ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

浦安ハノイ訪問団総括

2010-09-30 21:05:04 | Weblog

9月30日

浦安からの「ハノイ訪問団」が日曜に帰って、次の日から通常の生活がもどってきたが、なんだか、力が抜けて寂しい。

みんな素敵でつねに明るい話題であふれているが、子供みたいなところもあり、てんでんばらばら行きたいところにいって、なかなか集団で動けない。

マダムがお買い物している間、待てないでドアを開けたり閉めたり早くすませてと催促したり、写真を撮ろうと思っても必ずだれかいない。

 すりにもあった。

 ポケットにいれていたお金なので、大事には至らなかったけど、空港についてすぐに、街がお祭り気分なので、充分気をつけるようにと注意したばかりだったのに…。

ちゃんとまっすぐホテルに帰るのよ…と注意したのに、ブラブラ歩きをしたりするから…

ビンミンでおなかいっぱい食べて飲んで、10人で122万ドン(6000円弱)に驚いたり。

 ドレスアップしてお食事をと、ナインティーン11で、お一人様82ドル(7000円くらい)にはブーイングがあったり。

マダムはお買い物で、あまりのけたの多さにみんな、お手挙げ状態、お札のまるを数える気にもならない様子。

 みんななんとも味のある人たちで、一緒にいてすごく楽しい。

 社会で頑張ってきて、その年輪がきっちり熟年ということばに重なっている。

 わたし、こんなに素敵な人たちと暮らしていたんだと思うと、また同じ場所で一緒にいい感じで年をかさねてゆきたいものと思ってしまった。

 皆さま、ほんとによくいらしてくださいました、そしてありがとうございます。


ご一行様とハロン湾

2010-09-28 23:34:08 | Weblog

9月28日

 結婚して数年後、ディズニーランドが出来る前に千葉県の浦安にマンションを買い、その後出たり入ったりの生活を繰り返しながら、浦安とそこに暮らすテニス仲間とのご縁が続いている。

 わたしのテニスの先輩方4組8名が、3泊4日の日程でハノイに遊びにきてくださった。

 初日の「ハロン湾日帰りツアー」に私も同行させていただいた。

 ハロン湾は、最初の年にいったっきりだが、船着場の船の多さは以前と同じで、毎日500艘もの船が湾にでているとガイドさんが教えてくれた。

いろいろなものが3年前とたいしてかわらないが、よく考えたら世界遺産だもの、何千年も前から存在している自然をわたしたちは観光しているわけで、観光地になってしまったことがおおきく変わったことなのだろう。

 水上生活者のいけすの上でみんなと記念撮影したかったが、団体行動のようなそうでないような、みんなバラバラで全員がそろうことはない。

 おそらくずっと昔から、竹で編んだ船で海にでて魚を獲ることがここの生活だったのだろうが、流し網を引いた船を波にすくわれないように懸命に足を踏ん張って重い櫂をあやつっている少年の姿に感動した。

 このごろ日本のテレビでベトナムがよく紹介されているみたいで、みんなわたし以上に情報通かもしれないと思った。

 水上人形劇、食べ物、雑貨などを通してハノイに興味をもってくださって、ご案内させていただくわたしはとても嬉しかった。


ハノイ遷都1000年祭カウントダウン

2010-09-27 21:15:27 | Weblog

9月27日

日本の連休を使って遊びにきてくださった「浦安ハノイ訪問団」総勢8名のご案内で週末を過ごした。

 その時の話は後日として…

訪問団のハノイ観光を、ホアンキエム湖からはじめる予定でホテルをでたが、交通渋滞で車が動かない。

 マスゲームのリハーサルのため道路が封鎖され、参加する人とバイクと車とただの見物人でにっちもさっちもいかない。

 10月1日から10日まで、各所の道路や会場を使って「ハノイ遷都1000年」のイベントが予定されていて、そのつど広範囲に道路が封鎖されるらしく、街中にでないにこしたことはないが、お勤めの人はいったいどうなるのだろう。

お祭りモード第一弾は、街路樹のイルミネーション。

あまり夜でかけないので、久しぶりの華やかな明かりに少しびっくりした。

 はすの花のぼんぼりも、夜にはあでやかな明かりになるのだろう。

 旧市街は、すべての家の軒先にベトナムの国旗がひるがえり、街が赤く染まっているよう。

 各所に作られたステージはリハーサルのつもりか本番か、華やかに躍動しているので、通行中のバイクは運転をやめて舞台に見入ってしまう。

その結果、道路が観客席に変わってしまい、交通はストップしてぐしゃぐしゃで、車はのろのろと空いたスペースを探しながら進む。

本番前のお祭りモードを盛り上げているのはわかるが、いまがこの状態であれば本番はいったいどれほどの様子になるのか不安で、街にでるのだけは避けようという気にさせられる。


大教会周辺ツアー

2010-09-21 21:29:12 | Weblog

9月21日

昨日、ヘリテージの大教会周辺ツアーのリハーサルに参加した。

 ニャートーを出発し、リーコックスー通りやハンガイ通りなど、観光やお買い物で身近な通りを歩いてゆく。

 教会の中に入って、ステンドグラスの色に染まった光のなかにたつと、非日常を味わうことができてわたしは好き。

 ステンドグラスのひかりをカメラに収めようとするが、わたしのカメラではうまくいかず、外にでて、友達が、ほら、ここから写したらというのがこれ、少しわかりずらいかな?

 教会の中で、くすっと笑えたのは、ミサで着席する席にうちわがおいてあったこと。

草を編んだベトナムのうちわにNha To と書かれていて、教会の持ち物らしい。

1886年に立てられた教会なので、エアコンがないのは当然、教会とステンドグラスとうちわの組み合わせがベトナムらしく、ほほえましかった。

 教会の敷地内の建物も、フランス風で素敵でしょう?

 この日も気温がぐんぐんあがり、街歩きはかなりハードだった。

今日の定例ゴルフも気温37度、一度涼しさを経験しているので、この暑さがたまらなく辛く、体にこたえる。


あずきのチェー

2010-09-20 22:52:04 | Weblog

9月20日

 日曜日、ゴルフに行くオットを送りだした後、日本からの大事なお客様にお土産を持たせたい、というオットの要望にこたえるため、朝、9時バスに乗って久しぶりにお買い物のために街に出かけた。

友達が乗ってきて、お互い、すごく急ぐ用事でもないので、一緒にぶらぶらと街歩きをしながら買い物をしようということになった。

予定したものを買い、帰りのバスの待ち時間に、この日は久しぶりに気温が39℃まであがっていて、暑いし、のども乾いたので、チェーをたべようとホム市場近くのチェー屋、Muoi Sauにいった。

 とりあえず回りの人の食べている小豆のチェーをオーダーしてみると、1杯8000ドン(40円)、氷が入っていて、甘さ控えめで、さっぱりとしていてとてもおいしい。

 一息ついて、お風呂椅子に座ったままでまわりを見回すと、大勢の人がお店にいる。

 たしかにこの暑さでは、ホッとひとやすみに冷たいものが欲しくなるのはあたりまえ、自然の摂理…とか、なんだかわたしも、ローカルチックになってきたような気がする。


月餅

2010-09-15 13:11:33 | Weblog

9月15日

 9月22日は、旧暦の8月15日にあたり、中秋節、日本でいうお月見の日で、月餅をいただく習慣がある。

ベトナムは子供のお祭りになっていて、パレードとかもある。

 街を通ると、そこかしこで売られている赤と金色の月餅の箱が華やかで、お祭り気分をだしていて気になる。

 取引先やお世話になった方に、月餅を持っていって季節のご挨拶をする習慣があり、だからか結構なお値段がする。

 中身に興味があるけど、お味のことを考えると、たぶん口に合わないのはわかっているので、街なかのものは買わないが、去年、ソフィテルメトロポールの月餅なら大丈夫だろうと、買ってみてすごく残念な気持になった思い出がある。

 今晩食事にみえるお客様にお出しするデザートを考えたとき、日本からの出張者が街でみかける赤と金の箱はいったいなんだろうと思っているかもしれないので、月餅をお出ししてみようと思った。

 で、去年失敗したので、お友達に聞いてみると、ヒルトンホテルのがおいしいかな…?ということで、さっそく買いに行った。

 

 すごい人で見ている間にどんどん売れてゆく。

 8個入りが40万ドン(2000円弱)、結構高いなあ、これでまずかったら怒るぞ、とひとつお味見をしてみると、懐かしくて、おいしくて、ヒット。

 だけど、男性のお客様には甘過ぎて口に合わないのだろうな、でもこれは話題提供に使っちゃおうッと。


今年も松茸づくし

2010-09-12 15:55:20 | Weblog

9月12日

 今年も紀伊で松茸が出てたよ、とのオットの言葉に、食べに行きたーい、とわたし。

松茸は中国、雲南省からのお取り寄せ。

 去年もいただいてみて、かすかな香りを感じながら歯ごたえを楽しむものと割り切ると、これほどふんだんな食べ方はハノイでしか経験できないと思ってしまう。

土瓶蒸しにはじまり、何種類かの料理をいただいたなかで、松茸と牛肉の陶板焼きがヒット。

 松茸以上にジューシーでやわらかな牛肉に感動、ベトナムでこんなおいしい牛肉は始めてのこと。

 姉妹店から取り寄せた和牛肉という説明に、やっぱり…日本の…と納得。

 〆は松茸ご飯。

 しゃきしゃきとした歯ごたえのおおぶりな松茸を口いっぱいに味わって、残りはお持ち帰りにした。

今朝、ゴルフに行くオットに、お吸い物の香りをかぎながらご飯を食べてねと、市販の松茸のお吸い物といっしょに出したが、温めた松茸ご飯はほのかにかおっていて、懐かしい日本の秋の香りがすると、昨日よりも感じいってしまった。

 久しぶりの夜の外出は、来月の遷都1000年のイベントに向けて、ホアンキエム湖がライトアップされ様子が変わっていて、だからかどうかわからないが、バイクの洪水にちょっとびっくりした。


フラマリゾート

2010-09-10 16:16:05 | Weblog

9月10日

ダナンの宿泊は、フラマリゾート。

 このホテルはベトナムのリゾートの先駆けといわれているが、この頃は海岸にそってずらりと新しいリゾートホテルが建設中で、今後は大規模リゾート地として変貌してゆくのだろう。

ベトナム人が泳ぐのは早朝か夕方と聞いているとおり、6時前にもかかわらず、大勢の人が泳いでいるのにびっくり。

 思った以上砂浜が整備されていて、お目当ての貝殻もみつからない。

流木のオブジェがかわいらしかったが、残念なことに海水浴客の洋服置き場と化している。

この丸舟は以前も登場した、漁船。

そして、竹とロープで作られた素朴な魚のしかけ。

こんな道具でする漁はたかが知れていると思うけど、これで生活してゆけるのかなあ。

 人とバイクと車と喧騒と排気ガスのハノイの生活とはかけ離れた、南ののんびりとした生活ぶりに、気持が安らぐ。


ダナンの夕食

2010-09-09 23:03:58 | Weblog

9月9日

 ダナンは海産物の宝庫である。

オットの会社のダナン支点の女性お勧めの、以前もいったローカルのシーフードレストランにいってきた。

オーダーはいつも代わり映えせず、何度食べてもおいしい、いかの一夜干しの焼いたもの、厚い身の歯ごたえと口に広がる素朴な海のかおりがあきさせない。

 今回はグリルにしてもらったかにはいつも不思議なことに、どれにも子供がおなかにはいっていて、1匹を二人で分けて充分なくらい、身がつまっている。

 そしてタニシ、暗くてメニューを読むのが大変だったので、タニシののっている写真をオーダーした。

にんにくとしょうがの味がきいていて、油で揚げたタニシを炒めて濃くがあっておいしいのだけど、いかんせんタニシなので、中身をほじくりだして食べるのには、油がぎとぎとしていて手がよごれるのでなかなか手を出せず、これはオーダーミス、素朴にタニシを蒸したものにすればよかった。

 そのほか炒め麺や、炒め野菜や、カインチュア等もろもろとビールが1ダース以上、4人で160万ドン、ひとり、2000円くらいの勘定。

オットは30センチ以上の大エビを食べたいといったが、1尾270万ドン(1万5000円くらい)、しかも焼くだけ。

 観光できたのなら、話題に食べてみるところだが、なんせゴルフにきたのだから、無駄はしないと強行に反対。

 結果はごらんのように、えび1尾よりも安くておいしいシーフードがいただけたので、満足としよう。

 ただ、素材が新鮮なので、調理法は焼くか蒸すか炒めるかの3択、最初は新鮮だけど、慣れるともう少し手をかけたものが欲しくなって、次回は違うレストランにしようということになった。


ダナンゴルフツアー

2010-09-08 15:58:25 | Weblog

9月8日

9月4日、5日の週末でダナンのゴルフ場を制覇してきた。

ダナンはベトナム中部にあり、ハノイから飛行機で1時間10分、ここを基点にホイアン、フエ、ミーソンの世界遺産をめぐることができる が、今回はゴルフのみ。

 ダナンは、朝からカラリと晴れ上がった青空に白い雲、そして海からの風がさわやかに吹き抜ける、ハノイにない明るい気候である。

 去年、MONTOGOMERIE LINKSでプレーをしてきた。

今春グレッグ・ノーマンが設計した、DANAN GOLF CLUBがオープンした。

ふたつのゴルフ場は隣あわせの海岸沿いに広がるリンクスコースである。

 早朝8時10分ハノイ発、ホテルのチェックインをする前にDANAN GOLFに直行、シャワーも浴びずにホテルにチェックイン、夕食を食べてバタンと寝てしまい、起きて、チェックアウトをして、MONTOGOMERIEでプレーをし、そのまま飛行場に直行という、ゴルフのためだけのダナン行きだった。

 MONGOMERIE GOLFは、バンカーだらけのおそろしいコース。

 DANAN GOLFの16番は南シナ海に向かって打つグリーンのむこうは砂浜で、浜辺で遊んでいる人を横目にプレーする。

 

 どちらのコースも海岸沿いにあり、フェアウェー以外は砂で、どこでもバンカーという、海岸から遠いハノイにはないコースで、面白い。

 慣れたコースだと、落ち着いてプレーできるが、始めてのコースとなると、あたふたとしてしまい、終わってすぐに、もう一度攻略してみたいという気持になる。

その点MONGOMERIEは二度目なので、少し落ち着いてプレーができたように思える。

新しいゴルフ場のスタッフがみんな日本語で話しかけてくれるのは、ダナンでたくさんの日本人が仕事をしているということ。

 ホイアンの日本人街があった400年以上も前から深くつながっているという歴史を感じてしまった。