ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

ケアンズ食べ物編

2010-02-26 10:35:57 | Weblog

2月26日

今週の初めまで14℃とかで寒いといっていたのに、昨日から気温が上がり今日は33℃の予報。

 暑かったり寒かったり気候が一定しないので、体調管理が結構大変な日常である。

 さあて、旅行先の楽しみは食事でしょう、ということで今回は食べ物について。

息子同伴の我が家は、オージービーフははずせないでしょうと初日、3日めと同じステーキ屋さんに行った。

 ここのご愛嬌はワイングラスで、グラスワインの量を正確にと、ワイングラスに線がひいてある。

 グラスワインとビールの値段が一緒で、ワイン好きのわたしにはラッキーだった。

気候のせいか、雰囲気かステーキを食べるなんて皆無だった私達でももの足りず、デザートに注文したアイスクリームがこれ。

さすがに2回目はこれは遠慮した。

 ケアンズで有名なシーフードはマッドクラブと旅行雑誌にも機内誌にも説明がある。

 これははずせないけど、何料理で料理したのが口に合うかと検討し中華料理にきめた。

 かにって、値段の割りに食べるところは少ないし、食べにくいしとわたしはあんまり期待していないが、すごく楽しみにしていたオットは本当にがっかりし、おまけに値段が100ドルを越えたので、いっそう落ち込みに追い撃ちをかけられたようだ。

 ケアンズ一番の老舗で何度も表彰されているお店とあったのに、他の料理もがっかりするお味で、お値段だけしっかりしていて選択ミスと猛反省。

そんなこんなで、印象はまあこんなものかな、なんといっても物価が高いのでお手ごろ感、満足感は味わえない。

旧正月の休みに、チャーター機を飛ばしてきたくさんの中国人旅行者が滞在していて、中華料理屋は予約でいっぱいとか、シュノーケリングも舟が満席とか、わたしたちは中国パワーにおされっぱなしだったが、彼らにどんな印象をもったか聞いてみたい気がする。


水中カメラ

2010-02-24 10:12:01 | Weblog

2月24日

海がメインの観光地は、街のいたるところに水中カメラが売っている。

初日のグリーンアイランドでは使い捨て水中カメラを使ってみた。

目にあてないと写せないので、ピントがずれて使いにくいという息子の感想。

ではと、翌日のポントウーンではデジタルカメラをレンタルした。

 カメラを持った息子は海から上がってこない。

 両日ともに海亀をみることができてラッキー。

 かめも魚も私達が近くまでよっても逃げるそぶりもみせず悠然としている。

泳ぎの苦手なわたしは、ライフジャケット着用なので海面からしか水中をみることができないが、珊瑚も魚も充分楽しむことができた。 

 くらげは日本ではさされたりして、あまりよい印象はもてなかったが、からだに光をためてゆったりと浮いているのは幻想の世界である。

 珊瑚はしっかりかたまっているもの、ゆっくりと動いているものそれぞれで、そのまわりを魚がつついているのもかわいいが、実際はゴリゴリと音をたてて結構な食欲であるらしい。

カメラを使いこなすのは大変らしく、ターゲットをみつけてピントをあわせているうちにシュノーケリングなので、体が浮いてきてなかなかうまくゆかないらしい。

美しい映像はそれなりの装備をそなえたプロにしかできないが、息子は息子なりに水中カメラというおもちゃでそうとう楽しんだように思える。


ケアンズ

2010-02-22 18:43:43 | Weblog

2月22日

 4泊7日のケアンズ旅行の印象は、東南アジアからオーストラリアは遠いということ。

行きはハノイ~シンガポール、シンガポール~シドニー、シドニー~ケアンズで翌朝の11時着。

 帰りはケアンズ~メルボルン(3時間半)、空港で8時間待ち、メルボルン~シンガポール(7時間半)空港で5時間待ち、シンガポール~ハノイ(3時間)と、27時間もかかってしまった。

 直行便で日本から合流した息子は、料金も安いし、時間もそんなにかからない。

 ケアンズの印象は、雲。

 さかいのない空と海の間の手が届きそうなところに、圧倒的な量で広がっている。

オーストラリア全体の人口が2000万人、人口425万人のクイーンズランド州の片田舎の町ケアンズには、高い建物がなく、頭の上には青くてひろい空がいっぱいに広がる。

 そしてこの空とつながった海がグレートバリアーリーフとなっていくので、体がコバルトブルーに染まってしまいそうな気持になる。

 海が大好きなオットが、世界最大のさんご礁群の海に潜って、この先これ以上のものがないかもしれないと思うと寂しくなると、この先の不安を口にした。

 大陸を南北に横断したメルボルンで、待ち時間8時間を使ってダウンタウンをのぞいてきた。

からりとした空気と清潔な街並の都会は、ハノイに住む私にとっては夢の街だった。

 88階のビルをみつけ昇ってみると、まあるい地球が足の下に広がっている。

 ジミーコナーズが戦ったオーストラリアオープンの会場をみつけた。

 総じて素敵な印象をもったが、ベトナムから出かけていったので、物価が高いのには参ってしまい、ビール好きのオットが、メルボルンで8ドル50セントのビールのお変わりができなかったのには笑えた。


テト休暇

2010-02-12 23:45:49 | Weblog
2月12日

昨日の30℃越えの厳しい暑さから一転して今日は寒くなり、ハウスキーパーさんたちはジャケットを着込んでいる。

しばらく寒さが続くらしく、これでやっとテトらしい気候になったということになるのかしら。

明日が旧暦の12月31日、この日から、年明けの3日(2月16日)までがお正月である。

道路の混雑も今朝までがピークで午後からは極端に交通量がへってきた。

昨日はものすごい混雑だった。

みんな家族のもとでお正月を迎えるため、屋根にたくさんの荷物を積んだ満員のバスや、おみやげをいっぱい抱えた2人乗りのバイクで道路はあふれていた。

さて、わたしたちもこの休暇を使ってケアンズにいってきます。

現地で、3男と合流の予定、彼も4月から社会人となるので、こんなことができるのもこれで最後になると思う。

成田からは直行便があるけど、ハノイからはかなり大変、まる一日くらいかけてやっとたどり着く感じ。

今回そんなに長い滞在はできないけど、わたしにとってははじめてのオーストラリア、来週金曜にはハノイにもどってきて、ケアンズのご報告をさせていただきます。


テト前だというのに……

2010-02-09 22:51:40 | Weblog

2月9日

なんと今日の気温は30℃を越えて32℃になってしまった。

 昨日、ベトナム語の先生が、暑すぎる、テトはテトらしく少し寒いほうがいいとこぼしていた。

いまの季節はまだ冬という既成概念があるので、そんな気になるのだろうが、街を歩く人は完全に夏服姿である。

テトの飾りはハノイでは桃の花ときんかん、ホーチミンでは黄色のホアマイという梅の花というのが定番のようだ。

去年まであまり見かけなかった、黄色のホアマイを今年はすごくハノイでみかけるというと、ベトナム語の先生はあの花はホーチミンから運んでくるのでこの暑さでは花が弱ってしまいよくないし、そもそもハノイのテトに飾る花は桃の花なんだからと、このホアマイについては譲れないという雰囲気がむんむんだったが、わたしはきれいだと思っている。

通常,,桃やきんかんは、門松のように対で置いたり、

ホールみたいなところでは大きい鉢でひとつ置かれている。 

 ビンコムタワーの正面は、夜はライトアップされるのだろうが、昼間はトラ年がテーマになり、木の幹がトラ模様になっている。

ホアンキエム湖の横をはしる道路のセンターラインには、フラワーボールが並んでいる。

球状のものに花だけをさして作る努力と根気に頭が下がるけど、この暑さの中、いつまで花がもつのかとか、桃の花は、テト前には暑さで咲ききってしまいなくなるのではないかとか、きんかんは、実が熟して落ちてしまうのではないかとか心配になってしまう。

そうはいっても、今年はハノイ遷都1000年の記念でビックイベントが予定されているので、いつもの年と違い、伝統的なものや、新しいもので、新年を祝おうという気持を感じることができる。


田植えの時期です

2010-02-02 22:11:35 | Weblog

2月2日

テトがこのところの一番の話題だが、ハノイの近郊ではテト前に田植えをすませてしまうようである。

 ベトナムの南部で米を一年に3回収穫するところがあるが、ハノイは、春米と秋米の二期作の地域となっている。

 先週までの寒さに、今年の田植えはテト明けになるのかなあと心配していたが、もう田おこししているよとのオットのことばを聞いて、ゴルフ場に行くのにカメラを持参した。

 聞いていたとおり、田おこし、田植えの真っ最中。 

 ハノイの農作業は人間と牛が主役である。 

 去年、一度だけ、かなりくたびれた手押しの耕運機を使っているのを見かけたことがあるが、今日はみあたらない。

去年、クボタがベトナム南部に工場を建てたと聞いたとき、この国もいよいよ農業の機械化がはじまり、こんなのどかな風景はみることができなくなると残念に思ったのを思い出す。

 夕方の田んぼは朝と景色が違い、田植えの終わった面積が広がっていた。

車のなかからみると美しくのどかで、子供のころのなつかしい景色と重なり気持がいやされるが、実際生活している人はきつい農作業に悲鳴をあげているのでは、はやく機械化が始まり、きつい作業から解放してもらいたいものと思う。


きんかんバイク出動

2010-02-01 19:33:31 | Weblog

2月1日

昨日ホーチミンでオットは気温36℃のなかゴルフをしてきたそうだ。

今日ベトナム語の先生が暑いとげんなりした顔をして入ってきた。

気温は?ときくと30℃というが、ハウスキーパーは26℃という、わたしも蒸し暑いのでクーラーをいれている。

ハノイの季節はまだ冬、来週末からテト休暇にはいる。

テト明けから季節は春となるらしい。

旧正月の準備でそろそろ街があわただしくなり、道路が混雑しはじめ、物価が徐々に値上がりを始め、すべてが旧正月にむけて動きだした。

自転車の花売りの花が桃の花になり、きんかんバイクが走りだした。

近所のきんかん畑でバイクに積荷された金柑が運びだされるところに行き会った。

 金額を聞くと、これで100万ドン(5000円)。

政府の指導による労働者の最低賃金が、月70ドル(6300円)くらいのこの国で、高いだろうと予想はしていたが、月給相当分のお値段である。

正月飾りになくてはならないものとなると、正月準備も結構大変なんだと思ってしまう。