10月12日 秋晴れ さわやか
10月8,9,10日の三連休、近所の総合公園を中心に、「うらやす復興祭」と称するこのお祭りは終日天気に恵まれた。
「東日本大震災で甚大な被害を受けた浦安市には、各地から多くの支援が寄せられ、その支援のおかげで一歩ずつ前へ進んでいる市の姿をみてもらいたい」、というのがお祭りの趣旨となっている。
イベントは、マーチングパレード、ステージ、グルメに分けられ、パレードにはイギリス、ディズニーの仲間達、全国からの参加があった。
ステージは初日、浦安で撮った映画の関係で由紀さおりの出演があったり、フラダンスやショーで終日賑やか。
グルメはホテルや地元飲食店、物産コーナーと食欲をそそるものがある。
今が旬の千葉の茹でピーナッツ、大きさにびっくり。
で、私たちは8日、近所の団地とのテニスの交流戦に出場したあと、打ち上げを復興祭の会場ですることにした。
会場の飲み物は高いからと、スーパーで冷えていないビールやワインを買い(高いのはだめ、どれだけ安いかというのが決めて)、無料の氷をこっそりたくさん調達し、ダンボールに入れて自転車で運ぶ。
私達のブームはこのワイン、オーストラリア産、150円、どこでもワインと栓がグラスになっているので、別の飲み物にも回せてすこぶる便利。
お昼過ぎから飲み始め暗くなるまで座っていると、その前を多くの知り合いが通り過ぎ、話したり、一緒に飲み始めたり。
液状化で苦しんでいる浦安市、震災の2ヵ月後から住み始めた私の目には、戸建ての人たちの生活が特別大変だと思われるが、ぱっとみ、歩道に飛び出していた土管もなくなり、道路もだいぶ平坦になって通常の様子を取り戻しつつある。
話をするたびにでてくるあの震災の日の怖かった時間、その後の生活、ひとりひとりにドラマがあり、語られることは、当時いなかったわたしにもたやすく想像できる。
苦しい、大変とこぼすより、楽しいを前面に出して気分を盛り上げるのもひとつの方法。
あの時を、こんなかたちで、ひと時、楽しもう、に変えるエネルギーに、このお祭りで出会った。