけを積んだ自転車の花売りさんも多い。

街歩きの旧市街で、とても印象的なのは、籠屋さんだが、うちの近所でみかけたのは、はじめて。

買いたい人が声をかけると人、自転車を止めて販売体制にはいる。

小さな笊が、1万2000ドン(70円くらい)との声が聞こえてきた。

それから、いまは、ライチのシーズンなので、ライチとマンゴスチンをのせた自転車もよく動いている。

ベトナムはスーパーマーケットが少ないし、そこでの値段は高いという思い込みがあるようで、利用が少なく、買い物は行商の人からするのが一般的と聞いている。

ただ、定価がなく交渉なので、わたしたちには、正規の値段なのか、ぼられているのではないかという不安がつきまとい、敬遠しがちである。

こんな細々とした商業活動で生活してゆけるのかと不思議であるが、どうもうまくいっているらしい。

日本の大きなショッピングモールに車を乗り付けて買い物するのが普通の私達からみれば、なんとも原始的な商業活動と思われるが、よくよく考えてみると、資本がいらないシンプルな売り買いだけなので、少ないロスで現在生活する分には、うまくいっているのだろうとも思える。


タイ湖のはすの花

2009-06-01 20:59:53 | Weblog

6月1日

タイ湖のはすの花がぼつぼつ咲き始め、そろそろはす茶の準備が始まっている。

 船を出し、お茶の材料にはならないけど、ぽつぽつ咲いている花を積んでいるのは、花市場におろすためかしら。花市場で買ってみたら、これで2万5千ドン(150円くらい)だった。

採花用の船は、水の進入を防ぐためか、自然素材で編み上げた船底にタールみたいなものを塗っている。

この水上ハウスは何のためと疑問だったが、おそらく花畑の監視と花のせり市場の確保と従業員の休息所、と考えられる。

しかしこのように傾いていて、中からはテレビの音も聞こえてくる。

こんなに傾いていては、おちおちゆっくりしてもいられないだろう、みんな転がってゆくのではと心配になってくる。

 はすの花が咲き始め、いよいよはす茶の季節がはじまるとおしらせする前に、とりあえず去年のブログをチェックしてみた。

びっくり、この時期もう花の収穫がはじまっていた。

気温も38℃とかで、すごく暑そうだったけど、今年はこのところ30℃位、暑いけど我慢できない暑さではない。

残念ながら、去年の今頃に比べると、極端に花の数が少ない。

このことを、在住歴の少ないわたしがとやこういうことはないのだけどと、こんなことがあるのかな?去年が早過ぎたのかな?

すこし地球が変わってきていると考えられなくもないと、思ったりもする。